
HOME > 施工事例 > 中野区南台にて、遮熱・断熱効果のあるダンネストを使用しての屋.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
中野区南台にお住いのお客様より雨漏り調査のご依頼いただいたことが工事のきっかけでした。
お問い合わせの内容としては長年サッシ周りからの雨漏りにお困りとのことで何度か違う業者に依頼して補修をしてもらったが止まらず、今回こそは止めたいとのことでご依頼いただきました。
原因箇所いくつか目星をつけることはできましたが、確実にここだという断定まではできないので足場を組んでの散水試験のご提案をさせていただきました。散水試験は非常に原始的な方法で散水ホースで怪しい箇所に水を撒いていく試験なのですが、雨漏りの調査には一定の効果があります。条件によっては散水試験で判断つかない場合もあるのですが、ほとんどの場合は原因の特定ができます。原因も分からないまま工事をしたとしても本当に大丈夫なのかご不安が残ってしまうだけなので、お勧めいたしません。とりあえずの工事ではなく、目的に応じた工事を行うようにいたしましょう。
また、屋根の方もスレートが敷地内に落ちてしまっており、どこか破損してしまっているのではないかという事でしたので屋根に登らせていただき確認したところ、ちょうど腰折れ部分の始まり部分にてスレートの破損が確認出来ました。スターター部分まで割れてしまっておりましたので自然に割れたという事は考えにくい状況です。火災保険に加入されているとのことでしたので保険を使用しての補修工事のご提案をさせていただきました。
満額とはいきませんでしたが火災保険もおりましたのでお客様のご負担も少なくできました。
屋根の補修工事は足場を組んでの作業になりますのでせっかくだからと屋根、外壁塗装のご用命もいただきましたので今回は屋根の塗装工事の様子をご紹介させていただきます。
まずは工事前の下準備です。
高圧洗浄をかけて既存のスレートに付着した塵やほこりを落としていきます。表面についてしまっている苔や旧塗膜を落としていきます。
これが残ったまま洗浄してしまいますと塗膜の浮き剥がれにつながってしまいますので注意しましょう。
今回使用する塗料のご紹介です。お客様が夏の暑さを気にしていらっしゃったので遮熱塗料のご提案をさせていただきました。
使用したのはSG化学のダンネストという塗料です。あまり聞きなじみのない塗料かもしれませんが、通常の遮熱塗料とは異なり断熱効果をうまく利用した塗料です。
似た塗料にガイナやキルコ(旧:キルコート)がありますが、それらの塗料にも引けを取らない性能を持っております。
塗料の分類としてはピュアアクリル100%の塗料で非常に弾性も高く、耐用年数も15年程とフッ素塗料に負けずとも劣らない性能があります。
左の写真はダンネストを塗った鋼板と何も塗っていない鋼板の照射試験の様子です。こちらの温度は表面の温度ではなく、裏面の温度を測っておりますので実際に屋根に日光が当たった場合の屋根材裏面の温度という想定の試験です。無塗装の板金と比べると約20℃もの差が生まれました。
また、右側の写真に関しては何の試験かというと、左の照射試験後に氷をおいて熱をどれだけ保持できるか(断熱効果)の試験になります。他社の塗料が10℃台まで温度が低下した一方ダンネストは20℃以上の温度を保持しておりました。
これらはあくまでもテーブルテストという事ではありますが、高い性能を示唆していると考えられます。
性能のメカニズムとしてはダンネストには中空ビーズという細かな粒子が混ぜられており、塗膜を形成する際にその中空ビーズが空気の層を作ることで遮熱・断熱効果を発揮するというものです。
夏場の場合は表面で反射しきれなかった熱エネルギーの伝導を緩和し、室内への熱の侵入を抑えます。冬場は逆に温められた室内の温度の流れを緩和することで熱の放出を防ぐというしくみです。
実際に屋根、外壁塗装でダンネストを使用させていただいたお客さまからは、2階に上がる際のムアッとした感じがかなり軽減されたように感じるとのお言葉もいただけております。
これからの季節にはもってこいの塗料だと思いますので興味のある方はお気軽にお申し付けください。
それでは屋根の塗装を行ってまいります。
まずは下塗り材の塗布です。ローラー等使用してスレート表面に塗布していきます。
下塗り段階でかなり日光を反射しており、屋根にいるだけでかなりまぶしく感じました。色が白という事もありますが、通常の塗料ではあまりない光景です。
下塗り作業が完了しましたらタスペーサーを入れていきます。
タスペーサーは縁切り作業に使用される部材でスレートの隙間が塗料で埋まってしまうのを防ぐ働きをいたします。
ただ、ダンネストは多少粘性が強い塗料なので、塗装後の縁切り確認は欠かさずにおこないます。屋根の塗装を行うにあたって縁切り作業は非常に重要で、ここの手を抜いてしまうと後々雨漏りの原因にもなってしまいますのでお気をつけください。
タスペーサーの設置が完了したら中塗り作業を行っていきます。
中塗りは上塗りと同様の塗料を使用して行います。中塗り上塗りと2回塗ることでしっかりとした塗膜を形成して耐久性を保持します。
上塗り作業の様子です。上塗りが直接仕上げになるのでより丁寧に塗り上げていきます。
上塗り作業が完了いたしました。もともとは艶のない塗料ですが、塗った後すぐは水っ気があるので多少テカテカはしております。
乾燥後はこういったテカリも少なくなり落ち着いた雰囲気の仕上がりになります。
屋根の塗装工事が完了いたしました。
もともとの質感とは異なりますが、つや感のないマッドな仕上がりになりました。
基本的に屋根の色に関しては調色対応が難しいケースがほとんどです。特に今回のような遮熱塗料の場合は色ごとに反射率なども異なり、メーカーの方で日塗工の色全部を調べているわけではないので基本色の中からお選びいただくことが無難かと思います。
ダンネストの色味は基本的にパステルカラーの薄い色味のものが多くありますが、カラートップを使用すればある程度決まった色にはなりますが、濃い色も出すことができます。
その際はカラートップの材料および、塗装工程が1工程増えてしまいますので予めご了承ください。
お客様もせっかく遮熱効果の高い塗料を使用したからこれからの季節が来るのが楽しみだとおっしゃっておりました。
屋根の塗装工事は税込470,800円から承っております(屋根面積60㎡まで、遮熱塗料使用の場合)。屋根の形状や使用する塗料によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年05月10日時点での費用となります。【工事前】
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サーモアイで屋根塗装!遮熱塗料なら暑さ軽減?【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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