葛飾区水元で雨漏りを起こした鉄板波板屋根を葺き替え工事しました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
葛飾区水元で不動産管理会社様から管理している建物の雨漏りで困っているという事で私たち「街の屋根やさん」にお問い合わせを頂きました。雨漏りを起こしていたのは自動車整備工場の建物の一つでした。梅雨に入り雨が多い中、調査も雨の日だったのですが事前にお話を伺い建物が平屋である事を教えていただいておりましたので予定通りお伺いさせていただきました。雨の日という事で実際に雨漏りをしている場所も見ることが出来たため原因究明も早く、原因としては令和元年の秋に関東地方を襲った二回の大きな台風の影響で屋根の一部が破損して起きておりました。建物オーナー様がご加入の火災保険を使用して現状復旧を図りつつ屋根の状態は雨漏りが起きないようにしっかり直したいという建物オーナー様の意向に沿って屋根葺き替え工事をご提案させていただき、コストパフォーマンスと耐久性に優れたガルバリウム鋼板波板を使用した屋根葺き替え工事をご契約いただき工事を行う運びとなりました。
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 金属屋根葺き替え工事 ガルバリウム鋼板
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 1日間
- 築年数
- 40年
- 平米数
- 38㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- O社様工場
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 5年間
- 【工事内容】
- 金属屋根葺き替え工事 ガルバリウム鋼板
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- ガルバリウム鋼板製波板0.35mm、ガルバリウム鋼板製棟板金0.35mm
- 施工期間
- 1日間
- 築年数
- 40年
- 平米数
- 38㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- O社様工場
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 5年間
点検
葛飾区水元のお客様から雨漏り修理のご相談を私たち「街の屋根やさん」に頂きました。直接ではなく賃貸されている不動産管理会社様経由です。雨漏りを起こしているのは自動車修理工場の屋根とのことでした。あいにくの雨の日の点検となりましたが、逆に雨漏りの現状が見ることが出来そうです。実際に現場調査に伺った日も雨漏りが起きておりました。塗装を行うブースでの雨漏りでお客様もとても困っている状況だそうです。
室内の雨漏り箇所の確認をさせていただきました。塗装ブースとのことで建物の中にまた建物がある状態ですがその天井から雨げ降ると、ポタポタと落ちてくるようです。写真ではお伝えにくいのですが確かに水滴がついており雨漏りしておりました。建物で言うとちょうど中間近辺のようです。いつ頃から雨漏りが発生したのかお聞きすると、昨年の秋ごろとのことでした。昨年の秋ごろといえば台風15号(令和元年房総半島台風)、台風19号(令和元年東日本台風)と強力な台風があった時期です。雨漏りの発生している位置からも建物の「棟」周りに何か異常が発生している可能性を考えました。
建物内部の確認が終わったころ、ちょうど雨も小降りになったので、屋根にのぼって調査をさせていただきました。金属小波の波板屋根が目の前に広がります。乗る事を躊躇する位のサビ付き具合でしたが釘位置を念入りに確認しながら棟方面に登って屋根に障害が無いか確認していきました。
屋根の頂点「棟」付近には一部更にサビが酷い屋根面がある事がわかりました。一か所だけそのような状態になっているのも不自然と感じ、慎重に反対側へ廻ると二重に葺かれている屋根の一重が無くなっている状態でした。棟の板金は大きく抉れ、強い力を受けたことが想定されます。室内で発生している雨漏りもほぼ位置関係が合うのでおそらく原因はこの棟と剥がれた屋根部分にあると断定いたしました。雨漏り発生に時期からも、台風の被害を受けたものと考えられます。火災保険にご加入とのことで火災保険での現状復旧申請見積は作成させていただいたのですが、全体的に劣化の進んだ屋根の為、今後の事を考え金属波板屋根部分の葺き替え工事を勧めさせていただきました。建物オーナー様もしっかり直る工事をご希望でしたので、波板屋根葺き替え工事をご契約、工事を承る事になりました。
工事
この7月は、ほとんど晴れたという記憶が無いくらいの雨続きでなかなか工事に入る事が出来ませんでした。同じ都内でも江戸川区と葛飾区では天候が違うくらいな不安定な状況で、また天気予報も刻々と変わるため頭を悩ませられましたが、曇りベースで雨の確立が非常に低い日に何とか着手することが出来ました。二重になっている金属波板を剥がすことから作業は始まりました。一枚目の金属波板を剥がした様子です。どのくらい前に施工されたのかは定かではありませんが、きっと以前も雨漏りがあって被せたのだと思われます。新型コロナウイルス感染・拡散予防を措置をとっての作業となります。
二枚目の金属波板を剥がすと下地が現れました。比較的年数の経った波板屋根の工事をすることが多いですが、そのような場合は防水紙が敷かれていないことも多いのですが、今回の屋根は防水紙が敷かれていました。ただし雨漏りを起こしていた部分の防水紙は切れていたとのことで、雨漏りの原因は二重に葺かれた金属波板屋根でおさまっていた雨漏りが昨年の台風で一部飛ばされたことにより再発したものと考えられます。
金属波板の撤去後に、新たな屋根を葺くための桟を入れていきます。今回の屋根葺き替え工事で使用するのも同じ金属波板です。ただし非常にサビに強いガルバリウム鋼板製の波板を使用いたします。厚みは0.35mmです。おそらく既存屋根に使用されていた波板は0.27mmと思われますので0.08mm厚くなっています。金属でのこの厚みの差は大きな差になります。縦葺きに施工していきますので下地の桟は棟と平行に設置していきます。桟の間隔は455mmとなっています。
防水紙は軒先側から棟側に平行に約100mmの重ね部分をとって平行に敷設されています。防水紙の敷設が終了したらいよいよガルバリウム鋼板製波板屋根葺きとなります。
ガルバリウム鋼板製波板屋根葺きはコストパフォーマンスに優れています。その上縦葺きの屋根材となるため屋根の途中からの雨漏りに対しても強いです。「流れ」といわれる棟から軒先までの長さに合わせて工場で作成してもらっておりますので「1枚物」で施工できます。繋ぎ目がないメリットをご理解できるでしょう。建物は微妙に直角がズレておりますので棟側と軒側で位置の調整を行いながら位置決めをしていきます。位置決めをしたら新しく設置した下地の桟にステンレススクリュー釘を使用して固定していきます。
屋根材の固定が終わると最後の棟おさめとなります。今回施工させていただいた屋根は半分が小波スレート屋根、もう半分が金属小波屋根となっておりました。小波スレート屋根の棟に差し込むように金属小波屋根の棟も納めて工事は終了となります。
完成
工事の途中、パラパラと雨の降る事もありましたが、すぐに止み工事には支障なく済みました。途中で継ぎ目のないガルバリウム鋼板製波板もキレイに納まりました。
これからまた台風シーズンがやってきますが雨漏りも無くなり安心していただけると思います。
小波スレート屋根との絡みもしっかり納まっております。工事終了の写真を確認された建物オーナー様も安心されておりました。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
葛飾区で令和元年房総半島台風・令和元年東日本台風によって被災してしまった方へ
2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。葛飾区にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。
葛飾区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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