江戸川区でパラペットのある瓦屋根雨漏りを屋根部分葺き直しと際谷加工で雨漏り改修工事
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
江戸川区のM様のお住まいは三階建ての住宅です。屋根はパラペットのある和瓦葺きの屋根となっております。以前から若干の雨漏りにお悩みだったそうですが、軽微だったこともあり建築知識のあるお知り合いに修理を依頼されて対応をされていたそうです。ただ、ここ最近の強力な台風が続いたせいか雨漏りも酷くなってきてしまいどこに頼んだらよいのか?とお困りになられインターネットで弊社をご覧いただき雨漏り改修工事調査のご依頼を頂きました。調査に伺ってまず気になったのはパラペットです。パラペットと屋根の際が良く雨漏りを起こすことが多いからなのですが、実際もM様のパラペットと瓦屋根の際から雨漏りが発生しておりました。調査の写真と雨漏りの発生原因を図に描いてご説明差し上げてご納得を頂き、雨漏りを起こしている際谷の加工とその工事に伴う瓦屋根部分葺き直し、棟部分取直し工事のご依頼を頂きました。工事後、本格的な雨が降っていないため雨漏りはもちろんしておりませんが原因はシッカリと取り除いておりますのでM様にもご安心していただいております。
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 屋根葺き直し その他の工事 際谷加工工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 2日間
- 平米数
- 10㎡
- お施主様
- M様邸
- 【工事内容】
- 屋根葺き直し その他の工事 際谷加工工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 改質アスファルトルーフィング,軽量シルガード,ガルバリウム鋼板製際谷(加工品)
- 施工期間
- 2日間
- 平米数
- 10㎡
- お施主様
- M様邸
【雨漏りの原因を調査】
三階のすぐ屋根の下の部屋の天井に大きな雨漏りの跡がありました。部屋の中心から少し離れた場所ですが窓際に近い部分でした。中心に近いということは「棟」廻りも雨漏りの原因になっている可能性があります。部屋の雨漏り位置を頭に入れながら、屋根の上の調査に入らせていただきました。屋根の上はビックリするほど見た目はキレイで瓦の割れや棟の崩れ、もちろん瓦のズレさえありませんでした。棟付近にある汚れはアンテナが立っていた部分で錆び汁による汚れと思われます。
屋根の妻側はパラペットになっておりました。屋根表面は全く問題が無かったことを考えると原因はこのパラペット廻りしか考えられませんでした。そこでパラペット廻りで雨漏りを起こしている瓦を数枚外してみるとM様邸の雨漏りの原因が見えて参りました。
瓦とパラペットの間は板金で谷が作られています。その谷に不自然な汚れや泥のような物の堆積している跡が見受けられました。また、雨漏りを防ぐはずの防水シートも一部が破け野地板が見えてしまっている部分も発見されました。
この堆積している泥のようなものは棟の内部の土が流失したもの考えられます。私どもの作成している瓦屋根の棟取直しのブログや施工事例でも出ている通り、瓦屋根の棟の内部には「土」が入っていることがわかると思いますが、M様邸の雨漏りも棟の端の「巴」部分の蓋になっていた漆喰が脱落し、内部の土が風雨により崩れ、パラペットと瓦の間の雨水を排出させる「谷」を堰き止めたことで瓦側に雨水が流入し破けていた防水シートの部分から天井内部に流れ込んだことが原因と考えれました。
【雨漏りを改修する工事(屋根部分葺き直し)】
調査から、M様邸の雨漏りを改修するには、最低限雨漏りを起こしている部分の屋根「部分葺き直し」が必要となり、そのためには棟の一部を解体、部分葺き直しをする部分の瓦を脱着、新しい改質アスファルトルーフィング(防水シート)を敷設、防腐剤を注入した瓦桟(瓦を引っ掛けるための木材)設置、そして今回の工事の要でもある「瓦側に雨水が流れ込みにくくするために瓦側への板金の立ち上げを既存品よりも高くしたガルバリウム鋼板製際谷」の加工品を設置していきます。
「工事手順その①」 既存瓦棟を解体(約2m)。冠瓦を外し、のし瓦も外すと際谷を詰まらせた原因にもなった「土」が露わになります。完全に平瓦も外した状態を見ると際谷の途中、2カ所で防水シートが他よりもキレイになっている部分が見られます。キレイになっている防水シート部分に雨水が流れ込んだと思われます。棟に近い側が大きな雨漏り跡を作った部分です。
「工事手順その②」 既存の瓦桟を撤去し、部分葺き直しをする面に新しい防水シート(改質アスファルトルーフィング)を敷きます。そこに外した平瓦を戻していきますが、瓦を引っ掛けるための新しい瓦桟を設置いたします。瓦桟に使用されている木材は腐食に強く成る様に防虫防腐剤を浸透させたものを使用しています。
「工事手順その③」 今回の工事の目玉とも言える「際谷板金設置工事」です。既存谷は残しつつ上に被せてはおりますが、瓦側に来る板金の立上りを既存の物より高く作成し水が瓦側に入りにくいようにしております。万一、ゲリラ豪雨で谷の排水許容量を超えて瓦側に入るようなことが有ったとしても防水シートを新しくしておりますので雨漏りに繋がる可能性は極めて低くなります。
工事手順その④ 平瓦も戻し、板金も施工し終わった後は最後の工程となる「棟積み上げ」になります。既存は棟の中心部に粘土を盛りつけているのは最初の解体の工程でも出ていたのでお解りかと思いますが新規の棟は粘土にあたる部分から粘土を覆う形で施工される「しっくい」の部分までも一体型ですむ「南蛮しっくい」の一種「軽量シルガード」を使用して積み上げを行っております。
面積も大きくない部分葺き直し工事だったので、工事期間は2日間で終了となりました。冬場のこの時期は雨が降ることも非常に少ないため屋根工事など天候に左右されやすい工事を行うには最適かもしれません。
【工事完了後】
棟をとりなおした部分と取り直していない部分は銅線の色でわかります。取り直していない棟もシッカリとしており棟瓦のズレなども起こしておりません。
棟の端の部分、巴(ともえ)が崩れ、今回の雨漏りの原因になっておりました。南蛮しっくい(軽量シルガー)とシリコンコーキングを使い頑丈に修理しています。
瓦側の立ち上がりを高くした錆に強く丈夫なガルバリウム鋼板製の谷板金を使用いたしました。瓦側への雨の浸入も余程の事が無い限り起こらないでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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