
HOME > 施工事例 > 豊島区で破けたシート防水からウレタン塗膜防水へ再防水工事を実.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
豊島区のK様は、度重なる雨漏りにお悩みでした(>_<)
雨漏りはキッチンの天井に発生し、カビが生えてしまうほど雨の日には漏ってくるそうです。
いったいどこから雨漏りをしているのでしょうか?
キッチンの直上はベランダになっていました。
シート防水で防水工事を行ったようです。
ここは防水工事を8年ほど前に実施をしたそうで、今回の雨漏りが初めてではないそうです。
それであれば通常、防水工事の施工保障は10年程度はあるはずなので、施工会社に確認してみては?とお話をしたところ、どうやら辞めてしまったのか連絡が取れなくなってしまったそうです(-_-;)
見た感じとしては問題が無さそうに見えたのですが、良く見てみるとシートの継ぎ目部分には「浮き」が発生していました!
また、浮きの出ている部分周辺は、水の流れの勾配が悪く、雨上がりには必ず水が溜まってしまうそうです。
この辺りは、雨漏り原因の可能性が高そうです。
他にも、雨漏りに繋がりそうな部分を確認していくと、ベランダの壁部分の笠木がグラグラであるのと、継ぎ目のシーリングが切れていたり、板金上部から打ち付けている釘部分が見えていたりと、補修が必要な部分も確認できました(-_-;)
点検の結果から、漏水の大きな原因はシート防水の浮きで、何かしらの原因で水が入ってしまったと考えられます。
対策としては、既存シート防水を剥がし、新たにウレタン塗膜防水で再防水工事を実施、その他原因となりそうな部分を補修していく工事内容でご納得頂き、工事を承らせていただくことになりました。
天候が良い日が数日続く日程を選んで、いよいよ工事を実施していきます!
防水工事は、一日にできる作業が限られてしまいます。
その為、天候が続く日程で工事を順調に進めてゆくことが大事です!
ベランダの上は、お客様が荷物を片付けておいてくれたので大変作業がやりやすくなっておりました(*^^*)
既存シート防水を剥がしていきます。
大胆にカッターナイフを使ってザックザック切っていきます!
切っていくと当然裏側が見えてくるのですが、雨も降っていないのにビシャビシャです(>_<)
このシート防水は全面が下地に密着しているわけではなく、一部が固定されています。(機械的固定工法と言われます。)
その為、どこかから水が入ると状況によってはシートの下に水が廻ってしまいます。
シートを剥がしながら、シートの切れている部分を発見いたしました。
ここからも間違いなく水が入っていたでしょう。
また、ベランダには二階の屋根からの雨水が集まる様に樋が設置されていましたので比較的雨が少なくても、ベランダに集まる水は多くなってしまいがちです(-_-;)
スペースを広く使う為にも撤去したシートは下におろしておきます(^▽^)/
シートを撤去した下には絶縁シートが現れますが、このシート自体には防水性は有りませんのでシートが切れてしまうと水が漏ってしまう原因となります。
一番水が多く集まる排水口まわりも何やら怪しげな雰囲気でした(>_<)
絶縁シートは置いてあるだけなので比較的すんなりと剥がすことが出来ました!
問題はここからです。
職人が座りながら作業しているのは、もともとの下地の調整を行っております(*^^*)
シートを剥がしてわかったのはもともとはウレタン密着工法で防水がされていたことでした。
このウレタン塗膜の密着していない部分をカッターやカワスキを使用して取り除けるだけ取り除いていきます。
この作業が1日目の作業で一番大変な作業でした(-_-;)
私も微力ながらお手伝いに加わらせていただいていい汗かかせてもらいました(*^^*)
とにかく剥がせるだけ剥がしまくります。
また、雨漏りをしていたせいもあるのでしょうが、元々のウレタン防水面にも大小さまざまな膨れがあり、そこを切ると水が飛び出してくる、という事の繰り返しを延々と3時間ほど行ってなるべく下地を平滑にしていきます。
ウレタン密着工法防水の下はモルタル抑え防水となっていました。
このクラックが元々の防水工事をおこなうキッカケとなった雨漏りを引き起こしていたのでしょう(-_-;)
かなり太く長い亀裂も見られました。
大きな欠片は手で取り、細かな物はほうきでかき集め、下地剥離作業はひとまず終了となりました。
少し休憩をはさんでから、下地調整剤を塗布していきます。
これを全面に塗布して1日目の作業は終了となりました。
下地の剥離に想定以上の手間がかかりました。こればかりは剥がしてみないとわからないので仕方ありません。
事前の想定がスムーズな工事につながるので、お客様のご記憶の範囲でなるべく詳しく状況をお聞きしております(^▽^)/
1日目に下地調整まで行いましたが、乾いたときに残りの取り切れていない既存ウレタン塗膜が浮いてくることがありますので、さらにもう一度カワスキを使ってケレン作業を行いました!
ここからが本格的な防水工事となってまいります。
今回の防水工事はウレタン塗膜防水、通気緩衝工法にて行います。
通気緩衝シートを敷設するために、プライマーを塗布していきます。
立上り部、平場部にプライマーを塗布します。
プライマーこの上に貼られる物への接着性を向上させるために塗っていくものです。
塗装の下塗り材と同じ役割ですね(^▽^)/
プライマー塗布後は、通気緩衝工法用のシートを貼り付けていきます。
このシートの格子模様にそって下地の通気を行うことで、水蒸気による膨れを防止します!
また、1日目の作業の時に剥がした絶縁シートと異なり、防水性も兼ね備えています。
ドレン周りには必ず改修用鉛ドレンを設置します。
デメリットは既存排水口よりも排水穴がどうしても小さくなってしまう事です(-_-;)
通気緩衝工法用シートの端部にテープ処理を行い、シート敷設、改修用ドレン設置、脱気塔取り付けが終了いたしました\(^_^)/
2日目は中塗りまでを行います!
防水塗料となるダイフレックス社DSカラー・ゼロを使用します。
立上り部にはメッシュ補強を入れて中塗りを行います。
立上りだけでも数回塗り重ねを実施いたしました(*^^)v
防水層が出来上がり始めましたね。
塗膜の乾燥もあるため、2日目は1層目までで終了です(*^^*)
3日目の作業は2層目のウレタン塗膜形成になります!
立上り部、平場部とウレタン防水塗膜を仕上げていきます(^^♪
2日目よりも塗膜の厚みが増してきましたね!
残念ながら3日目の作業はここまでで終了となります(>_<)
防水工事、特にウレタン防水工事はこの様に1日でできる作業が限定されてしまうのがデメリットですね(-_-;)
作業4日目に入ります。
4日目は仕上げのトップコートを塗布していきます。
ウレタンは紫外線に弱いため、必ず保護するためのトップコート剤を塗布する必要があります(-_-;)
このトップコートも数年に1回は塗り替えを行ってあげることで、ウレタン塗膜防水の性能を最大限生かしてあげることが出来ます!
また、ウレタンは熱にも弱いので、火の付いたタバコを落としたり、バーベキューなども行わない様にしてください(^▽^)/
点検時に気になっていた、笠木部分の補修や、念のために手摺根元部へのエポキシ樹脂注入まで行いました。
壁のクラックも可能な限り、コーキングでの補修ですが実施し、窓枠廻りの亀裂もコーキング処理を行っています。
これでベランダからの雨漏りはもう心配することは無いでしょう(^▽^)/!
記事内に記載されている金額は2023年11月16日時点での費用となります。
【工事完了後】
雨水の排出口から集水マスにホースで直接流入させることで、集水マスのオーバーフローを防ぐとともに確実に排水させます。この集水マスのつまりによる雨漏りも結構多いので要注意です。
今回の雨漏りとは直接的に関係は無い部分でしたが、キッチン窓の庇の上まで開いていた亀裂をコーキング処理ですが埋めさせて頂きました。
今回の雨漏りとは直接的に関係は無い部分でしたが、キッチン窓の庇の上まで開いていた亀裂をコーキング処理ですが埋めさせて頂きました。
ベランダ壁の笠木ですが、交換をオススメしています。その間の応急処置的に釘部などへのコーキング処置を行いました。笠木上部からの雨漏りも築年数が長い家屋の場合は十分考えられますので必要な箇所は補修を行いましょう。
防水工事で雨漏り防止!陸屋根・屋上のチェックポイント【プロが解説!街の屋根やさん】
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