ゴムアスファルトルーフィングは雨漏りを起こしにくい屋根に仕上げる優れもの!
更新日:2023年11月16日
屋根工事を行う際、皆さんが注目しているのはおそらく瓦や化粧スレートなど屋根材かと思います。
デザインや耐久性、コストを考慮した上で決められるかと思いますが、実は室内への雨水浸入を防いでいる要は屋根材ではなく、防水紙やルーフィングと呼ばれる下葺き材であるということをご存知でしょうか?
そしてこのルーフィングには種類がいくつかあり耐久性も異なります。そこで今回はルーフィングの役割、種類からぜひお薦めしたいゴムアスファルトルーフィングの特性についてご紹介したいと思います!(^^♪
防水紙(ルーフィング)の役割とは?
防水紙やルーフィングと呼ばれる下葺き材の役割は、ずばり雨水を室内に浸入させないことです!٩( ‘ω’ )و
「屋根材で防いでいるんじゃないの?」と思いますよね?確かに屋根材がほとんどの雨水をブロックしていることは確かです。
瓦も金属屋根材も太陽光や雨水に晒され続けながら大切なお住まいを守り続けています。しかし100%ではありません!
というのも屋根材には必ず隙間が出来ていますので、わずかな雨水が屋根材の下を流れているのです。その流れてきた雨水が室内に浸入することを防いでいるのが防水紙・ルーフィングの役割なのです。
つまり屋根材に異常が見られなくとも防水紙に穴が開いていれば雨漏りを起こしてしまいますので、屋根カバー工法や葺き替え工事、葺き直し工事を行う際にはルーフィングもセットで葺き直す必要があります(>_<)
ルーフィングの仕組みと種類
ルーフィングの主な原料は、道路の舗装にも使用されているアスファルトです。それをフェルトや布・紙などにゴムや繊維などと融解させ染み込ませて厚み約1㎜に仕上げたものが防水紙です。
その中でもいくつか種類が分かれていますがここでは多く使用されている2点をご紹介します!
① アスファルトルーフィング
耐水性がある布や紙にアスファルトを染み込ませ、両面をアスファルトで覆い更に鉱石粉を固着加工したもので、現在多くのお住まいで使用されている一般的なルーフィングです!
普及したのは関東大震災のころですが、土葺きの瓦が地震で大量に落下したことが関係しているのかもしれませんね。
② 改質アスファルトルーフィング(ゴムアスファルトルーフィング)
アスファルトの性能を強化させ、耐久性・耐水性共にアスファルトルーフィングよりも優れたものが改質アスファルトルーフィングと呼ばれる防水紙です。ゴムアスファルトルーフィングとも呼ばれるルーフィングは、改質アスファルトルーフィングを指していますので同じものだと考えていただいて大丈夫です!(^^
ちなみに通常のルーフィングはステープルと呼ばれるコの字型の針で留めているのですが、改質アスファルトルーフィング・ゴムアスファルトルーフィングには粘着タイプのものもあり、これは穴を開ける心配もルーフィング同士の隙間ができる恐れもありません。
私たち街の屋根やさんも、風が強い地域や緩勾配屋根を中心に粘着型ルーフィングをお薦めさせていただいております!
改質アスファルトルーフィング(ゴムアスファルトルーフィング)の優れた性能
防水紙はほかにも様々な種類がありますが、現在最もおすすめなのは改質アスファルトルーフィング(ゴムアスファルトルーフィング)です。その理由は以下になります!
1. コストパフォーマンスに優れる
防水紙には安価なものから高価なものまで存在します。最も高耐久・高価とされているマスタールーフィングはなんと60年以上の耐久性を誇るようでぜひお使いいただきたいのですが、やはり費用面が心配という方もいらっしゃいます(>_<)
対して改質アスファルトルーフィング(ゴムアスファルトルーフィング)は比較的安価ですが、アスファルトルーフィングよりも耐用年数が長くおよそ20年前後です。ちょうど屋根材のメンテナンス時期にも差し掛かりますので、雨漏りを起こすことなく新たな屋根材に変更させることも可能です。
2.シール性に優れ雨漏りしにくい
先ほどもご紹介しましたが、防水紙は通常ホッチキスのようなコの字型の針で固定しています。
そしてその上に屋根材をビス等で固定します。施工直後は全く問題ありませんが築年数が経過するほどに徐々に開いた穴が広がり雨漏りを起こすリスクが高まります…(/_;)
しかし改質アスファルトルーフィング(ゴムアスファルトルーフィング)はルーフィングそのものが開いた穴を塞ぐシール性を持ちます。そのため通常のアスファルトルーフィングよりも防水性・耐久性に優れており雨漏りを起こしにくい屋根に仕上げることができるのです!
まとめ
屋根工事を行う際に最も大事なのは下地です。野地板が腐食していれば屋根は歪みますし、安価なルーフィングを使用すれば屋根材の耐用年数よりも早くメンテナンスが必要になってしまう可能性があります。
このようなことが起きないよう、屋根材だけに固執せず、屋根業者がどのルーフィングを使用しているのかを一度聞いてみるのも良いかもしれませんね(^^)/
記事内に記載されている金額は2023年11月16日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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