
HOME > ブログ > 葛飾区の防水工事、通気緩衝工法の施工はこのように行われます
更新日:2017年2月18日
葛飾区でベランダの再防水工事を実施いたしました。ウレタン防水塗料を使用する通気緩衝工法ですが、「平場」と呼ばれる平らな部分と「立上り」と呼ばれる部分では施工方法が少し違います。ダイフレックス社の仕様書にのっとって作業の流れを見ていきましょう。今回の通気緩衝工法は二液形ウレタン防水塗料を使用したDST工法という施工方法です。
既存ベランダ面を高圧洗浄して汚れを取り除きます。もちろん雨漏りをしている場合は高圧洗浄が出来ないので手作業でキレイに掃除をおこないます。残念なことに季節によっては一日の作業が洗浄清掃だけで終わってしまうこともあるんです。清掃が終わった面には下地補修としてカチオン系フィラーで処理を行います。お客様のベランダはかなり大き目なクラックが入っていました。汚れたままでは分からないものですね。この後はシートを貼るためのプライマーを塗布していきます。
通気緩衝シートを貼り、継ぎ目と端部の処理を行っています。防水はベランダを言ってみれば「水槽」と考えます。水槽は漏ったらまずいですよね。水が漏れない様に確実に処理を行います。このシートが通気を行ってくれるのですから化学はすごいですね。
端部処理、立ち上がりのメッシュ補強が終わったらシートを通ってきた水蒸気を放出させるための「脱気盤」や「脱気塔」を取り付けます。この仕組みで塗膜が膨れてしまうことを防いでいます。なぜ塗膜が膨れたらいけないのかは、膨れてしまうとそこから防水層が切れやすくなりますよね。またベランダ改修工事では必須ともいえる「改修用ドレン」も設置いたします。これは鉛製です。既存のドレンの穴の中に入る様になっているので排水口の口径はひとまわり小さくなります。鉛製なのは既存面に密着させるのに柔らかく加工がしやすい事もあります。
いよいよ防水層の作成工程です。ダイフレックス社のDSカラーという防水材を二層にわたって施工します。
最後の処理はベランダの笠木に乗っかってローラーを延長する柄で塗ります。そうしないと逃げ場がなくなっちゃいますからね。この工程も一日で一工程しかできないときもあります。防水工事は時間が掛かるため費用が比較的高めになるんです。
最後の仕上げはトップコートの塗装です。ダイフレックス社のエクセルトップというトップコート剤を使用いたします。皆さんが良く勘違いしがちなのがこのトップコートが防水の役割をしていると思われることです。このトップコートはあくまでもこの工程の前におこなった防水層の紫外線保護が目的なのです。似たようなものはホームセンターにも販売されているのでご自分で塗られた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。少しの間は塗膜によって雨漏りをしていたのも止まった、という話も聞きますが肝心の防水層が傷んでいたら恒久的な解決にはなりません。「防水は高いから」と敬遠されていてもやはりプロによる確実な施工で安心を手に入れた方がずっとお得ですよ。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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