
HOME > ブログ > エスジーエル鋼板に欠点はある?後悔しないためのポイントを解説.....
更新日:2025年06月09日
エスジーエル鋼板は、近年注目されている高耐久な金属屋根材です。
ガルバリウム鋼板の進化版とも言われ、その耐食性の高さから人気が高まっています。
しかし、「良いことばかり」ではありません。
どんな素材にも短所や注意点はあるものです。
今回は、エスジーエル鋼板のデメリットに焦点を当て、後悔しないための選び方のポイントを解説します。
エスジーエル鋼板(SGL鋼板)は、ガルバリウム鋼板をさらに進化させた次世代の金属屋根材です。
マグネシウムを加えた合金めっきにより、耐食性(サビにくさ)が飛躍的に向上し、長寿命であることが特徴です。
近年では、戸建て住宅のリフォームやカバー工法でも広く使われるようになっています。
しかし、性能が高いからといって「絶対に後悔しない屋根材」とは限りません。
ここからは、エスジーエル鋼板を選ぶ前に知っておくべき主なデメリットについてご紹介していきます。
エスジーエル鋼板は、その優れた耐久性ゆえに、初期費用が高くなりやすい点がデメリットの一つです。
特に、一般的なスレート屋根材(化粧スレート)と比べると、材料費・施工費ともに1.5倍〜2倍程度かかる場合もあります。
もちろん、耐用年数が長いため長期的にはコストパフォーマンスが良いという見方もできますが、「初期費用を抑えたい」と考える方にはややハードルが高く感じられるかもしれません。
金属屋根であるエスジーエル鋼板は、スレートや瓦と比べて断熱性・遮音性が劣るというデメリットがあります。
夏場には太陽光の熱をそのまま吸収しやすく、2階の室温が上がりやすい傾向があります。
また、雨音や風音が室内に響きやすいというのも金属屋根共通の弱点です。
これをカバーするためには、屋根材の下に断熱材や遮音シートを追加施工する必要があります。
結果として、工事費用が増加する要因にもなり得るため、事前に見積りの段階でよく確認しておくことが大切です。
エスジーエル鋼板は軽量で錆への高い耐性に優れた素材ですが、表面が傷ついてしまうとめっきが剥がれ錆が進行しやすくなるという弱点も持っています。
特に、台風や強風による飛来物での衝突、施工時の取り扱いミスによって傷がつくと、そこからサビが進行してしまうリスクがあります。
飛来物を防ぐことは難しいため、定期点検によって異常に早期段階で気づくことが大切です。
「エスジーエル鋼板は高耐久だからメンテナンス不要」と誤解されがちですが、実際は定期的な点検・塗装メンテナンスが必要です。
確かにガルバリウム鋼板と比較して耐食性が高く、長寿命ではあります。
しかし、ガルバリウム鋼板の表面を保護している塗膜は紫外線や風雨で徐々に劣化していきます。
15年に一度は塗装のメンテナンスが必要になります。
また、台風などの影響により思わぬ被害を受けている可能性もあります。
「何もしなくても30年以上持つ」と過信すると、気づかぬうちに劣化が進行してしまい、大掛かりな補修につながることもあります。
耐久性に優れていても、メンテナンスフリーというわけではないことを理解しておきましょう。
エスジーエル鋼板は確かに高性能な屋根材です。
しかし、「完璧な屋根材」というわけではなく、今回ご紹介させていただいたような注意点を踏まえることが重要です。
これらのデメリットをあらかじめ理解しておくことで、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを減らせます。
屋根材の選定は、性能や費用だけでなく、ライフスタイルや将来の計画に合わせた選択が大切です。
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【施工内容】
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