
HOME > ブログ > 20年放置のスレート屋根メンテナンス警告:劣化サインと対策ガ.....
更新日:2025年03月27日
稲城市百村でスレート屋根のメンテナンスを長年していなかったことから調査のご依頼をいただきました。
20年ほどメンテナンスをしていないスレート屋根は、早急な点検と対応が必要な状態にあります。スレート屋根は一般的に10年を目安に塗装メンテナンスが推奨されており、20年以上放置されている場合、深刻な劣化が進行している可能性が高いです。
具体的には、スレート屋根の表面を保護する塗膜が風化し、防水性や撥水性が著しく低下している可能性があります。これにより、屋根の基材自体に反りやヒビ割れが生じている可能性も考えられます。さらに、スレート板の下に敷設されているルーフィング(防水紙)も劣化している可能性が高く、雨水の侵入リスクが高まっています。
現時点で雨漏りが確認されていないとしても、潜在的な問題が進行している可能性があります。スレート屋根は適切なメンテナンスを行えば30年から50年ほど保つことができる耐久性の高い材質ですが、長期間のメンテナンス不足は屋根全体の葺き替え工事が必要になるリスクを高めます。
したがって、専門業者による詳細な点検を早急に行い、必要に応じて塗装や補修、あるいは屋根カバー工法や葺き替え工事などの対策を検討することが強く推奨されます。適切な処置を行うことで、高額な修理費用を回避し、屋根の寿命を延ばすことができます。
20年前に補修されたスレート屋根の欠け部分は、現在かなり深刻な状態にある可能性が高いです。スレート屋根の寿命は一般的に20〜30年程度とされており、20年前の補修箇所は既にその耐用年数に達しているか、それを超えている可能性があります。
補修から20年が経過していることを考えると、その部分は再び劣化している可能性が非常に高いです。スレートは時間の経過とともに、紫外線や雨水、温度変化などの影響を受けて劣化していきます。特に補修部分は元々の欠けがあった箇所であるため、より脆弱になっている可能性があります。
さらに、補修された部分の周辺のスレートも同様に劣化が進行している可能性が高く、新たな欠けやひび割れが発生している可能性があります。スレートの欠けは、単に見た目の問題だけでなく、雨水の侵入を招き、屋根全体の構造的な問題につながる可能性があります。
このような状況では、部分的な補修ではなく、屋根全体の状態を専門家に詳細に点検してもらうことが重要です。点検の結果によっては、カバー工法や葺き替え工事などの大規模な修繕が必要になる可能性もあります。
20年という時間は、スレート屋根にとって大きな影響を与える期間です。したがって、20年前に補修した部分だけでなく、屋根全体の状態を総合的に評価し、適切な対策を講じることが家屋の長期的な保全につながります。早めの対応が、将来的により大きな問題や高額な修繕費用を避けるために重要です。
谷板金の変色は、経年劣化の一つの兆候であり、屋根の状態を示す重要な指標です。特に銅製の谷板金は、時間の経過とともに顕著な色の変化を示します。初期の赤褐色から始まり、褐色、暗褐色、黒褐色を経て、最終的には特徴的な緑青色へと変化していきます。この変色プロセスは、銅の酸化反応によるものです。
変色自体は必ずしも即座に問題を引き起こすわけではありませんが、谷板金の劣化が進行していることを示唆しています。銅製の谷板金は、酸化が進むにつれて強度が低下し、最終的には穴が開く可能性が高くなります。これは雨漏りの主要な原因となるため、注意が必要です。
一方、現代の建築では、より耐久性の高いステンレスやガルバリウム鋼板が谷板金として使用されることが増えています。これらの材料は銅に比べて変色しにくく、耐久性も高いですが、完全に問題がないわけではありません。例えば、ステンレス製の谷板金でも、稀にもらい錆などの問題が発生する可能性があります。
谷板金の変色は、屋根のメンテナンスが必要な時期を示す重要なサインです。特に、変色が著しい場合や、谷板金の設置から長期間が経過している場合は、専門家による点検を検討することが賢明です。早期の対応により、雨漏りなどの深刻な問題を未然に防ぐことができ、屋根全体の寿命を延ばすことにつながります。
棟板金のコーキングの劣化と剥がれは、屋根の健全性に深刻な影響を与える可能性がある重要な問題です。コーキングは棟板金の継ぎ目や釘頭を保護し、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。しかし、コーキング材の耐用年数は一般的に5〜7年程度と比較的短く、紫外線や風雨にさらされることで経年劣化が進行します。
劣化したコーキングは、肉やせやひび割れを起こし、最終的に剥がれてしまいます。これにより、棟板金の継ぎ目や釘頭周辺に隙間が生じ、そこから雨水が侵入する可能性が高まります。雨水の侵入は、棟板金の下にある貫板の腐食を引き起こし、屋根全体の構造的な問題につながる可能性があります。
さらに、コーキングの劣化は棟板金自体の劣化を加速させる要因となります。コーキングが剥がれることで、棟板金を固定している釘が露出し、錆びやすくなります。釘の腐食は棟板金の固定力を弱め、強風時に棟板金が浮いたり、最悪の場合は飛散したりする危険性を高めます。
定期的なメンテナンスが重要で、特に築7〜10年を超える建物では注意が必要です。日当たりの良い屋根や高温になりやすい屋根では、熱膨張と収縮の繰り返しによってコーキングの劣化が加速する傾向があります。
コーキングの劣化と剥がれに対しては、専門業者による点検と補修が推奨されます。DIYでの屋根作業は危険を伴うため、避けるべきです。適切な時期に補修や交換を行うことで、雨漏りや構造的な問題を未然に防ぎ、屋根全体の寿命を延ばすことができます。
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