屋根葺き替え工事の見積書では「野地板」の項目を必ずチェック!構造用合板とコンパネの違い
更新日:2024年09月20日
屋根葺き替え工事のお見積もりを業者に依頼すると、見積書に「12mm厚構造用合板」のような記載があるかと思います(^▽^)/
この構造用合板とは、屋根を維持する上で非常に大切な役割を担っている「野地板」の種類の一つです。
屋根葺き替え工事の見積書には必ず野地板についての記載があるかと思いますので、今回は屋根リフォームをご検討中の方に知っておいて頂きたい野地板の種類や重要性についてご説明いたします(*^^)v
野地板の重要な役割
野地板は屋根材を支える土台として機能し、建物全体の構造強度に大きく貢献している非常に重要な下葺き材です(^▽^)/
主な役割は以下となります。
屋根材の固定や耐震・耐風性の維持
野地板は屋根材を固定するための下地となります。
屋根材との間に挟まる防水シートも野地板に敷きますので、屋根としての構造と防水性に欠かせない役割を果たしているのです(*^^)v
また、野地板は屋根全体の耐震性や耐風性に強く関わりを持つ構造部分です。
劣化して傷んでいる状態では屋根としての耐久性が大幅に低下しますので、適切なタイミングでの補強やリフォームが求められるのです(^▽^)/
野地板の診断・メンテナンス方法
屋根から雨漏りが発生してしまった場合、防水シートが破けて野地板も雨水の浸透による腐食や劣化が進んでいる場合があります。
点検口などから屋根裏には入れれば、そういった野地板のダメージを発見することができます。
また、屋根上の点検時に歩いた感触で野地板の劣化具合をある程度診断することができる場合もあります。
どちらの方法にせよ、普段は見えない位置にある野地板の劣化は業者による定期的な点検で確認が可能ですので、築年数や前回のリフォームからの経過期間に応じて調査を依頼しましょう(^▽^)/
メンテナンス方法としては、既存の屋根材を撤去する屋根葺き替え工事か、瓦屋根の場合には葺き直し工事が補強や交換のチャンスとなります。
補強のために既存の野地板に増し張りをすることも多いですが、ダメージが深刻な場合には野地板の全面交換を行うケースもございます。
野地板の寿命は約30年~40年とされています。
■屋根葺き替え工事の相場:150万~200万
・・・実際には使用する屋根材や屋根面積、そして前述した野地板の補修方法などでも必要な費用が変わってきますので、まずは無料でのお見積もり作成をご利用ください(*^^)v
野地板の種類
野地板には主に2種類あります。
構造用合板
構造用合板は、複数の薄い板を貼り合わせた頑丈な板材です。
現代の屋根工事での野地板としてはこの構造用合板の使用がほとんどとなっていますので、葺き替え工事でのお見積もりでも「12mm厚構造用合板」のような記述を使用部材の中で見つけられるはずです!
他の用途でも活用されていることがある構造用合板ですが、野地板としては12㎜のものが使用されることが多いです。
杉板(バラ板)
杉板は、昔ながらの野地板材料として知られています。
その見た目から、「バラ板」と呼称されることの方が多い印象です。
杉板と杉板の間に隙間を設けて施工するため、優れた通気性を持ちます。
これにより、小屋裏の湿気対策に効果的とされています。
高温多湿な日本の環境では、以前までは住宅に通気性が求められていました。
そのためバラ板の野地板がよく使用されていたのですが、現在では密閉による断熱性の向上が求められるようになり、構造用合板が主流となっています。
リフォームの際には、既存のバラ板の上に構造用合板を重ねる「増し張り」工法もよく行われます。
知っておきたい!野地板とコンパネの違い
野地板とコンパネ(コンクリートパネル)は似たような板材ですが、用途や特性に違いがあります。
コンパネは主にコンクリート打設時の型枠として使用される板材です。
そのため、野地板に求められる強度や耐久性を満たしてはいません。
なぜこのような説明を入れているかといいますと、業者によっては手抜き工事としてこのコンパネを野地板として使用するケースが報告されているためです(–;
コンパネは構造用合板よりも安価なため、他社よりも安い施工ができるとアピールするために悪質な業者が適正な耐久性を無視してコンパネを使用しての工事を実行してしまうことがあるのです。
見えない位置であるため気が付きにくく、非常に悪質な手抜きの手口です(–;
野地板との見分け方として、構造用合板には強度や耐久性を保証する認定の『JASマーク』が付けられています。
そのため、工事中の写真などを報告してもらう際に確認してみると安心できますね(^▽^)/
また、事前に工事を依頼する業者のホームページなどを覗いてみて、公開されている施工事例などで構造用合板が使用されている工事写真があるかなどを見てみることも対策になります!
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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