瓦屋根はどう補修していくのが正解?ズレや割れ、漆喰の修理相場を徹底解説!
更新日:2024年09月13日
「瓦屋根のズレや割れを発見したけど、修理はどうすればいいんだろう?」
「メンテナンスの時期だと思うが、瓦の修理費用にいくら掛かるのかを知っておきたい」
瓦屋根では必要に応じたメンテナンスを繰り返していくことで、効果的に雨漏りを防ぐことができます。
そんなメンテナンスで気になるのは費用や修理の種類、そして自分で行えるかどうか?という部分を知りたいという方もいらっしゃるでしょう(^▽^)/
本記事では瓦屋根の修理・補修に役立つ情報をまとめていますので、ぜひご確認ください!
瓦屋根の補修に掛かる費用は?
瓦屋根の補修に掛かる費用は必要な修理の程度や範囲によって異なってきますので、こちらでは一般的な相場をご紹介させていただきます。
瓦の差し替え・交換
瓦の差し替えや交換は、瓦屋根に置いて最もスタンダードな補修方法と言えます。
1枚の瓦を交換する場合でも、周囲の5~10枚程度を一度外して作業を行う場合もあるため、状況によって必要な費用は変動します。
相場としては税込33,000円~55,000円が目安となります(*^^)v
また、特殊な瓦や古い瓦の場合、同じものを入手するのが難しいと費用が高くなる可能性がありますので、まずは無料での見積もり作成を依頼して金額を確かめてみることがオススメです。
漆喰補修
漆喰は瓦を固定し、棟部分の防水性を高める重要な役割を果たします。
ただし瓦本体(60年以上の寿命)よりも漆喰の耐用年数は15年~20年と短いため、定期的な補修が必要になるのです(^▽^)/
漆喰の補修も、劣化の進行度や状況次第で必要な工事が変わります。
劣化して棟の側面から剥がれが目立つだけでしたら「漆喰詰め直し工事」で問題ありませんが、失われた漆喰部分から葺き土が流出していたり、安定感を失ったことで棟が蛇行や一部崩れていた場合は「棟瓦取り直し工事」を行います。
それぞれの相場は「漆喰詰め直し工事」が税込88,000円~330,000円、「棟瓦取り直し工事」が税込99,000円~660,000円となっております。
場合によっては全面的なリフォームを検討しましょう
瓦の寿命は60年以上とかなり長いのですが、前述した漆喰や屋根の下葺き材として雨水を遮断している防水シートに関しては瓦よりも早く寿命を迎えてしまいますので、注意が必要です。
特に屋根からの雨漏りを防ぐうえでは、防水シートの劣化状態が非常に重要となってきます。
防水シートの寿命は、現在使われているもので主流の改質アスファルトルーフィングなら20年~30年を超える耐用年数がありますが、それでも瓦の寿命に比べると短いですよね(-_-;
防水シートが経年劣化で破けてしまっていても屋根材の下に隠れているため、普段の生活の中で発見することができず、問題に気が付くのは実際に雨漏りが始まってからというケースも多いです。
そうならないためにも業者による定期的な点検を実施して、防水シートを含めた瓦屋根のメンテナンスの必要性をチェックしてもらうことが重要です。
瓦屋根を維持しつつ劣化した防水シートを新しくするには、屋根葺き直し工事が有効的です(^▽^)/
屋根葺き直し工事は既存の瓦を一度すべて取り外し、下地を補修した後に再び元の瓦を葺き直す工法ですので、元の屋根材を処分して新しい屋根を葺く「屋根葺き替え工事」と比較すると安く済ませることができます。
私たち街の屋根やさんでの屋根の葺き直し工事の相場としては、税込924,000円~1,595,000円が目安となっております。
メンテナンス性の高さが瓦屋根の強みです
瓦屋根は他の屋根材と違い、屋根材の取り外しが容易に行えます。
そのため、割れなどが発生した一部の瓦のみを新しくしたり、屋根材を外して下葺き材の状態をチェックしてみたりといったメンテナンスがしやすいのです。
例えばスレート屋根ではそうもいかず、屋根材を外すと割れたり傷ついて再利用はできません。防水シートも破いてしまうため、そもそも劣化具合の確認が非常に困難なのです(-_-;
ですので、メンテナンス性の高さを活かした瓦屋根の維持を行っていくことが重要なんですね(*^^)v
注意点として、セメント瓦は廃盤になっていることがほとんどですので、同じ瓦を用意できずに差し替え補修が行えないケースが出てきます。
そういった場合にはどういったメンテナンスがオススメなのかなどを、以下の関連ページでまとめていますのでぜひお困りの際にはご確認ください(^▽^)/
関連ページ:廃盤になったセメント瓦やモニエル瓦はどうメンテナンスするのが正解?
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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