コロニアルグラッサが長期間色褪せない理由|メリット・デメリット・実際の施工事例を交えて徹底解説!
更新日:2024年02月14日
化粧スレート屋根材の一番の魅力は、他の屋根材と比較して安価であることです(#^^#)
しかし、屋根材表面に施されている塗膜は経年によって劣化することから新築の場合は7年、その後も10年に1度を目安に塗装メンテナンスが推奨されています(>_<)
その為、新築時に限ってはコストを抑えられますが、長期的には塗装メンテナンスの手間・費用が大きくなるという点が化粧スレート屋根材のネックとなってしまう部分でもあります。
そこで、今回ご紹介するのが「30年間色褪せない」と言われている化粧スレート屋根材「コロニアルグラッサ」です!
コロニアルグラッサの特徴・種類から色褪せない理由・メリット・デメリットと併せてコロニアルグラッサを使用した施工事例や、他の屋根材との比較を詳しくご紹介致します(^^)/
目次【表示】
1. コロニアルグラッサの基本情報
1-1. コロニアルグラッサとは
コロニアルグラッサとは、日本の屋根材シェアNo.1を誇るケイミュー社が販売するスレート屋根材の一種であり、従来のコロニアル屋根材に特殊な加工を施した、高耐久バージョンとして位置づけられています。
その最大の特徴は、「無機三層構造」により屋根材が長期間色褪せないことです(#^^#)
1-2. コロニアルグラッサの特徴・メリット
コロニアルグラッサの最大の特徴はその耐久性です!
屋根材は「無機三層構造」によって成り立っており、上層「グラッサコート」・中層「無機採石層」・下層「無機化粧層」によって造られています。
この三層構造が、紫外線や化学反応に対する耐性を高め、長期間に渡って色褪せや劣化を防ぎます。
また、そうした色褪せ・劣化を防ぐ効果は約20年~30年に渡って続きますので、塗装メンテナンスの手間・費用を削減する事にも繋がります(#^^#)。
さらに、屋根材の中でも比較的軽量であることから、耐震性・施工性にも優れます。
カラーバリエーションが豊富な点も大きな魅力です!
1-3. コロニアルクアッドとの違い
「コロニアル」とはケイミューが発売する化粧スレート屋根材の商品名で、ケイミューが発売するコロニアル屋根材の中でも良く使用されるのが、「コロニアルクアッド」と前述させて頂いた「コロニアルグラッサ」です。
コロニアルクアッドはスタンダードな製品として位置付けられており、下層・中層はコロニアルグラッサと同様ですが、上層は「アクリルコート」で仕上げられています。
また、カラーバリエーションに関しても、コロニアルグラッサが16色に対し、コロニアルクアッドは12色と違いがあります。
ただし、耐用年数においては差がほとんど無く、コロニアルクアッドの方が費用が比較的安いです!
その為、カラーバリエーションを重視する場合にはコロニアルグラッサ、コストを重視するのであればコロニアルクアッドが適していると言えます(#^^#)
2. コロニアルグラッサのデメリット・注意点
上記の様にコロニアルグラッサは軽量で豊富なカラーバリエーションを持ち、優れた耐久性を備える事が大きなメリットです(#^^#)
しかし、コロニアルグラッサにはいくつかの注意点も存在しますので、以下にご紹介致します!
まず、スレート屋根全般に言える事ですが、屋根材自体が薄くひび割れしやすいという特性があります。
特に台風や強風時には注意が必要で、飛来物の落下により屋根材が割れてしまうリスクがあります(>_<)
また、コロニアルグラッサは「30年間色褪せない」と言われていますが、30年間メンテナンスフリーという訳ではありません!
定期的な点検を行う事で苔の繁殖やひび割れを早期に発見し、適切なメンテナンスを行う事で屋根材の寿命を最大限に延ばす事が出来ます(^^)/
3. コロニアルグラッサを使用した施工事例をご紹介!
続いて、実際に街の屋根やさんにご依頼を頂きました、コロニアルグラッサを使用した施工事例をご紹介させて頂きます!
3-1. コロニアルグラッサを使用してアスベストスレート屋根の葺き替え工事
お住まいのメンテナンスをご検討されているM様より、点検・お見積りのご相談を頂きました!
お住まいの屋根に使用されていた屋根材は、フルベスト16というアスベストが含有されたスレート屋根材でした。
屋根全体で色褪せが進行しており、塗膜による保護は既に失われている状態です。
また、屋根を歩いているとフカフカと感じられる個所がありますので、屋根下地材の傷みも進行していると推測出来ます(>_<)
アスベスト含有屋根材の処分は、特別な対応が必要になる事から高額になります。
その為、通常であれば屋根材の処分を必要としない屋根カバー工法をお勧めさせて頂くのですが、今回の場合屋根下地材に傷みが生じています。
さらに、屋根から雨漏りも生じているとの事でしたので、屋根カバー工法をおすすめ出来る状態ではありませんでした😰
施工費用は大きくなってしまいますが、将来的に安心して住むことが出来る屋根にする為にも屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、ご要望を頂きました!
屋根の下地材である野地板は、屋根の構造部と屋根材を結ぶ非常に大切な役割を担っていますが、メンテナンスのタイミングは屋根葺き替え工事を行う場合に限られます!
推測通り野地板の腐食が著しく進行しておりましたので、新しい野地板へ変更を行いました(#^^#)
その後、防水紙・屋根材を敷設していきます。
屋根材には、コロニアルグラッサ(ボルドーレッド)を使用させて頂きました。
屋根葺き替え工事が完了致しました!
アスベスト含有屋根材という事で、通常の葺き替え工事よりも費用が大きくなってしまいましたが、長期間安心してお住まいになれる屋根となりました(^^)/
3-2. 屋根材が強風により飛散してしまったお住まいにてコロニアルグラッサを使用した屋根の葺き替え工事
過去に屋根塗装をご依頼頂いたお客様より、ご近所様の屋根が強風によって飛散してしまった為、調査をして欲しいとのご依頼を頂きました!
スレート屋根に上らせて頂きますと、屋根材に限らず防水紙・野地板も飛散している状態でした(>_<)
飛散したスレート屋根材は屋根上に残っていたことから、落下する前に回収させて頂きました。
野地板にまでダメージが及んでいる事から、コロニアルグラッサによる屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、工事のご要望を頂きました!
屋根材の撤去を進めていきますが、屋根材内部の傷みは想像以上に進行していました(>_<)
撤去後、新しい野地板・防水紙を敷設していきます!
野地板・防水紙の敷設が完了すれば、いよいよ屋根材を設置していきます(#^^#)
新規屋根材には「コロニアルグラッサ」を使用させて頂き、お色はグラッサ・ブラックです!
無事、屋根の葺き替え工事が完了致しました(^^)/
既存の屋根のお色もブラックでしたので印象は大きく変わりませんが、耐久性・安全性は比較にならないほど回復しています!
お客さまにもご安心・お喜び頂けました!
4. コロニアルグラッサと他屋根材の比較
ここまで、コロニアルグラッサのメリット・デメリットを詳しくご紹介させて頂きました!
それでは、他の屋根材と比較した場合はどうでしょうか(・・?
ガルバリウム鋼板屋根材・アスファルトシングル・瓦との比較をご紹介致します(^^)/
4-1. コロニアルグラッサとガルバリウムの比較
ガルバリウム鋼板はその屋根材の中でも最軽量であり、耐久年数は25年~35年とされています。
また、金属屋根材の弱点である「錆」に強い特徴も持っており、一昔前に主流であった「トタン」と比較して4倍も錆びに強いと言われています!
コロニアルグラッサの方が導入コストは低いですが、耐久性はガルバリウム鋼板屋根材の方が優れます。
また、コロニアルグラッサはひび割れに弱い特徴を持っていますが、ガルバリウム鋼板はひび割れを心配する事はありません!
さらに、仕上がりの景観も大きく変わる事から見た目の好みの問題もあり、一概にどちらが優れているとは言えません。
導入コスト・メンテナンスコスト・仕上がりの景観などを含め、総合的に比較される事が大切です!
4-2. 瓦・アスファルトシングルとの比較
瓦は非常に耐久性に優れますが導入コストが大きく、重量による建築物への負担・耐震性の不安が大きいというデメリットがあります。
一方、アスファルトシングルは低コスト・軽量性がメリットですが、強風で飛ばされてしまうリスクが大きいことや、一昔前に施工されたアスファルトシングルは極端に耐用年数が短いと言うデメリットがあります!
上記の屋根材と比較した際、コロニアルグラッサは耐久性・コスト・施工性において中間に位置していると言えます。
その為、バランスの取れた屋根材と評価する事が出来ます!
4-3. 屋根材選定のポイント
上記の事からコロニアルグラッサはバランスの取れた屋根材と評する事が出来ますが、どの様なお住まいにおいても最も優れた屋根材という訳ではありません(>_<)
屋根材の選定には建物のスタイル・地域環境に合った材質を選ぶ必要があります!
また、導入コスト・メンテナンスコストを考慮した上で、トータルコストを見極めることが肝心です(#^^#)
さらに、お住まいの耐震性への影響も忘れてはいけません!
選定ポイントが多い屋根材ですが、お住まいにとってそれだけ重要な部分です!
じっくりとご検討される事がおすすめです(^^)/
5. コロニアルグラッサが長期間色褪せない理由まとめ
今回は、ケイミュー「コロニアルグラッサ」について詳しくご紹介させて頂きました!
コロニアルグラッサは、 上層「グラッサコート」・中層「無機採石層」・下層「無機化粧層 」からなる、「無機三層構造」によって造られます。
その為、「30年間色褪せない屋根材」と言われるほど優れた耐久性を誇り、メンテナンス頻度・コストを削減する事が可能です!
また、他の屋根材と比較しても非常にバランスの取れた屋根材として評価する事が出来ます(#^^#)
ただし、ガルバリウム鋼板屋根材と比較してひび割れが生じやすく、苔が繁殖しやすいデメリットには注意が必要です。
また、バランスの取れている屋根材が全てのお住まいに最も優れた屋根材という訳ではありません!
お住まいのスタイル・立地環境・景観や、導入コストとメンテナンスコストのバランスと併せて、耐震性への影響も含め、総合的に屋根材を選びましょうね(^^♪
私達、街の屋根やさんは、コロニアルグラッサを含めた化粧スレート屋根・金属屋根・瓦屋根など、様々な種類の屋根工事・メンテナンスの実績を豊富に持っています(^^)/
屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方や、新しい屋根材の種類に迷われている方がおられましたら、ぜひご連絡ください!
点検~お見積りの作成まで無料にて承っております!
ご相談のみのお問い合わせも、大歓迎です(^^)/
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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