台風被害で瓦屋根が壊れた?雨漏りを防ぐための修繕ポイントを解説!
更新日:2025年05月21日
日本では毎年のように台風が上陸し、多くの家屋に被害をもたらしています。
特に古い住宅や瓦屋根の建物は、強風によって瓦がズレたり、飛散したりといった被害を受けやすい傾向があります。
一枚の瓦が外れただけでも、その部分から雨水が入り込むことで内部の防水紙などが傷みやすくなり、建物内部の腐食や雨漏りを引き起こします。
台風のあとは、庭や道路に瓦の破片が落ちているケースもあります。
これは、屋根の見えにくい部分で瓦がずれている可能性が高いサインです。
また、棟瓦や鬼瓦といった装飾部分が崩れたり落ちたりすることもあり、非常に危険です。
瓦屋根は美観や耐用年数に優れる反面、風による浮きや飛散リスクがあるため、台風の後は必ず点検を行いましょう。

瓦がズレたまま放置すると起こる二次被害
台風で瓦がズレても、屋根の全体が壊れているわけではない場合、一見すると大きな問題には見えないかもしれません。
しかし、実際には小さな瓦のズレが大きなトラブルへと発展することがあります。
まず、瓦がズレると本来の位置から外れて水の侵入を防ぐ役割が果たせなくなります。
次第に雨水が屋根材の下に浸入し、防水紙(ルーフィング)や野地板に水が染み込みます。
これを放置すると、木材が腐って構造体が弱り、やがて雨漏りやカビの発生、さらには天井のクロスや壁の腐食につながります。

また、瓦のズレがひどいと、次の強風時にさらに多くの瓦が飛散する危険性があります。
飛んだ瓦が近隣の建物や車に被害を与えた場合、損害賠償問題に発展する可能性もあります。
こうした二次被害を防ぐには、早めの点検と修繕が欠かせません。
台風被害を受けた屋根の修繕方法とは?
台風による瓦屋根の被害状況に応じて、修繕方法はいくつかに分かれます。
以下は代表的な修繕方法です。
瓦の部分交換・差し替え
ズレたり割れたりした瓦のみを交換する方法です。
被害が軽度な場合に用いられ、迅速・安価に対処できるのが特徴です。
棟の積み直し
棟瓦が崩れた場合に行う修繕方法で、既存の棟を一度撤去し、新たに積み直します。
棟部分のズレや崩れを放置すると雨水の侵入に直結するため、注意が必要です。

葺き直し工事
既存の瓦を再利用しながら、下地材や防水紙を新しくする工法です。
瓦自体は傷んでいないが、内部の防水性能を高めたい場合に適しています。

葺き替え工事
古くなった瓦を撤去し、新しい屋根材へ全面的に取り替える方法です。
瓦の老朽化が進んでいる場合や、雨漏りが起きているとき、屋根全体の性能を根本から見直したいときに有効です。
いずれの工法も、台風被害の程度や屋根の状態、築年数によって最適な選択肢が異なります。
専門業者による現地調査を受けたうえで、修繕内容を検討することが大切です。
火災保険が使える?保険活用のポイント
台風による屋根被害の多くは、火災保険の「風災」補償でカバーできる可能性があります。
保険の適用を受けるには、以下のポイントを押さえておきましょう。
加入中の火災保険が風災補償付きであることを確認
被害発生から早めに保険会社へ連絡すること
保険金請求に必要な見積書や報告書を専門業者に作成してもらうこと
私たち、街の屋根やさんでは、保険申請のサポートも承っております。
火災保険を活用して工事をしたいというご依頼も多くいただいていますので、火災保険を活用した修繕をご検討の際はぜひご相談ください。
まとめ
瓦屋根は重厚感があり、日本の住宅に多く用いられていますが、台風の強風には弱点もあります。
一枚の瓦のズレが、雨漏りや構造の腐食、さらには高額な修繕費用につながるリスクがあります。
台風のあとには、一見被害がなくても専門業者による点検を行いましょう。
私たち「街の屋根やさん」では、台風被害の点検・見積もりを無料で対応しております。
火災保険の申請サポートも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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