墨田区立花で令和元年東日本台風のご被害で棟瓦が損壊、雨漏りの発生に伴い棟取り直しと部分葺き直しを施工
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:藤崎
墨田区立花で建てられてから50年を超えた瓦屋根のお住まいのお客様より、屋根瓦が部分的にズレてしまい、雨漏りがするようになったので一度見て頂きたいとのとのご相談を頂いたのが始まりです。
現地調査にお伺いしお客様とお話しさせて頂いたところ、昨年発生した令和元年東日本台風の際に屋根が一部崩れてしまったとの事で、ここにきて雨漏りを来たすようになったとのお話でした。状況を確認すると棟瓦が損壊し崩れてしまっており、その崩れた棟瓦が下の瓦屋根に当たり、そこの瓦が外れてしまっている状況で、まさにその直下のお部屋内に雨漏りが発生している状況でした。
これらの被災状況を写真にまとめて火災保険を申請し、工事方法としては棟瓦の取り直し、雨漏りを来たすようになった部分を中心に部分的な屋根葺き直し工事を行う事で原状回復のご提案をさせて頂きました。更に今後も雨漏りや台風のご被害を受ける可能性を、少しでも軽減する為の措置を講じて修繕していく事も併せてご提案させて頂き、施工に入らせて頂く事となりました。
現地調査にお伺いしお客様とお話しさせて頂いたところ、昨年発生した令和元年東日本台風の際に屋根が一部崩れてしまったとの事で、ここにきて雨漏りを来たすようになったとのお話でした。状況を確認すると棟瓦が損壊し崩れてしまっており、その崩れた棟瓦が下の瓦屋根に当たり、そこの瓦が外れてしまっている状況で、まさにその直下のお部屋内に雨漏りが発生している状況でした。
これらの被災状況を写真にまとめて火災保険を申請し、工事方法としては棟瓦の取り直し、雨漏りを来たすようになった部分を中心に部分的な屋根葺き直し工事を行う事で原状回復のご提案をさせて頂きました。更に今後も雨漏りや台風のご被害を受ける可能性を、少しでも軽減する為の措置を講じて修繕していく事も併せてご提案させて頂き、施工に入らせて頂く事となりました。
担当:藤崎
- 【工事内容】
- 瓦屋根工事 屋根葺き直し 棟瓦取り直し
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 1日
- 築年数
- 50年
- 平米数
- 棟4.7m 瓦屋根10.5㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせ下さい
- お施主様
- D様邸
- 【工事内容】
- 瓦屋根工事 屋根葺き直し 棟瓦取り直し
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 南蛮漆喰
- 施工期間
- 1日
- 築年数
- 50年
- 平米数
- 棟4.7m 瓦屋根10.5㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせ下さい
- お施主様
- D様邸
現地調査
先ずは現地調査で状況確認になります。瓦屋根を使用した建てられてから約50年を経過いしたお住まいです。そのてっぺんの棟瓦が、先の令和元年東日本台風のご被害でこのように損壊してしまった模様です。この時点で強風による被害は明らかですので、この状況写真を保険会社に提出し、火災保険を活用しての修繕をご説明させて頂きました。
崩れた棟瓦が下の瓦にも影響
棟瓦は下の部分にばらけてしまった様です。これだけ崩れているにもかかわらず、怪我等の二次災害が無かったのは幸いと言えます。今回の台風はかなり強力でしたので、こう言ったご被害は各所で発生致しました。
反対側の面は屋根瓦をずらしてしまっていました
反対側の面において瓦がズレてしまっている部分が有りました。恐らく上部の棟瓦が崩れてしまった煽りを受けてズレてしまった可能性が考えられます。このように野地板が剥き出しになってしまっているので雨漏りしてしまうのも無理は有りません。台風後しばらくは大丈夫だったそうですが、ここに来て強い雨や風を伴う降雨の際に雨漏りするようになったとの事で、当社へのご相談となった次第です。
この直下に雨漏りが発生
今回、屋根の棟部分の損壊と瓦屋根下の雨漏りの修繕を行う為、棟瓦の取り直し工事と屋根の部分葺き直し工事で原状回復を図るべく保険申請を行い、無事承認を得て修繕工事に取り掛かる事となりました。年数的には全体施工を考えてもいい頃合いとも言えますが、今回は飽くまでも保険範囲での部分施工と言う事で施工して参ります。部分とは言え雨漏りを解消しなければ意味のない工事となってしまいます。ですので状況に応じて対策を講じながら施工を進めて参りました。
工事の開始
という訳で工事の開始となります。先ずは棟取り直しとなりますので、棟瓦から外して参ります。実はこちらのお住まいは棟瓦が3段ののし瓦と棟瓦から構成されており、針金等で結束されておらず漆喰で固めて乗せてあるだけの状態でした。昔ながらのお住まいでは時折見掛けますが、ここ数年来発生している極端な暴風等には強度的に頼りない事は間違いありません。ですので今回棟の取り直しを行う部分は、これまでの積み重ねる形式の棟からのし瓦を無くし大きめの七寸丸と呼ばれる棟瓦に変更し、強風対策に有効な安定性のある施工で進めて行く事なりました。一度外した瓦は一旦下に下ろす等、仮置きしておく事となります。
瓦の一時撤去が完了
瓦を撤去して判明致しましたが、過去に葺き直し工事を施工した形跡が有りました。ここは一度手を入れている状況です。しかしながらこの部分の瓦が外れてしまった事により、雨漏りが発生した箇所から約1メートル強に渡って防水紙が破れている状況で、ここに雨漏りの原因が有る事が明確に判りました。
念の為エリアを拡大して屋根の状況を確認致しました
念の為葺き直しのエリアを拡大して瓦を外していきましたが、杉皮部分については問題が有りませんでした。前回手を入れたであろう防水紙についてはすでに機能していない為、一旦撤去致しました。本来ここに野地板を設置していきますが、外壁と接している屋根となり、雨押えとの部分も雨漏りの可能性が考えれたので、野地板取付の前に念の為、新たな防水シートを設置する事と致しました。外壁との取り合いの雨押え板金が有りますので、その下に防水紙を潜らせて設置し、ここにも雨漏り対策を施して参ります。
瓦が外れた場所から下の野地板が弱っている状況
これが野地板の状況となります。雨漏りの原因となった箇所はやはり野地板も弱っている形跡が見て取れます。防水紙を貼ってその上に新たな野地板を設置し強度アップを図ります。
防水紙の設置完了
既存の雨押えの下にくぐらせる様に防水紙を設置致しました。垂木のラインを墨出ししてそのラインに沿って野地板を設置しビス止めして参ります。
新たに野地板を取り付け
新たな野地板の取り付けとなります。大きさに合わせてカットし、先程墨出しした垂木線に沿って固定をしていきました。
野地板構築後再度防水紙の取り付けへ
野地板を取り付けてこの上に新規の防水シートを敷設して参ります。先程の防水シートを敷設した場所については二重に防水シートが貼られている状況となります。やはり外壁と面した場所が有り、その雨押えの部分も年数の経過で劣化も想定されるので、建物の特性上念には念を入れた施工をさせて頂きました。
防水シート、瓦桟を敷設
野地板の上に防水シートを貼り更に新たな瓦桟も取り付けて参ります。この瓦桟に瓦を葺き戻して取り付ける事により強度の向上した瓦屋根へと変貌していくのです。
瓦桟まで設置完了です
取り直しを行う棟の部分にも防水シートを敷設し瓦桟も全て設置して参りました。いよいよ一旦撤去した瓦屋根を戻していきます。これが所謂屋根葺き直し工事となる訳です。
瓦戻し作業
下から順に瓦を戻します。しっかりと上部まで葺いて屋根の葺き直し工事の完了となっていきます。
外壁との取り合い部には新たな雨押え板金を取り付けます
瓦を戻していくと共に既存の雨押えの上部に新たな雨押え板金を設置して参ります。これも念の為の雨漏り対策です。更にこれを設置っすることで強風による端部の瓦の飛散防止にも繋がりますのでその効果も期待できる筈です。
棟瓦の戻し工程
棟瓦を戻して作業は終了となります。心木も新たに取り付けて行きます。防水の上部に設置した金物に樹脂製の心木を入れ漆喰を詰めて新たな棟を構築していきます。これが棟の取り直し施工となります。
新たに七寸丸の棟瓦で再構築
棟瓦は七寸丸の棟瓦に変更致しました。のし瓦の構築となると高くなるので見栄えはしますが、安定性は減少します。お客様ともお話した結果、出来るだけ同様のご被害が出ない様にとの見解で安定感のある七寸丸に変更して棟を作っていく事なりました。
棟の取り直しも完成し工事完了となります
棟の取り直しも完了しこれで工事の終了となります。新たな棟瓦と共に漆喰も黒色の南蛮漆喰で仕上げ非常にスタイリッシュな棟に仕上がりました。瓦も勿論しっかりと戻して問題はありません。
外壁との取り合いにシーリング処理
外壁と新たな雨押え板金についてもシーリング処理を行い雨対策を講じました。こちらについても二重の雨押え板金と更に二重に防水シートを敷設しているので、雨漏り対策は万全です。施工後、強い降雨も有りましたが、無事雨漏りする事も無くお客様も安心しておられました。
工事の完成となります
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの影響下では有りますが、コロナ対策もしっかりと講じながら施工に取り組んでおります。それと同様に部分的な施工でもこの様に出来得る様々な対策を講じながら施工に携わらせて頂いております。皆様も是非お気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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