
HOME > 施工事例 > 葛飾区金町にて遮熱塗料(高日射反射率塗料)が対象の助成金で外.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:岡野
担当:岡野
外壁の調査の様子です。外壁のサイディングボードは2種類の物が使用されており、どちらもチョーキング現象が発生しておりました。チョーキング現象は塗装表面が紫外線や風雨等により劣化し、塗料の色成分の顔料がチョークのような粉状になってしまう状態です。チョーキング現象は塗り替えのサインになりますので外壁塗装工事が必要な状態です。
外壁の継目に充填されているシーリング材の様子です。バルコニーの外壁のシーリング材が欠落しておりました。シーリング材は住宅等の建物の防水性や気密性を保つための重要な役割を果たしており、外壁や窓枠等の継目や隙間に充填されている建築資材になります。紫外線や風雨等の影響で劣化してしまい、ひび割れや剥離等の傷みが出てきてしまいます。更に傷みが進んでしまうとシーリング材が欠落してしまい、外壁の内側が露出してしまいます。内側には防水紙が設置されておりますが、このままですと雨水に晒されてしまい防水紙が劣化してしまうため雨漏りに繋がりますのでシーリング材の打替え工事が必要になります。
屋根の調査の様子です。屋根材の表層が剥離している状態でひび割れている箇所もありました。屋根材はニチハのパミールです。一昔前のスレート屋根はアスベストが使用されておりました。アスベストを使用する事により耐久性に優れていましたが、人体への健康被害を引き起こす事が問題となり、アスベスト規制によって屋根材にはアスベストの使用が禁止されたため、ノンアスベスト製品としてニチハが販売したのがパミールです。パミールは一枚一枚重ね合わせ圧縮して水分を抜いていく抄造法という製造方法になり、劣化すると何層にも重ねられた層が剥離してしまいます。層間剥離やミルフィーユ化現象と言われるこの症状は塗装でのメンテナンスは推奨できません。塗装を行っても表面しか保護が出来ませんので剥離してしまうと塗装した意味が無くなってしまうためです。塗装が出来ない場合は屋根葺き替え工事か屋根カバー工事でのメンテナンスが必要になります。
屋根カバー工事、外壁塗装工事の足場仮設の様子です。O様邸は3階建てで屋根の形状は切妻屋根です。片面の屋根勾配は6寸勾配、もう片方の屋根勾配は12寸5分の急勾配でしたので作業効率や安全性、ご近隣の方にご迷惑をお掛けしないためにも屋根足場を設置致しました。
屋根カバー工事のルーフィング敷設の様子です。屋根カバー工事の最初の工程は既存の棟板金を解体・撤去し、新しいルーフィング(防水紙)を敷設する作業から行います。使用致しましたルーフィングは田島ルーフィング株式会社のタディスセルフを使用致しました。ルーフィングには様々な種類がありますが、タディスセルフは遅延粘着式のタイプになり、貼り付け直後には強く粘着せず簡単に修正できますので施工性に優れています。貼り付けから数時間後には強固な粘着力と防水効果を発揮致しますので屋根カバー工事等の改修工事に最適な下葺材になります。
ルーフィングを敷設する際は、雨水の浸入を防ぐためにも原則として屋根下部の軒先から敷設し、屋根上部の棟部分へと重ねて敷設していきます。重ね幅と致しましては100mm以上を目安とします。雨水は屋根の上部から下部へと流れていきますので敷設する順番を上部から下部へと行ってしまうと雨漏りの原因になります。
屋根材の設置の様子です。新しい屋根材にはアイジー工業のスーパーガルテクトを設置し、色はO様ご希望のSシェイドチャコールになります。屋根材を設置する際にもルーフィングと同様に軒先から棟へと重ねて設置し、ビスで固定していきます。スーパーガルテクトは上と下が重なる部分は嵌合致しますので強固な固定が期待できますので風に強い屋根になります。
スーパーガルテクトは金属屋根材ですので軽量です。日本は地震の多い国ですので屋根カバー工事には軽量で耐震性に優れたスーパーガルテクトが多く用いられています。ガルバリウム鋼板で耐久性にも優れており、遮熱性鉄板と断熱材の相乗効果で優れた断熱性能を発揮します。また、メーカー保証の内容も充実しております。
役物設置の様子です。屋根材のスーパーガルテクトの設置が完了致しましたら、頂点部分の棟に役物と呼ばれる棟板金を設置していきます。棟板金の下地材には樹脂製貫板のタフモックを設置していきます。下地材の貫板には木製のものが使われる事が多いのですが、木製ですと経年により腐食等の劣化が原因で棟板金を固定する力が弱くなりますので台風などの強風や突風により飛散する可能性が高くなってしまいます。新しく設置する樹脂製貫板のタフモックは樹脂製ですから腐食しにくく耐久性に優れていますので屋根カバー工事や棟板金交換工事等のメンテナンスの際にはタフモックを使用する事を推奨致します。
棟板金を固定する際にはステンレス製のSUSビスを使用致しました。SUSビスはねじ込み式になりますので、棟板金を固定する際に一般的に多く使われている釘と比較すると台風などの強風や突風の被害に遭いにくいので風に強い棟板金が期待できます。
役物の雨押え板金設置の様子です。下屋根と外壁の取り合い部分は雨仕舞が必要になりますので、雨押え板金を設置していきます。棟板金と同様に下地材にはタフモックを設置し、SUSビスで固定していきます。固定が完了しましたら外壁と雨押え板金の隙間から雨水が浸入しないようにシーリング材を充填し、しっかりと雨仕舞を行います。
役物の設置、雨仕舞を行い、下屋根の納めも完了致しましたら、屋根カバー工事が完了となります。大屋根は急勾配でしたが屋根足場を設置した事により滞りなく無事に完了致しました。
外壁塗装工事の様子です。外壁塗装工事は先ず、高圧洗浄の工程から行います。経年により付着した汚れや苔・藻・カビ、経年の劣化により機能を発揮できていない塗膜を高圧洗浄で除去していきます。玄関ポーチ等、外壁の汚れが流れてきますので一緒に高圧洗浄で洗い流します。
シーリング材打替えの様子です。高圧洗浄を行い外壁が乾燥いたしましたら、傷んでしまった既存のシーリング材をカッター等の専用の工具を使用し、外壁を傷つけないよう丁寧に撤去していきます。
新しいシーリング材にはオート化学工業株式会社のオートンイクシードを使用致しました。シーリング材は紫外線等の影響を受けてひび割れや剥離等の劣化が発生致します。一般的なシーリング材ですと5年が経過したあたりから劣化が発生致しますが、オートンイクシードは特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合する事により、耐久性、耐候性に優れた長寿命シーリング材で、その寿命は20年超とも言われております。
下塗りの様子です。外壁塗装工事の上塗りにはサーモアイウォールSiを塗っていきますので下塗り塗料はサーモアイウォール専用のサーモアイウォールシーラーを塗っていきます。下塗りは外壁材と中塗り・上塗りの塗料との接着力を高める重要な工程になります。いくら耐久性に優れた上塗り塗料で塗装をしても下塗りの工程を行わないと塗料に気泡が発生したり、外壁材に染み込んでしまうので耐久性を損ってしまいます。使用するサーモアイウォールシーラーには反射性能を備えておりますので遮熱効果を発揮します。上塗りのサーモアイウォールSiとのダブル反射で従来の塗料よりも高い遮熱性能になります。窓ガラスなど塗料が付着してはいけない部分には必ず養生を行い塗装していきます。
中塗り・上塗りの様子です。下塗り塗料が乾燥しましたら中塗りの工程になります。使用する塗料はエコ助成金の対象となる高日射反射率塗料の日本ペイント株式会社のサーモアイウォールSiになります。色はND-152になります。サーモアイウォールSiは高耐候性、低汚染性、防藻・防カビ、浸透性により長時間に渡り遮熱性能を保持し、建物を維持する事が可能となりました。
中塗りが終わりましたら上塗りの工程になります。上塗りは仕上げの工程になりますので丁寧に均一に塗りしっかり乾燥させます。サーモアイウォールは赤外線を反射し蓄熱を抑制する効果があります。外壁面の温度や室内温度を低減し、電力の総使用量の削減や電力ピーク時の電力削減や環境にも貢献できますので省エネに繋がり光熱費も削減できます。サーモアイウォールは陽当たりがとても良く、ヒートアイランド現象に悩む都市部にお住いにお薦めの塗料です。
付帯部塗装の様子です。破風板や雨樋、霧除けや幕板等の付帯部は日本ペイント株式会社のファインパーフェクトトップを使用致しました。色はND-013で統一致しました。
付帯部は大まかに屋根と壁面以外の箇所を指します。付帯部は素材が様々ですが屋根や外壁と同様に紫外線や風雨等の影響で劣化してしまいます。塗装する事でお家の寿命を延ばす事や美観の維持に繋がりますので外壁塗装工事の際は付帯部の塗装も一緒に行う事を推奨します。
付帯部の塗装が終わりましたら、お家の周りの清掃を行い工事が完了となります。屋根材の剥離の心配がありましたが屋根カバー工事を実施した事でご不安も解消できました。ご要望にありました外壁塗装工事におけるエコ助成金も自治体の許可が下り、活用できましたのでお客様に満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは新型コロナウィルス感染症対策を行っております。感染を防ぐためにもソーシャルディスタンスを徹底し、お客様、スタッフの安全管理を徹底致します。詳しくは「新型コロナウィルス対策について」をご覧ください。
外壁塗装工事に使用致しました水性サーモアイウォールSiについてご紹介致します。サーモアイウォールシリーズは日本ペイントが製造・販売しております外壁用の遮熱塗料(高日射反射率塗料)になります。
屋根塗装工事で使用されるサーモアイシリーズと同様に上塗り、下塗りのダブルで熱の反射を行います。また、日本ペイント独自の赤外線透過テクノロジーを採用しておりますので上塗り層では反射できない赤外線を透過させることで反射性能を有する下塗り層の遮熱効果を最大限に発揮しますので、塗膜トータルで高い遮熱性能を発揮します。遮熱性能は、表面の汚れや色相が変化する事で低下してしまいますが、サーモアイウォールは高耐候性や低汚染、防藻・防カビ性や透湿性などを兼ね備えておりますので長時間に渡り高い遮熱性を保持する事が可能な塗料になります。
サーモアイウォールシリーズのように遮熱塗料(高日射反射率塗料)にて施工する事で各自治体が設けております助成金の対象になりますので、塗装工事でのメンテナンスをご検討の方は、お住まいの自治体の助成金制度の有無や内容を確認してください。
ご不明な点等御座いましたらお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2021年12月10日時点での費用となります。断熱塗料の効果とは?遮熱塗料の違いも解説!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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