
HOME > 施工事例 > 葛飾区水元にて台風で飛来した屋根材で破損したコロニアル屋根を.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
葛飾区水元のN様が大きな物音に気が付き、庭で見つけたのが写真のような「黒い欠片」だったそうです。台風の風もすごかったようですが、屋根の上での大きな音に驚いたとの事でした。気になって台風の明けた翌朝に庭を見てみたら・・・。それは心配になって当然です。
遠目に屋根を見た時に、屋根の反射で傷や破損は見えなかったですがN様邸の屋根の色は青という事がわかっていたので落ちていた屋根材はN様邸の物ではないのは判断できました。ただし、大きな音がしたとのことでしたので、屋根点検を行いました。
すると、大きな音がした原因がわかりました。どこかから飛んできた先の屋根材がN様邸の屋根の棟近くに激突したのでしょう。スレート屋根材が欠けていたり割れていたりしておりました。
屋根に残された傷を見ると屋根の中腹あたりからこすれたような跡が見えます。そこから上に当たりながらN様邸の屋根も壊しつつ飛んできた屋根材も粉砕されて庭に落下したと考えられます。
証拠に切妻屋根の反対側に砕けた飛んできたと思われるコロニアル屋根材が残っておりました。
更に驚いたことには、お隣さんの屋根の上にまで破片が飛んでいたことです。また、周囲の家を見渡したのですが、見える限りでは飛んできたと思われるコロニアル屋根材が剥がれている屋根は見当たらなかったのです。N様のお話によると4軒ほど離れた家の屋根が大きく損壊していたとのことでした。もしそうだとしたらかなりの距離を飛んできたという事になります。台風は深夜から朝方に通過したので人が外にいることはなかったでしょうがもし人がいて当たってしまったらと思うと恐ろしいですね。
保険も無事に認定されて、傷がついたり破損したコロニアル屋根の部分葺き替え工事を実施する事になりました。コロニアル屋根の構造をご存じない方は一枚一枚が簡単に外れそうに思うかもしれません。
実際はコロニアル屋根の上に重なるコロニアル屋根材が半分半分にかかってくるので傷がついたり破損した部分まで外していくには思った以上に大きな面積が必要となり、多くのコロニアル屋根材を外す必要が出てきます。もちろん、棟板金を取り外して棟を解体してからの作業です。
コロニアル屋根材は屋根に一枚当たり釘2本で固定されています。釘を抜いた部分には当然釘の穴が開いていますので雨漏り防止の観点からもコーキング材で穴をふさぎ、新しい屋根材を葺いていきます。既存の屋根材と同じものは入手できないため、コロニアルクワッドという屋根材を使用しています。
実際に傷がついたり欠けたりしたN様邸の屋根材はほんの数枚でしたが、交換するにはかなりの数量を交換しているのがわかります。その分、棟も長く解体する必要があるのもわかりますね。
コロニアル屋根部分葺き替えが終了し、新品のコロニアル屋根材を既存屋根の色に近い色で塗装を行いました。N様邸の屋根の色は濃いブルー色でした。既存の屋根に塗った塗料がわかればよかったのですが、N様もどこのメーカーの何の塗料で屋根塗装したのか覚えていらっしゃらなかったため、色見本帳と色合わせを行ったところ、日本ペイントの屋根塗料の標準色のナスコン色が近かったので遮熱屋根塗料のサーモアイSiのクールナスコン色を使用して屋根塗装を行いました。
棟板金部分は新品の為、目荒らしという作業で表面に細かい傷をつけ、塗料の密着をよくするための下処理を行います。
屋根遮熱塗料サーモアイは専用の遮熱下塗り塗料サーモアイシーラーとセットで使用します。ローラーでは塗れない細かい部分は刷毛を使って下塗り塗料を入れ込んでいきます。
実際に屋根に色がついてくる工程の中塗り以降でも細かい部分は刷毛、大きな面はローラーを使用してサーモアイSiナスコン色を塗っていきます。
中塗りは下塗りの上に実際の屋根色になる塗料を塗っていく工程です。中塗りだけでは下塗りのサーモアイシーラーの白色が透けてしまっています。中塗りが乾燥するのを待って仕上げの上塗りを行って屋根部分塗装は終了となりました。
傷がついたり欠けてしまったコロニアル屋根の部分葺き替え工事が終了いたしました。たった数枚の交換のために棟を解体して傷のついたコロニアル屋根まで外して行かなくてはいけません。
コロニアル屋根材の葺かれている仕組みが色が変わっているとわかりやすいですね。軒側から葺きあがってきたコロニアル屋根材1枚に対して中央から二枚に分かれて葺きあがっていきます。
葺き替えた屋根材より少し広範囲にサーモアイSiナスコン色を塗装しました。完全に乾いていない状況の為、色の差が目立ちますが、完全に乾いてくるともう少し色も落ち着くでしょう。
コロニアル屋根材を外すために総交換となったガルバリウム鋼板製棟板金にもサーモアイSiナスコン色を塗装しております。
塗装後すぐは色の差が気になりましたが、1年点検では塗装したところがほぼわからなくなるくらい馴染みました。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。 2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。葛飾区にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。
屋根塗装が雨漏りを引き起こす!?スレート屋根の方は必見!【プロが解説!アメピタ!】
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