
HOME > 施工事例 > 江戸川区北小岩で台風によりコロニアル屋根材が飛ばされたお客様.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
K様が発見したのはコロニアル(スレート・カラーベスト)屋根材の比較的大きな欠片です。建物の南側面の屋根の一部でした。落ちた場所がベランダだったそうですが、大きな音がしてビックリされたそうです。剥がれた屋根の一部に防水紙が見えてしまっておりますが、破けてはいないので急な雨漏りの心配がないことはお伝えしてひとまず安心しただきました。反対側にあたる北面の屋根はさすがに覗き見ることもできず不安だとの事で屋根に上らせていただき確認を行ってまいりました。
剥がれおちた部分はもちろんですが、周囲にも良く見ると無数の亀裂が・・・・。建物が三階建てと言うこともあって風の影響が強いのでしょうか。屋根全体にこの亀裂が多くみられる状態でした。
屋根の頂点(棟)際にもヒビ割れが多く、確認が難しい北面もやはりヒビ割れが多く発生しておりました。TVアンテナの固定台の部分は強風でかなりの力が加わったのでしょう。かろうじてアンテナ脚で支えられて落下を防いでいる状況でした。これらの点検状況から、お客様ご加入の火災保険会社へ修理見積りを作成してご提出をするに当たり、コロニアル屋根材の部分差し替えは困難であることを明記し屋根全体(大屋根のみ)を同素材で葺き替える修理見積りを申請させていただきました。昨年の台風24号は被害がとても多かったため、保険会社も相当忙しかったらしく結果が出るまでに時間が掛かりましたがこちらの申請内容を認めて頂き、火災保険で修理費用を捻出することが出来ました。火災保険は「現状復旧」が前提だけに過剰な内容は認めてもらえません。適切な復旧判断の内容だったという証でもあります。
保険会社からコロニアル屋根材での葺き替え工事を認めてもらいましたが、k様としては「また同じ素材を使用することで同じような思いをするのは避けたい。」という思いもお持ちだったため工事はコロニアル屋根材よりも丈夫で割れたりすることもなく、再塗装のサイクルも長くメンテナンスフリーに近い「ガルバリウム鋼板屋根材」を使用した「屋根カバー工事」実施することになりました。使用する屋根材は通常よりも更に高耐久な超ガルバリウム鋼板を使用している「IG工業スーパーガルテクト」です。
屋根工事ですから、もちろん足場を仮設して工事に臨みます。立地環境が非常に厳しく、荷揚げが機械を使用して行えませんでした。そこで人海戦術となるわけですが、三階建ての建物の屋根上までいくら軽量とは言え屋根材を上げるのはさすがに骨が折れました。足場の各階に一人ずつ人員配置をし、地上から屋根に向かってバケツリレー状態です。
材料さえ屋根に上がってしまえば、後はカバー工事のメリットである施工の速さが生かされます。既存屋根面にある突起物(棟・雪止め金具)を手早く撤去し、既存屋根面を極力傷めない遅延粘着式改良アスファルトルーフィング「タディスセルフ」を屋根面に敷設、各種役物(軒先唐草・ケラバ水切り等)を設置していきます。
メインの屋根材「スーパーガルテクト」の施工は屋根タルキの位置を墨だしして、確実にビス止めをしていくのはもちろんいつもの通りです。忘れてならないのは「雪止め金具」ですね。塗装したてのコロニアル屋根もそうですが、金属屋根も摩擦係数はかなり低いです。屋根材が落ちなくなっても雪が落ちてきたら危険を避けるためにも行った今回の屋根カバー工事の意味もありません。特に北面は「腰折れ」といって屋根面の傾斜が変化しており、それもかなりの急傾斜となっておりますので、確実に雪の重量を支えられるよう、屋根材同様、タルキにシッカリとビスで固定しております。
もともと換気棟の付いた屋根でしたので、換気棟もIG工業スーパーガルテクト純正品を使用して工事をしております。たまに換気棟がただの飾りになっておるお宅があったりもしますがk様邸は換気の穴は開いておりました。屋根調査の際に気になっていた屋根の汚れを発生させていた錆びたTVアンテナもこの際新しいものに交換するために撤去をいたします。
北面の腰折れ屋根軒樋が台風のせいか、雪のせいかわかりませんが、下がってしまっておりました。調査の際には発見できなかった部分ですが、そのまま放置はできません。お客様に状況をお伝えし、再度火災保険申請を追加で行い修理費を認めてもらいました。
正味工事日数は2日と少々、と言ったところでスーパーガルテクトシェイドブルー色を使った屋根カバー工事は終了となりました。冬空の青を受けた青い屋根はk様ご一家を長い安心で守ってくれることでしょう。
部屋に光を入れる為だけに付いている下屋根は被害もなく、スパース的な関係もあり、シェイドブルーに近い色で塗装で仕上げました。
IG工業スーパーガルテクトは独特なちじみ模様が表面に施されています。なんとなく意匠的にはコロニアル屋根にも似ている雰囲気を持っているので、金属屋根=トタンみたい、といった昔の概念とは違い葺きあがりも非常におしゃれな印象になります。
下屋根の塗装仕上げは、大屋根のスーパーガルテクトシェイドブルーに近い色をニットコウ短冊から選び、ツヤ感があまり違わなくならない様に、5分ツヤ仕上げにした塗料で塗装を行っています。さすがにスーパーガルテクトの持つメタリック感は表現出来ませんが違和感はない仕上がりです。
今となっては全く使用することない地上アナログ放送アンテナを撤去し、サビが酷くサビ汁で屋根を汚してしまっていたアンテナポールと固定台は新品に交換。地上デジタル放送のUHFアンテナも当然新品に交換しました。まだVHFアンテナが残っている屋根を多く見ます。台風の時など強風で飛ばされて近隣にご迷惑を掛けてしまうこともありますので屋根工事の際は必ずお声掛けさせていただき、必要なら撤去新設も承っております。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。 2019年9月9日の台風15号、10月12日の台風19号の勢力は凄まじく、各地より被害のご相談をいただきました。江戸川区にお住まいのお客様からもお問合せをいただき、私たち街の屋根やさんでは、数多くの災害復旧工事を実施してきました。
台風発生当時に比べて、ブルーシートがかかった屋根を見かける機会も減り、それだけ復旧工事が進んでいるように感じますが、中には、まだ工事を行えていない方もいらっしゃると思います。台風シーズン前にしっかりと補修を行いましょう。
【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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