世田谷区鎌田にて笠木の点検を行いました

更新日：2023年08月16日

板金製の笠木ではありませんでした

　世田谷区鎌田にお住いのお客様より、ベランダの笠木が劣化して来ているのでメンテナンスを検討しているとのことでお問い合わせいただき、現地調査にお伺いいしてまいりました。

　既存の笠木は板金製でもアルミ製でもなく、ケイ酸カルシウム板（ケイカル板）を加工して取り付けられておりました。

　ケイカル板は軒天などによく使用される材料ですが、水の吸い込みが激しいのであまり直接水のかかる箇所には使用されません。使用するとしても塗装など定期的に行い撥水性を高めてあげる必要があります。

　今回は中古で購入された物件で、一度もメンテナンスをされていないとのことでした。現状でシールの劣化やケイカル板の反りが生じておりましたので補修として塗装を行ったとしてもそれほど長くは持たないかもしれません。

　幸いにもはね出しのバルコニーでしたので笠木部分から入った水が室内に入る可能性は少ないです。しかしながら笠木からの雨漏りはよく発生いたしますのでこまめな点検を行いましょう。

交換の際は端部も加工が必要になります

　今回は笠木の交換工事のご提案を行わせていただきました。既存の笠木のままですと水の吸い込みによって割れが生じて塗装等のメンテナンスを行ったとしても割れ目から水が浸透してしまう恐れがあります。

　新規の笠木の取り付けを行うにあたって既存の納めの確認を行います。壁際がどのような納めになっているかで交換を行う際の作業が変わってきます。

　今回は笠木の端部が外壁の中に入っている納めではありませんでした。しかし化粧カバーが笠木にかかっておりましたので交換の際は一部切除が必要になります。

　笠木の交換やバルコニーのメンテナンスを行う場合は必要に応じて足場の架設が必要な場合がございます。部分的な足場での対応も可能ですが通常の足場よりも割高になってしまいますので屋根や外壁の全体的なメンテナンス行う際に同時に行っていただくと費用の節約にもつながるかと思います。

　特に築20年以上のお家にお住いのお客様はそろそろ屋根の大き目なメンテナンスが必要になってまいります。屋根のカバー工事や葺き替え工事を早めに行うことで雨漏りのリスクを無くし安心してお住いになれるかと思います。

　屋根のカバー工事は税込877,800円から承っております（切妻屋根60㎡、既存屋根を金属屋根でカバーの場合）。使用する材料屋屋根の形状によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。

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