【杉並区成田西】バルコニーの床面をウレタン防水・通気緩衝工法でメンテナンス!
更新日:2025年10月29日
杉並区成田西にお住まいの皆さま。
今回は、バルコニーの床面に行ったウレタン防水「通気緩衝工法」によるメンテナンス事例をご紹介します。
この工法は、下地に含まれる湿気を逃がしながら防水層を形成するため、膨れや剥がれを防ぎ、長期的に防水性能を維持できるのが大きな特徴です。
屋根や外壁の専門業者である街の屋根やさんが、実際の現場写真を交えて詳しく解説いたします。
■ 通気緩衝工法とは?
「通気緩衝工法」とは、既存の下地と新しい防水層の間に通気層を設ける工法です。
下地に残った水分や湿気を**脱気筒(だっきとう)**から外に逃がすことで、膨れや剥離を防止します。
通常のウレタン防水(密着工法)では、下地に湿気があると防水層が浮いてしまうことがありますが、通気緩衝工法ではその心配がほとんどありません。
長期的な耐久性と安心感を求める場合には最適な工法です。
■ 工事前の状態確認
まずは工事前のバルコニーの様子を確認します。

バルコニー全体に人工芝が敷かれていました。
人工芝の下には汚れや湿気が溜まりやすく、長年放置するとコンクリートの劣化やカビの発生につながります。
この状態のままでは防水性能を確保できないため、まずは人工芝を撤去して下地の状態を確認します。
■ 下地処理作業

人工芝を撤去すると、下地にはクラック(ひび割れ)がいくつも見つかりました。
これらのひび割れ部分にはシーリング材を充填して補修し、全体にプライマーを塗布します。
この工程は、防水層を長持ちさせるための最も重要な下地処理工程です。
下地処理が不十分なまま防水材を塗ってしまうと、後々剥がれや膨れが発生する原因になります。
■ 通気緩衝シートの貼り付け

次に登場するのが、通気緩衝シートです。
このシートは、防水層と下地の間に空気の通り道を作る役割を持ちます。
シート裏面には粘着層があり、しっかりと下地に密着させます。
また、表面のメッシュ構造によって、防水材がムラなく行き渡るようになっています。
通気緩衝シートを貼ることで、湿気を逃しつつも衝撃を吸収し、防水層の膨れを防止します。
■ 脱気筒の設置

防水層内部にこもった湿気を外に逃がすために、脱気筒(だっきとう)を設置します。
脱気筒はステンレス製で、シートの通気層内にたまった湿気を自然に排出する構造です。
この部材を取り付けることで、下地と防水層の間に発生する水蒸気圧を効率的に放出できるため、長期間にわたって安定した防水性能を発揮します。
■ 通気緩衝シートと脱気筒の設置完了

シートと脱気筒の設置が完了しました。
この段階で、下地と防水層の間にしっかりと通気層が確保されました。
ここからウレタン防水材を塗布していきます。
ウレタン防水は液体状で施工されるため、複雑な形状のバルコニーでも継ぎ目のない防水膜を作ることができます。
■ ウレタン防水の塗布工程
ウレタン防水材を複数回に分けて塗布します。
1層目を塗布した後、乾燥を待ってから2層目を重ね塗りし、膜厚を確保します。
最終的にはトップコートを塗布して紫外線や雨風から防水層を保護します。
この仕上げによって、見た目も美しく、防水効果の持続期間が大幅に延びます。
■ 通気緩衝工法のメリットまとめ
通気緩衝工法の最大のメリットは、下地に湿気が残っていても施工できる点です。
以下のようなメリットがあります。
- ・膨れ・剥がれを防止し、長期耐久性を確保
- ・既存防水層を撤去せず施工可能(コスト削減)
- ・下地の動きに追従しやすく、ひび割れに強い
- ・脱気筒により、内部湿気を効率的に排出
これらの特長により、特に築年数が経過した建物の防水改修に最適な工法といえます。
■ 施工後の効果とまとめ
通気緩衝工法によるウレタン防水施工後は、下地の湿気を気にせずに安心して長期間使用できるバルコニーに生まれ変わりました。
見た目も美しく、メンテナンス性も高いため、今後の劣化リスクを大幅に軽減できます。
杉並区成田西エリアでバルコニーの防水や劣化が気になる方は、ぜひ街の屋根やさんにご相談ください(^O^)/
無料点検・お見積りを行い、お住まいの状態に合わせた最適な防水工法をご提案いたします。
記事内に記載されている金額は2025年10月29日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
 
関連動画をチェック!
防水工事で雨漏り防止!陸屋根・屋上のチェックポイント【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
トップコート塗り替えで防水メンテナンス!時期や費用は?
・ベランダやバルコニーの床が古く劣化してひび割れ始めている ・屋上の防水面が色褪せてきたように見える そろそろ防水のメンテナンスの時期?でも費用はどれくらいかかるのだろうか? 屋上やベランダなどの防水を放置すると、劣化で雨漏りを引き起こしそれこそ補修費用が高くなってしまうかもしれません。 …続きを読むウレタン防水とは?メリット・デメリットとバルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)への施工工程
バルコニーやベランダ、陸屋根(屋上)への防水対策として現在最も一般的なのが、ウレタン防水です。 「ベランダにウレタン防水をすすめられたけれどどんな工事なの?」 「ウレタン防水の耐久性は?見積りをもらったけれど費用は妥当?」 「他の防水方法と比べてどうなの?」 とお悩みではありませんか? …続きを読むお住まいの寿命を延ばす!季節別・築年数別のメンテナンスポイント
「お家のメンテナンスって、いつやるべきなのか分からない…」 一生に一度のお買い物と言われるお住まい、手に入れてゴールではありません。 かつては新築だったお住まいも年月を経れば、どんなに大事にしていても定期的なメンテナンスが必要になってくるのです。 メンテナンスのタイミングを逃…続きを読む屋根のメンテナンス・屋根工事・屋根リフォームはなぜ必要?
どんな屋根であっても、必ずメンテナンスやリフォームが必要な時期がやってきます。 雨漏りなどの被害に遭って初めて「普通に暮らしていて屋根の手入れが必要なんて知らなかった。」と後悔する前に、屋根のメンテナンスを行い大切なお住まいを守りましょう。 このページではスレート、瓦、金属屋根それぞれの耐用…続きを読むあなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
 
        
    このページと共通する工事内容の新着施工事例
- 【調布市下石原】雨漏り修理工事|部分的なウレタン防水で雨漏りを止めます!
- 
				    【施工内容】 雨漏り修理、防水工事 
- 世田谷区桜丘|陸屋根の笠木からの雨漏りをウレタン防水工事で解決!
- 
				    【施工内容】 防水工事 
- 雨漏りしているバルコニーをウレタン通気緩衝工法でしっかりメンテナンス|世田谷区北沢の施工事例
- 
				    【施工内容】 雨漏り修理、防水工事 




 
 











































































































 
        
      




 
	


























































































































 






 



 


 

