換気棟があると冬は寒い?誤解と真実を解説
更新日:2025年08月02日
「換気棟をつけると冬に家の中が寒くなるのでは?」と心配される方は少なくありません。
確かに屋根のてっぺんに換気口があると、暖かい空気が逃げてしまいそうに感じますよね。
しかし、実際には適切に設計・施工された換気棟が原因で室内が寒くなることは基本的にありません。
この記事では、換気棟の仕組みや冬の寒さに影響する理由、そして安心して換気棟を取り入れるためのポイントをご紹介します(^_^)/
換気棟とは?その役割をおさらい

換気棟とは、屋根の最も高い位置に取り付ける「棟換気口」のことです。
主に屋根裏(小屋裏)にこもる湿気や熱気を外に排出する役割を持っています。
換気棟のメリット
・夏場の熱気を排出し、屋根材や断熱材の劣化を防ぐ
・湿気による結露やカビの発生を防止
・室内の空気循環を促進し、快適な住環境を維持
換気棟をつけると冬は寒くなる?その真相

結論から言えば、換気棟が原因で室内が直接寒くなることはありません。
なぜなら、換気棟が換気しているのはあくまで「屋根裏空間」であり、生活空間である1階・2階の室内とは断熱材などでしっかり区切られているからです。
ただし、以下のようなケースでは寒さを感じることがあります。
断熱材の施工不良や劣化
屋根裏の換気ではなく、断熱が不十分なために熱が逃げている可能性があります。
気密性の低い住宅
換気棟とは別に、建物全体の気密性能が低ければ外気が入りやすく、寒さを感じやすくなります。
換気量の設計ミス
屋根裏の換気バランスが崩れていると、必要以上に暖気が逃げる可能性も。
冬でも快適に換気棟を活用するためのポイント

適切な断熱施工
屋根裏と居住空間の間にしっかり断熱材を敷くことで、暖気が逃げるのを防ぎます。
古い家の場合は、断熱材の劣化や隙間が原因になっていることも多いため、リフォーム時に断熱材のチェックをおすすめします。
換気バランスの見直し
換気棟だけでなく、軒天(軒先)にも吸気口を設置することが重要です。
吸気と排気のバランスが取れていないと、冬場に室内の熱が屋根裏に過剰に逃げる可能性があります。
気密性を高める
サッシやドアの隙間風対策を行うことで、外気の流入を防ぎ、全体の断熱効果も向上します。
正しく使えば換気棟は冬も安心

換気棟は、冬に家が寒くなる原因ではありません。
むしろ、湿気や熱気による屋根材の劣化を防ぐ大切な設備です。
ただし、断熱や気密の工夫が不足していると、寒さを感じることもあるため、設置の際は信頼できる施工業者に相談し、全体のバランスを見た設計が重要です。
お困りの方はお気軽にご相談ください♪
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記事内に記載されている金額は2025年08月02日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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