
HOME > ブログ > 化粧スレート屋根は劣化すると反る?主な原因と予防方法
更新日:2025年05月21日
スレート屋根の「反り」とは、屋根材が浮き上がったり、曲がってしまう現象を指します。
通常は屋根面にぴったりと重なっているはずの化粧スレートが、端の部分などで上方向に湾曲します。
このような状態になると、見た目が悪くなるだけでなく、隙間から雨水が入りやすくなり、雨漏りのリスクも高まります。
化粧スレート屋根とは、セメントを主成分とし、表面に塗装を施した薄型の屋根材です。
「カラーベスト」や「コロニアル」とも呼ばれることがあります。
軽量で施工しやすく、見た目も美しいため、多くの住宅で採用されています。
ただし、耐久性は20〜30年程度とされており、年数が経つと劣化症状が出てくることがあります。
特に表面の塗装が劣化した場合にはひび割れなど様々な劣化症状が発生しやすくなり、反りもそのような劣化症状の一つです。
反りの原因はいくつかありますが、代表的なものは以下のとおりです。
化粧スレートはセメントが主成分であり、吸水性を持っています。
雨が降ると水を含み、晴れると乾燥し、これを繰り返すことで屋根材が膨張・収縮を起こします。
この繰り返しにより、徐々に形が歪んでしまい、反りが生じるのです。
屋根表面の塗装が劣化すると、屋根材が水分を吸いやすくなります。
塗膜がしっかりしていれば水の侵入を防げますが、塗装が剥がれていると防水性能が大幅に低下します。
そのため、塗装の劣化は反りの直接的な原因になります。
スレートが反って隙間ができると、そこから雨水が侵入する可能性があります。
ただし、屋根材の下には防水紙というものが敷かれており、雨水が内部へ入らないよう防いでくれているためすぐに雨漏りが起こると言うことはありません。
反対に、防水紙が健在であれば雨漏りを防げますが、すでに劣化している場合は室内まで水が浸入します。
これにより天井や壁のシミ、構造材の腐食といった深刻な被害につながる恐れがあります。
また、屋根材に隙間が生じることで防水紙が外的影響を受けやすくなるリスクも高まります。
スレート屋根の反りを予防するためには、日頃の点検とメンテナンスが欠かせません。
少なくとも5年に1度は屋根の点検を行い、ひび割れや反り、塗膜の剥がれがないか確認しましょう。
早期に異常を発見すれば、修理費用も抑えられます。
屋根塗装は、防水性能の維持と美観の保護の両方に有効です。
塗膜の劣化が進む前に再塗装を行うことで、反りの予防にもつながります。
化粧スレート屋根の反りは、見逃してはいけない劣化症状の一つです。
吸水や乾燥の繰り返し、塗膜の劣化、施工不良などが原因となります。
反りが進行すると、雨漏りや屋根材の飛散といった深刻な被害につながる可能性があります。
定期的な点検と早めのメンテナンスを心がけることで、トラブルを未然に防ぎましょう。
屋根に違和感を感じたら、専門業者に相談することをおすすめします。
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化粧スレートのことでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください!
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【施工内容】
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