劣化が進む前に！スレート屋根と棟板金のメンテナンス完全ガイド｜塗装や交換時期を徹底解説

更新日：2024年12月04日

　屋根塗装は住宅のメンテナンスにおいて非常に重要な部分です。特に、スレート屋根は日本の住宅で多く採用されている屋根材の一つであり、耐久性や価格のバランスが良いことから、リフォームの際にも人気があります。

　本記事では、スレート屋根や棟板金に焦点を当て、塗装やリフォームが必要な時期や修理事例も含め、詳しく解説します。
　実際の点検の事例もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね！

　

スレート屋根とは？

　スレート屋根とは、セメントを主成分とした薄い板状の屋根材のことです。瓦屋根と比べると軽量で、コストも低いため、一般住宅だけでなく商業施設や集合住宅でも採用されています。

　

スレート屋根の耐用年数と寿命の延ばし方

　スレート屋根の耐用年数は一般的に20～30年とされていますが、メンテナンスの状況によって大きく異なります。主に、紫外線や雨風、苔やカビなどが塗膜を劣化させ、防水性を低下させるため、定期的な塗装や補修が必要です。

　約10年ごとに塗装を行うことで、防水性を維持し、寿命を延ばすことが可能です！

　

スレート屋根の劣化サイン

　以下の兆候が見られたら、塗装や補修を検討する必要があります！

　

・色あせや剥がれ
・割れや欠け
・苔やカビの発生
・雨漏りの発生

　

スレート屋根に塗装が必要な理由

防水性能の確保

　スレート自体には防水性がなく、防水工事として塗装が必須です。塗膜が劣化すると雨水が侵入し、住宅内部に湿気や腐食が発生する可能性があります。

　

美観の維持

　スレート屋根は塗膜で着色されていますが、紫外線や雨風の影響で色あせや剥がれが起きます。定期的な塗り替えにより、屋根の美観を保つことができます。

　

耐久性の向上

　スレート屋根は塗膜が防護壁の役割を果たします。これにより、熱や雨、汚れから屋根材を守り、寿命を延ばします。

　

棟板金とは？

　棟板金とは、屋根の頂部（棟）に取り付けられる金属板で、主に防水工事と屋根材の接合を目的に使用されます。瓦屋根では漆喰や冠瓦が使用されますが、スレート屋根や金属屋根の場合には棟板金が設置されます。

　

耐用年数

　棟板金の耐用年数は15～20年程度とされています。ただし、設置環境やメンテナンス状況によっては、これより短くなる場合もあります。特に以下のような環境では劣化が早まります。

　

・塗料が劣化しやすい強い日差しや高温環境
・台風や強風が多い地域
・海岸部などの腐食が進みやすい塩害地域

　

劣化のサイン

　以下の兆候が見られた場合、棟板金の交換や修理が必要です。

　

・釘の浮きや抜け
・棟板金が強風でカバーから外れる
・塗膜の剥がれや錆び
・雨漏りが発生している

　

棟板金交換工事が必要な理由

防水性の低下を防ぐ

　棟板金が劣化すると、雨水が内部に侵入しやすくなります。これにより、屋根の下地材や外壁部分にも影響が及び、建物全体の耐久性が低下します。

　

強風や台風による被害を防ぐ

　2024年現在、台風や異常気象が増加しており、棟板金の劣化は屋根の崩壊を引き起こす要因になります。早めの補修や交換でこうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。

　

メンテナンス費用を抑える

　放置することで、屋根全体の補修が必要になる場合があります。棟板金のみを交換するほうが価格的にも低コストで済むため、早めの対応がおすすめです。

　棟板金の交換工事は、屋根の防水性能を維持し、住宅を守るために欠かせない作業です。耐用年数を把握し、劣化のサインを見逃さないことで、雨漏りやさらなる修理のリスクを回避できますよ！

　

屋根塗装と棟板金交換工事を一緒にやったほうが良い理由

　屋根塗装と棟板金交換工事を同時に行うことは、効率的でコストパフォーマンスが高い選択です。それぞれの工事には異なる目的がありますが、施工時期が重なる場合が多いため、一緒に行うことで以下のメリットが得られます。

　

足場の共用でコスト削減

　屋根塗装や棟板金交換工事では、高所作業のため足場が必要です。別々に工事を行うと足場設置費用が二重にかかりますが、同時施工により一度の設置で済むため、大幅な費用削減が可能です。

　

効率的な施工

　塗装と板金工事は、屋根全体を保護し、美観を向上させる役割を果たします。同時に行えば、作業日数が短縮され、工事期間中の生活への影響を最小限に抑えることができます。

　

トラブルの予防

　棟板金は屋根の防水性を確保する重要な部分であり、塗装の防水性と密接に関係しています。塗装と交換を同時に行うことで、劣化箇所を一括で修繕でき、雨漏りや風による棟板金の浮きといったトラブルを未然に防げます。

　

メンテナンスの一元化

　同時に工事を行うことで、屋根の状態をトータルで把握でき、今後のメンテナンス計画が立てやすくなります。また、業者にとっても全体の状況を考慮した提案が可能になります。

　これらの理由から、屋根塗装と棟板金交換工事は同時に行うのがおすすめです。効率的かつ経済的な工事計画で、屋根の寿命を大幅に延ばしましょう！

　

スレート屋根の現地調査にお伺い致しました

　台東区清川にお住まいのお客様より「屋根の塗装を検討しているので点検してほしい」と、お問い合わせをいただき現地調査にお伺い致しました。

　特に、塗装が劣化すると屋根材自体が劣化しやすくなり、苔や藻、カビの発生、ひび割れなどの問題が引き起こされる可能性があります。そのため、定期的な点検と塗装メンテナンスが重要です。

　棟板金も塗装が劣化しており錆が発生していました。

　棟板金に「錆」が起こる原因はいくつかあります。まず、経年劣化により塗膜や亜鉛メッキ（ガルバリウム鋼板であれば亜鉛とアルミニウム）が剥がれてしまった場合、錆が発生する可能性があります。

　また、飛来物によって塗膜やメッキを貫通する傷を受けてしまった場合も、錆が発生する原因となります。これらの要因によって棟板金に錆が発生し、雨漏りの原因となる可能性があります。

　錆が進行して重度になったり、穴があいたりした場合は、棟板金の交換が必要になることもあります。また、築15年以上経過しているお住まいでは将来的に交換が必要になる可能性もあるため、定期的なメンテナンスが重要です。

棟板金交換工事と屋根塗装工事をご提案致しました

　調査完了後、お客様に調査内容をご説明し、棟板金交換工事と屋根塗装工事をご提案致しました。

　棟板金交換工事の工事費用の目安につきましては20ｍ交換した場合、税込154,000円～承っております。

　屋根塗装工事の工事費用の目安につきましては税込382,800円 ～承っております。

　私達、街の屋根やさんでは点検～お見積り作成まで無料にて実施させていただきますので、是非お気軽にご相談ください。

　記事内に記載されている金額は2024年12月04日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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