築何年でスレート屋根は張り替え(葺き替え)が必要?目安と判断ポイントを解説
更新日:2025年07月03日
スレート屋根は多くの住宅で使用されている一般的な屋根材ですが、経年劣化は避けられません。
では、築何年でスレート屋根の張り替え(葺き替え)が必要になるのでしょうか?
この記事では、スレート屋根の寿命や劣化のサイン、そして葺き替えのタイミングの見極め方を詳しく解説します。
大切な住まいを守るために、屋根の状態を見直すきっかけになれば幸いです。

スレート屋根の一般的な耐用年数とは
スレート屋根の耐用年数は、一般的に20年から30年程度とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の劣化具合は使用環境や定期的なメンテナンスの有無によって大きく変わります。
例えば、塗装などの保護処理を行っていない場合や、台風や積雪など自然災害の多い地域では、想定よりも早く劣化が進行することがあります。
また、アスベストが含まれていた旧タイプのスレートは比較的耐久性が高く、アスベスト禁止直後に販売されたスレート屋根は耐久性が低いです。。
したがって、「築何年」というだけでなく、素材の種類や施工状況も葺き替えの判断材料となります。
張り替えが必要になる劣化のサイン

築年数にかかわらず、次のような症状が見られる場合は、屋根の葺き替えが必要かもしれません。
屋根材に大きなひび割れがある
屋根材が反り返っている、または浮いている
スレートが欠けて落下している
屋根の表面に苔やカビが広がっている
天井や壁に雨染みが見られる(雨漏りの兆候)
これらの症状は、スレート屋根の防水性能が著しく低下していることを示しています。
特に、雨漏りが発生している場合には、屋根材だけでなく防水紙や下地材も劣化している可能性が高く、葺き替えを検討する必要があります。
築年数でみる葺き替えのタイミングの目安
築15〜20年を過ぎたあたりから、屋根の劣化が顕著になってきます。
この時期には、屋根塗装や補修で対応できる場合もありますが、スレート材自体の劣化が激しい場合は、葺き替えを検討する段階に入ります。
築25〜30年を超えている場合、屋根材の性能が限界に近づいていると考えた方がよいでしょう。
この時点で塗装だけを行っても、根本的な解決にはならないことがあります。
また、防水紙や野地板(下地)の劣化も進行していることが多いため、屋根全体の見直しが必要です。
葺き替えによって、屋根の防水性・耐震性を一新することができます。
張り替えか塗装か?判断のポイント

スレート屋根は、劣化状況によって「塗装」「カバー工法」「葺き替え」のいずれかを選ぶことができます。
塗装は屋根材が健全な場合に有効な保護手段です。
一方で、ひび割れや浮き、反りが目立つ場合は塗装では対応できません。
カバー工法(重ね葺き)は、下地がしっかりしている場合に有効ですが、すでに雨漏りが発生して下地が劣化している場合には適していません。
屋根全体に不具合がある場合や築年数が30年近く経過している場合は、下地からやり直す葺き替えが最も安心です。
点検と診断によって、最適な工事方法を見極めることが大切です。
定期点検の重要性と信頼できる業者選び

屋根の劣化は、外から見えにくいため見落とされがちです。
しかし、放置しておくと雨漏りや構造材の腐食に繋がり、修繕費用がかさむ可能性があります。
そのため、築10年を過ぎたら5年~10年おき、または台風や強風後などのタイミングで、プロによる点検を受けることをおすすめします。
無料点検を利用しつつ、見積もり内容や提案内容についての説明が明確な業者に工事を依頼するようにしましょう。
まとめ
スレート屋根の葺き替え時期は、一般的に築20〜30年が目安です。
ただし、使用されている屋根材の種類や施工環境、メンテナンス履歴によってタイミングは変わります。
劣化のサインを見逃さず、早めに点検や補修を行うことで、大切な住まいを長持ちさせることができます。
屋根は家を守る最前線です。
定期的な点検と、的確な判断が将来のトラブル防止につながります。
屋根の状態が気になる方は、ぜひ街の屋根やさんにご相談ください。
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