
HOME > 施工事例 > 品川区荏原にて訪問業者に登らせてしまったスレート屋根、無理に.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
担当:新海
現地調査にお伺いさせて頂いた際の屋根の様子です。
築14年程との事でしたが、屋根上は北側(写真左半分)は黒カビや藻の繁殖などが多く確認が出来ました。化粧スレート屋根は、経年で表面のコーティングが劣化し雨水を弾けなくなる時が必ず訪れます。ですので、定期的に塗装ではっ水効果をもたせる事がとても重要です。スレートが雨水を表面から吸い込みクラック(ひび割れ)や反りなどの劣化が始まってしまいます。
早期に塗装のメンテナンスではなく屋根工事が必要になる事もありますので、屋根や外壁のメンテナンスは早めに行っておくといいでしょう。
こちらが訪問業者が指摘し、屋根に上がり捲れた写真を撮影した箇所の様です。板金に通常つかない折り目がついており、屋根に上がり道具を使い捲った可能性がございます。
屋根に上がり、下りた際に即一式表記の見積を出し、すぐに施工しないと危ないですよという事が多いのが訪問業者の特徴です。
もちろん、全ての訪問業者がそうではないと思いますが、地上から3階建てのお住まいの屋根を見上げて屋根が見えるはずがありません。そのような業者に、大切なお住まいの施工を任せたり、ましてや頼んでもいないのに訪問されても信用できないと思います。気を付けましょう。
棟板金の状態は釘浮きや棟板金継ぎ目のシーリング材の破断等が見受けられます。築年数なりの劣化です。手を差し込むと簡単に板金が浮いてしまう程です。強風・台風がこのように隙間がある部分にあたりますと棟板金飛散による二次被害も想定できますので、棟板金のメンテナンスも必要です。
またスレートの方もじっくりと見てみますと、表面にクラックが出来てしまっている箇所が確認できます。スレート表面は365日、外部の過酷な環境下からお住まいを守ってくれています。
新築時はコーティングが施されている新しいスレートが使われます。しかし、経年劣化で紫外線や風雨などにより傷んでしまい塗膜も劣化致します。塗膜が劣化しますと表面が保護できなくなりますので、雨水がスレートに染み込み写真の様にクラックに繋がったり、黒カビや苔、藻の繁殖につながりやすくなります。
塗膜が劣化したスレート表面はジメジメ湿る事が多くなり、汚れの繁殖が進んでしまいます。近年のノンアスベストスレートはアスベストが入っていた頃と違い強度は落ちておりますので、早めに塗装でのメンテナンスをお勧め致します。
まずは棟板金交換工事の様子です。既存の換気棟が2台設置されている棟板金を撤去致します。使用するのは主に釘抜きです。下地木である貫板から釘を抜いて板金を撤去致します。
換気棟が設置されていた箇所は通気の為に開口が設けられております。
今回は強度を上げるために下地にプラスチック樹脂製の貫板を使用させて頂きました。雨水を吸いにくく、耐久性の高い貫板になります。
斜めに降っている隅棟部分も樹脂製貫板を設置し、新しいガルバリウム鋼板製の棟板金を取り付けていき居ます。
棟板金も全て繋がっているわけではございませんので、継ぎ目が生じます。そこから雨水の浸入を防ぐ為にシーリング材を充填しておき、棟板金を被せていき街の屋根やさんでは標準施工となっておりますSUSビスにて固定致します。
最後に新しい換気棟の取付を行い、棟板金交換工事は完了となります。この後塗装をして隠れてしまいますが綺麗に仕上がりました。
この後は養生、高圧洗浄から始める塗装工事に入ります。街の屋根やさんでは、棟板金交換工事を税込6,600円/mより施工を承っております。
今回、お隣のお住まいが近い事と3階建てという事もあり、養生をして高圧な水をあてて洗浄致しました。真っ黒に汚れが浸透していたスレート表面が綺麗になっている様子がよくわかりますね。塗装工事は汚れが残ってしまいますと、新しい塗料のかぶりが悪くなり塗料本来の性能が発揮できません。高圧洗浄一つとっても職人の腕が関わってきます。
街の屋根やさんでは洗浄時から先々の事を考え、施工を進めておりますのでご安心ください。
こちらは今回の施工に使用致します、日本ペイントの塗料になります。
下塗りにはファイン浸透シーラー、仕上げにはファインパーフェクトベストをご提案させて頂きました。
ファイン浸透シーラーは弱溶剤で臭気も少なく、エポキシ樹脂が脆弱面の補強を担ってくれます。ある程度クラック等のひび割れが発生し傷みがある屋根には最適な下塗り材の一つです。
仕上げにはラジカル制御型のファインパーフェクトベストです。シリコンを超えるラジカル制御型塗料として人気がある塗料です。高耐候性になっておりまして、長く綺麗な屋根を保つことが可能です。また、防藻や防カビ性能も有しておりスレート塗装に大変お勧めです。
まずは塗装工事の下処理としてケレンを行います。交換したばかりの新品の棟板金ですが、下塗り材の密着度を上げるためにあえて目粗し、ケレンを行います。塗装工事では必須の工程となります。ケレン後に錆止め塗料を塗布したのが写真右になります。日本ペイントのハイポンファインプライマーIIを棟板金と雪止め金具に塗布致します。
次にスレート表面に下塗りであるファイン浸透シーラーをローラーで塗装していきます。透明になっておりますので、塗っている箇所が雨が降った後のような濡れている様に見えていると思います。下塗りがしっかりと行われておりませんと、仕上げに使います塗料がいくら性能が良い塗料でも台無しになってしまいます。下塗りはとても重要です。しっかりと塗り重ねていきます。エポキシ樹脂がスレートの補強も行ってくれます。
街の屋根やさんでも特に気を付けておりますのが、縁切り作業であるタスペーサーの差し込みです。
雨漏りの調査依頼を頂き調査にお伺いした際、この縁切り作業がまともに行われておらず、排水が出来なくなったスレート屋根の漏水を多く見てきております。屋根材の裏側にまわるように設計されているスレートは、先端の小口と呼ばれる部分から湿気や雨水を排出するように元々隙間を設けております。
塗装時に塗料でこちらを塞いでしまい、本来外部へ流れ出る水分が屋根材の裏側で滞留し、釘廻りなどから建物内部へ雨水が侵入してしまい、数年後に雨漏りに繋がる事が多いのです。
もし、塗装工事のお見積を取る際に縁切りやタスペーサーと書かれた項目がない業者は選ばないでください。
先ほどご紹介致しました、ファインパーフェクトベストで中塗りをしている所です。2液性塗料ですので、よく攪拌して段取りを行っておきます。
今回、お選び頂きましたお色は「ナポリブラウン」となります。天候に恵まれて工事はどんどん進んでいきますが、艶も出ており落ち着いた綺麗なお色だと思います。
しっかりとローラーで塗り漏れがないようにし、塗装工事を進めていきます。細かい箇所の塗装は刷毛を使ったり、使い分けて塗装を行います。
乾燥時間をしっかりと設けた後は、同じ塗料にて上塗りを行います。塗装工事は早く終わればいいという物ではなく、どんな塗装にもメーカーが定めた乾燥時間を守りませんと、塗料が早期に剥がれたり、傷んでしまう事に繋がります。特に冬場の塗装は朝露などが残ったまま塗装してしまうと、仕上がりがとても悪くなりがちになります。
ローラーで丁寧に上塗りをしていきます。3階建ても考慮し、再度塗装時には軒先まわりに塗料が飛散しないように養生を施しております。メッシュシートだけでは強風が来た際に塗料が飛散することも考えられる為に、養生は現場判断で行わせて頂きます。雪止め金具などの錆止め塗布を行った箇所も、同じファインパーフェクトベストで塗装し保護しておきます。
品川区荏原O様邸の棟板金交換工事と屋根塗装工事が無事に竣工を迎えることが出来ました。
仕上がりがとてもよく、施工後の様子をご覧頂き大変満足頂ける施工になりました。訪問業者から指摘された事から始まったお客様のご不安は解消する事が出来ました。
お住まいは経年で必ず劣化はしてしまいます。立地や環境によりお住まい毎にメンテナンス時期は変わってまいります。その為に定期的にメンテナンスが必要なのが屋根や外壁です。もちろん、雨漏りしては大変ですので防水施工が施されているバルコニー・ベランダも気になります。街の屋根やさんでは、様々な施工が可能です。お住まいの事でお困りの時は是非ご相談ください。親身になって対応させて頂きます。
この度はご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2023年01月30日時点での費用となります。【工事前】
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どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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