
HOME > 施工事例 > 渋谷区本町にて強風により破損した塩ビ波板をポリカ波板へ部分的.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
担当:白井
現地調査の様子になります。渋谷区本町にお住まいのお客様より「強風によりベランダ屋根が部分的に割れてしまい飛散してしまわないか心配なので修繕を検討している。調査・お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺いいたしました。
自然災害による建物の破損には、火災保険が適用される場合があります。火災保険とは、自然災害により被害を受けた箇所の復旧費用をお客様の代わりに保険会社が負担する保険となります。経年劣化による破損は、保険適用外となりますのでご注意下さい。
ベランダ屋根には波板が5枚設置されておりましたが、端部の一枚がズレてしまいアルミフレームとの間に10cm程の隙間が生じておりました。被害の拡大防止のために、お客様により応急的にテープで補強が行われておりましたが、風が吹くとバタバタと音を立ててしまう状態でしたので、このままだと飛散のリスクが高く危険な状態になっておりました。
使用されている波板は、硬質塩化ビニル製の波板になります。波板の間にガラスネットを挟むことで強度を上げているので塩化ビニル製の波板と比較して耐久性が高く劣化しにくいといった特徴があります。
塩化ビニル製の波板の耐用年数は3年程度ですが硬質塩化ビニル製の波板の耐用年数は5年程度といわれており、比較すると硬質塩化ビニル製の波板の方が耐久性に優れております。しかし、どちらの波板も耐用年数が過ぎると経年劣化により変色や変形が生じ破損しやすい状態となってしまいます。
波板の固定には、ポリカフックが仕様されておりましたが複数箇所でフックが破損し欠落しておりました。波板の固定力が低下してしまうと強風により力が加わり飛散や破損のリスクが高くなってしまいます。また、固定箇所の数も通常より少なく感じましたので補強が推奨されました。
調査の結果波板の破損が2枚とフックの欠落が複数箇所確認できました。メンテナンスの方針をご相談したところ、塩ビ波板の交換は数年前に実施している為、今回は必要最低限の処理で済ませたいとのご要望が御座いましたので部分的な波板交換及びポリカフック交換のご提案を行い工事をお任せいただきました。
今回の波板部分交換工事の費用は、税込み33,000円にて承りました。工事の金額は、施工範囲や足場の有無により費用が異なりますので詳しくは「街の屋根やさん」へお問い合わせ下さい!
先ずは、波板が破損している端部2枚の波板撤去を行います。既存波板はポリカフックにて固定が行われておりましたのでフックの取り外しを行うことで波板の取り外しが可能です。フックはアルミフレームに噛み合う形で固定されているのでフックを押し込んだ状態で90度回転させるとフレームから外れます。
使用する波板は、住友ベークライトのポリカーボネート製の波板になります。色はブロンズマットをお選びいただきました。
ポリカ波板は耐久性に優れ、衝撃に強い特徴を持っています。その耐衝撃性はトップクラスであり、ガラスの約200倍、アクリル板や塩ビの約20倍以上の強度があります。また、ポリカ波板は硬さよりも弾力性があり、非常に柔軟性があることが特徴です。透明度と透過性にも優れており、紫外線を通さないため、長期間使用しても変色や変形が起こりにくいです。
さらに、一般的なポリカ波板は片面のみに耐候処理が施されており、取り付ける際には向きに注意する必要があります。ポリカ波板は塩ビ波板よりも価格は高いですが、劣化が少なく耐用年数も長いため、物置屋根などで使用されることが増えています。そのため、ポリカ波板は長寿命で耐久性に優れた建材として広く利用されています。
新規波板取り付けの様子になります。アルムフレームに合わせて加工を行った波板を先ずは、アルミフレームに差し込み仮付けを行います。
仮付け後は、フックを通すための下穴を空けます。下穴を空ける際には、専用の錐を使用し波板の山となっている部分に穴を空けます。波板の谷部分は、水が流れる部分になる為、漏水のリスクが高く穴あけ位置には向きません。したがって、波板の高い箇所(山部分)に穴を空けます。
波板の固定に使用するのが、ポリカフックになります。アルファベットのJ型の形状をしたフックになっており、アルミフレームに嵌合させることで波板を固定します。今回使用するポリカフックは21㎜の長さになります。ポリカフックは、様々な長さの製品がありアルミフレームによりフックの寸法が異なりますので使用する長さには注意して剪定が必要になります。
破損していた2枚の波板交換後は、劣化していた既存フックを新規のフックと交換を行い全ての作業が完了となります。フックの劣化により飛散リスクが高まっていた波板屋根でしたが、破損部の交換及び固定フックを全体的に交換したことで固定力が確保でき飛散のリスクを最小限に抑えることができました。
私達「街の屋根やさん」では、現地調査からお見積り迄を無料にて承っております。また、住宅に関する幅広い工事に対応しておりますので住宅に関してお悩みの際には、お気軽にご相談下さい!
記事内に記載されている金額は2025年02月28日時点での費用となります。
火災保険が適用できる?屋根工事・屋根修理【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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