
HOME > 施工事例 > 台東区日本堤にてマンション屋上の陸屋根防水工事を実施、ウレタ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:岡野
担当:岡野
調査の様子です。マンションの屋上は陸屋根になっており平場全体にひび割れが発生していました。ひび割れの原因はコンクリートの乾燥収縮になります。コンクリート内部の水分が蒸発するとコンクリートが収縮し、収縮する事で引っ張られたコンクリートが耐えられなくなりひび割れが発生してしまうのです。
平場以外にも立上りにひび割れが発生していました。コンクリートは寒暖の差でも伸縮する性質がありますのでひび割れの原因になります。現在、雨漏りは発生していないとの事ですがこのままですと雨漏りに繋がります。
お客様に調査のご報告をしたところ、雨漏りの可能性が少しでもあるのならメンテナンスを行いたいとの事でしたので通気緩衝工法にて陸屋根防水工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
通気緩衝工法は既存の下地がコンクリートに使用する工法になります。下地がコンクリートの場合、密着工法で防水工事を行うとコンクリートが発する蒸気により防水層の内部から膨れが発生してしまうからです。この膨れを防止するために通気性能がある通気緩衝シートと脱気筒を設ける事で蒸気を逃がし、膨れを解消します。
防水工事の費用につきましては、税込11,000円~となっております。使用する材料の種類等により金額が異なりますので詳しくは私たち街の屋根やさんまでお気軽にお問い合わせください。
施工の様子です。こちらの陸屋根はアスファルト防水の上にシンダーコンクリートで押さえる工法になっており伸縮目地が設けられておりますので既存の伸縮目地を撤去していきます。コンクリート構造物は外荷重や温度により変形したり伸縮しますので、伸縮目地は一定区画ごとに設ける事でその差異で生じるひび割れを防ぐ役割を果たしております。経年の劣化により収縮力が弱くなってしまい、隙間が開いて雨水が浸入しやすくなってしまいますのでメンテナンスを行う際には既存の伸縮目地を撤去致します。
洗浄作業の様子です。既存の汚れを高圧洗浄で除去する工程を行います。汚れが付着したまま施工すると次の工程で使用するプライマー等の密着が不十分になってしまいますので防水工事を行う際には必ず行う工程で専用の高圧洗浄機にて洗い流していきます。
下地の調整の様子です。高圧洗浄の工程完了後、下地の処理を行います。ダイフレックス株式会社のDワン・カチオンを使用してひび割れ補修等の下地処理を行います。Dワン・カチオンはセメント系粉体とカチオン系粉末樹脂を予め適量混合した1材型で各種下地に対して安定した接着力を発揮します。
専用の鏝を使用し、表面の凹凸やひび割れ等の隙間を処理していきます。下地の処理の仕上がりにより、その後の防水機能に影響が出ますので丁寧に作業を進めていきます。
プライマー塗布の様子です。下地の調整が完了致しましたら、下地との密着性を高めるためのプライマーを塗布していきます。専用のローラー等を使用し、平場や立上がりに丁寧にムラの無いよう均一に塗布していきます。
ウレタン防水通気緩衝工法になりますので伸縮目地が設けられていた目地にはシーリングを充填していきます。目地に接着不良の原因になる異物や汚れが無いか確認し、プライマー塗布後シーリングを充填し専用のヘラで均していきます。
通気緩衝シートを貼る様子です。プライマーの塗布が終わりましたら通気緩衝シートを貼っていきます。下地のコンクリートに含まれる水分や蒸気による防水層の膨れを防ぎ、下地の挙動を緩衝します。通気緩衝シートの継目にはジョイントテープで処理し、隙間の無いようにします。
改修用鉛ドレンの設置と脱気筒設置の様子です。ドレンは防水層と雨樋を繋ぎ防水面で受けた雨水を集水し樋へと流す役割を果たしています。脱気筒は防水層の下にある水蒸気を逃がしますので膨れや剥がれを防ぐ役割を果たします。
今回のウレタン塗膜防水通気緩衝工法で使用した塗料は株式会社ダイフレックスのDSカラー・ゼロを使用致しました。DSカラー・ゼロは特定化学物質を含んでいません。ダイフレックスの代表的な防水材で建物や用途、施工者や周辺環境等の様々なニーズやシーンに対して多彩なバリエーションでお応えし、更に世界基準のトップクラスの安全性能を備えた「特定化学物質無配合の2成分形ウレタン塗膜防水材」になります。シックハウス症候群を引き起こす原因とされる物質を含みませんので安心して使用できます。立上り用の防水材は平場用と比較すると粘度が高いのでダレにくい仕様となります。
施工の様子です。平場用のDSカラー・ゼロを専用のローラーで塗布を行い、均一にしていきながら丁寧に防水層の1層目を形成していきます。立上り部分もローラーにて立上り用の防水材を塗布していきます。立上り用の防水材は粘度が高いのでローラーだけですと均一になりませんので専用のヘラも使用しながら均一にしていきます。乾燥時間は時期にもよりますが10時間以上は必要ですので十分に乾燥させてから次の工程に移ります。
ウレタン塗膜防水の2層目の塗布の様子です。2層目も1層目と同様に塗布していきます。外壁塗装工事等で使用する塗料よりも厚みのある塗膜ができますので膜厚になります。防水層を複層にすることで強い防水層になります。屋上には搭屋が設けられていますので搭屋の上も同じく施工していきます。
トップコートを塗布する様子です。ウレタン塗膜防水の2層目の塗布が終わりましたらトップコートを塗布し、仕上げていきます。ウレタン防水層は耐久性に優れていますが、トップコートを塗布する事でウレタン防水層を紫外線等から保護しますので耐久性の保持に繋がります。
工事完了の様子です。お客様に工事の仕上がりを確認していただきウレタン塗膜防水工事が完了となります。雨漏りの可能性を排除できましたのでお客様に大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、感染拡大防止の為マスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
記事内に記載されている金額は2022年08月05日時点での費用となります。防水工事で雨漏り防止!陸屋根・屋上のチェックポイント【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
【施工内容】
防水工事
【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
【施工内容】
雨樋交換
【施工内容】
屋根カバー工法
【施工内容】