文京区本駒込で断熱ブロックを撤去してウレタン塗膜防水の通気緩衝工法を実施いたしました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
文京区千駄木にお住いのO様は、台風などの強い風雨が伴う場合に発生する雨漏りにお悩みで、私たち「街の屋根やさん」に調査のご依頼を頂きました。築30年ほどの三階建てALC外壁に一部タイル貼りの建物です。屋上、三階部分、二階部分と陸屋根やベランダがあります。雨漏りは、1階、2階、3階と各階で発生しているそうです。雨漏りは壁際に近いところで発生しているのが特徴的でした。O様のご希望は雨漏りを直すことはもちろんではあるが、予算の関係もあるので段階的に改修を進めていきたいとのことでした。外壁の改修も進めていきたいところでしたが、まずは防水工事を行っていきたいというご希望がありましたので防水工事の調査を行っていくと、各陸屋根やベランダには断熱ブロックが敷き詰められており、排水口の状況も見れません。断熱ブロックは場所によっては大きく盛り上がってしまっていました。一部のベランダでは過去に防水工事を行った形跡がありましたが、断熱ブロックの上から防水工事を行っている様でした。今回の防水工事では、断熱ブロックを撤去して防水工事を行っていく方向でお見積りをさせていただきました。他社様との相見積りでしたが、施工内容・金額ともにO様のご納得されるものだったとのことでご契約・工事を承らせていただくことになりました。
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 雨漏り修理 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 14日間
- 築年数
- 約30年
- 平米数
- 79.1㎡(各ベランダ合計)
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- O様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 10年間
- 【工事内容】
- 雨漏り修理 防水工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- ダイフレックス社 DSカラー
- 施工期間
- 14日間
- 築年数
- 約30年
- 平米数
- 79.1㎡(各ベランダ合計)
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせください
- お施主様
- O様邸
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証年数
- 10年間
雨漏りの状況調査
文京区千駄木に住まいのO様は、いつもではないのですが台風など暴風雨の時に雨漏りが発生するとのことで、私たち「街の屋根やさん」にお問合せをくださいました。築30年程の三階建ての建物で、屋上は陸屋根になっており、各階にはベランダがあるそうです。まずは室内の様子を確認させていただくことになりました。新型コロナウイルス感染防止に努めてお邪魔させていただきました。
各階ともに雨漏りが発生するとのことで、雨漏りをしているお部屋を見させていただくと、壁際天井に痕跡は残されておりました。それぞれの階で漏水のあった場所は同一線上ではなくバラバラな場所ですので、浸水経路は各階ともに別々の所にある可能性が高そうです。
ドローンを使用して、建物全体の様子を見ていくことにいたしました。雨漏りを起こしている部屋や部分の直上には、ベランダがあり、排水ドレンからつながる配水管も周囲に見られます。雨漏り原因の可能性の一つとして考えられそうです。
陸屋根、各階ベランダには、断熱ブロックが敷かれている為、排水ドレンの状態などは確認することが出来ませんでした。このような調査を行いながら、どのような工事を行われたいのかをO様とお打合せをさせていただいたところ、全体的に改修を行っていきたいが予算もあるので、という事でした。外壁はALCにタイルを貼り付けているものです。外壁からの浸水の可能性もお伝えしたうえで、まずは防水工事を進めていきたいという事が第一希望になって参りましたので、屋上陸屋根、各階ベランダの断熱ブロックを撤去したうえで、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法にて再防水工事を行っていくご提案を差し上げ、ご契約・工事を承る事となりました。
防水工事のための準備を行います
作業の日程も決まり、いよいよ工事着手となります。まずは床面に配置された断熱ブロックの撤去を行っていきます。屋上陸屋根、各階ベランダに設置されている断熱ブロックの数は300枚を超えます。今回の工事では、足場を設置しないで行っていきますので、O様のご了承を頂いて室内を通って搬出していきます。
屋上から1階までの階段、廊下、室内に至るまで汚損防止のための養生をおこなっての断熱ブロック搬出作業です。断熱ブロックは300mm角の大きさで、発泡性の素材の上にモルタルと繊維を混ぜた硬質の素材がついております。1個当たりの重さは見た目よりは軽いのですが、大人数を投入して一気に撤去・搬出を行いました。
O様邸の立地条件下、道路に車両を止めっぱなしでは積載が出来なかったのですが、ガレージをお持ちでいらっしゃったので、搬出した断熱ブロックは一度ガレージに集積し、運搬車に積載していきました。2t車で丸々2台分の量です。
断熱ブロックを撤去していくと、かなりの量の土類が溜まっておりました。排水口付近は、完全に埋まっておりゲリラ豪雨や台風の強雨の際は、水たまりになっていたのではないかと予想されました。
都会でそれほど砂塵の飛来がなさそうな環境ですが、積年の影響は凄いものがあります。お客様が屋上やベランダに置かれていた植栽の影響もあるのでしょう。
断熱ブロックを撤去・搬出し、一休みの休憩の時には職人さんもややお疲れ気味の様子です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクをつけてのハードな作業は流石に堪えるようです。この時ばかりはヘルメットも外して休憩させていただいております。
全ての断熱ブロックの搬出作業後は、養生を取り外して清掃作業を実施いたしました。
土類もキレイに取りのぞき、既存防水が何であったのかがわかるようになりました。O様の建築資料に防水の事が載っていなかったので、立上りがモルタル抑え防水であったため床面も同様の防水になっていると考えておりましたが、実際にはアスファルト防水になっておりました。
防水工事の下地調整を行っていきます
アスファルト防水の下地修正を行っていきます。膨れてしまっていた部分を切開して補修を行っていきます。
バーナーであぶって溶着してあげる作業を数か所実施いたしました。
下地がアスファルト防水層だったという事で、多少の変更が出て参ります。アスファルト防水下地用の下塗り塗料を使っていきます。
コテを使用し、均一にアスファルト防水用下塗り材を塗布していきます。
架台部や立ち上がり部に関しては、通常通り樹脂モルタルを使用して、下地処理を行っていきます。
架台、立上り部分にローラーを使って塗布していきます。
樹脂モルを塗り終えた架台・立上り部にプライマーを塗布していきます。
ローラーを使って塗布していきます。
ウレタン塗膜防水を通気緩衝工法で行います
今回の工事は通気緩衝工法で行います。通気緩衝シート(自着シート)を使用します。
床面に通気緩衝シートを敷設します。端部やジョイント部の処理を専用のテープを使用して行います。
シート下に溜まる水蒸気を排出するための脱気筒を設置します。床面でも一番高い部分に設置します。
架台は、断熱ブロックを撤去したことで、不陸が生まれました。不陸を埋めて、メッシュテープで補強を行っています。
架台・立上り部にはDSカラー立上り用のウレタン塗膜を塗布していきます。この工程は一層目、二層目と二工程行います。
床面には同じDSカラーでも平場用を使用します。立上り用よりも粘度特性が低くなっています。この工程も二工程実施します。
断熱ブロックの代わりに遮熱性能のあるトップコートで仕上げます
防水層が完成した後、防水層を保護するトップコート剤を塗布していきます。この工程は一工程となります。トップコートは今までの断熱ブロックの代わりも考慮し遮熱タイプのトップコートを使用いたしました。
遮熱効果の高いライトグレー色を使用しております。
工事終了
まずは防水工事が終了いたしました。各ベランダもすべて防水工事を行っております。今後の状況で外壁の改修等も進めていくことになるでしょう。まずはキレイになったことに大変喜んでいただくことが出来ました。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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