
HOME > 施工事例 > 墨田区東向島にて台風19号により棟板金が落下、屋根の全ての棟.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:藤崎
担当:藤崎
現地にお伺いすると3階建てのお住まいです。今回棟板金が飛ばされて落下してしまった模様ですが、こう言ったご被害は都内各所で多数発生致しました。こちらのお客様もそもそも台風15号の際に棟板金が外れてしまったそうで、その際に屋根業者をお探しになられたそうですがなかなか見つからず、その後台風19号が直撃するに至り、棟板金の離脱、落下してしまったとのお話しです。先ずは確認の為ベランダに梯子を掛けて状況調査をしてみる事に致しました。
ところが梯子を掛けてみると、15寸ぐらいの勾配で屋根にのぼる事が困難でした。見える面の棟板金に外れてしまった形跡は見受けられません。反対面の隅棟板金が飛散している可能性が高いですがベランダ面の梯子からは確認出来ませんでした。よって状況確認の為にドローンでの調査等もご提案致しましたが、お客様より台風15号の際に取れ掛かって、今回の19号でのご被害で棟板金は落下しているのは間違いないとのお話しになり、いずれにしても1日も早く工事を行い対応して欲しいとのご要望をお受けし、即日施工のご依頼を賜り最速で段取りさせて頂く事となりました。
工事のお申し込みに伴い、直ちに足場を組み立てました。再度、強風での棟板金被害も予想できますし、3階建てで急勾配の屋根の部分もあります。万が一、被災すると大きな二次災害も想定できます。足場設置もお申し込みから時間を置かず素早く対応させていただき、飛散や落下するの可能性のあるものを撤去することにしました。
こちらのお住まいの屋根は形状が非常に独特で御覧の通り1面は緩めの勾配となりますが、他の3面についてはこのような急勾配の形状をしております。
よって勾配の急な所は当然作業員も登って作業すると言った事は出来ないので、作業範囲に手が届く様屋根用の足場も取り付けます。こういった作業対策も採る事によって屋根作業の円滑化を図って参ります。
足場も設置致しましたので屋根の詳細の被災状況の確認が出来ました。隅棟板金の一番下の部分が離脱し落下しています。更にその上部にある板金も変形して釘が抜けてしまっている事からも更なる落下の危険がある事は言うまでも有りません。
よくよく見ると棟板金のみならず下地の貫板も本来両サイドに2本打ち付けられている物が1本しか残っておりません。要は貫板ごと棟板金が飛散落下した事になり台風の威力の凄まじさを物語っております。被災状況の確認もしっかり出来ましたので、工事開始後にはなりましたが火災保険の申請も速やかに行いました。こういった台風被害は当然火災保険の適用を受ける事は出来ます。工事前でも工事後でも出来ますが、被災後の写真が必ず必要となりますので、先付けで工事をされる場合はそのあたりをご注意頂く必要があります。
今回、落下してしまった箇所だけでなく、今後の事も考えて全棟板金の交換を行う事となりました。先ずはこのように既設の棟板金を撤去し貫板ごと全て外してしまいます。
屋根勾配の急な面があるので、こちらのお住まいでは幅の狭いタイプの貫板を使用致しました。これは板金のおさまりの問題もあり、このサイズの貫板を活用する事で屋根にしっかりフィットした板金取り付けに繋がります。
貫板の設置を終えると板金の取り付けに移ります。下から上に取り付けて参りますが、従来の釘は使用せず強度の有るビスを使用し一つ一つ取り付けて参ります。
急勾配であるとともに隣接する屋根の流れが不揃いである事から、先端部もこのような形状になります。こう言った細かい処理もしっかり行うことで工事の出来栄えも変わっていくのです。
隅棟の取り付けを終え、てっぺんの大棟へ板金の取り付けを行います。ここまで進むと工事の終了も見えて参りました。あともう一息です。
棟板金の取り付けを終えると最後に、大棟と隅棟の接合部分のシーリング処理を行っていきます。マスキングテープで養生を行い継ぎ目部分にシーリングを施します。
取り合い箇所のシーリング処理を行い工程の全てがこれで完了致しました。気付けば夕刻になっておりました。夕闇をバックに3階からの眺めが良く、棟板金交換工事の達成感もひとしおです。
工事後足場を取り払い全体の確認を致しました。全体を見てもしっかりと納まりました。独特な形状の屋根で職人さんもやりづらかった部分も有ったかと思いますが、これで無事工事も完了となります。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
【工事完了後】
形状が変わった屋根でしたが、屋根足場の設置や貫板のサイズ調整、そしてなによりも職人の技量と工夫で工事を行って参りました。今回は被災箇所のみならず、棟板金の全交換を行いました。
これで台風が来ても今回の様な飛散落下災害への対策はしっかり出来たものと思います。大棟と呼ばれるてっぺんの棟板金と斜め下に流れる隅棟と呼ばれる棟板金が接合する部分もこのようにシーリング処理で水の進入を防いできます。こう言った処置もしっかり行う事で、同じ様なご被害は勿論、雨漏りの発生なども防止していく事が重要となります。
これで台風が来ても今回の様な飛散落下災害への対策はしっかり出来たものと思います。大棟と呼ばれるてっぺんの棟板金と斜め下に流れる隅棟と呼ばれる棟板金が接合する部分もこのようにシーリング処理で水の進入を防いできます。こう言った処置もしっかり行う事で、同じ様なご被害は勿論、雨漏りの発生なども防止していく事が重要となります。
現地調査から工事完了まで瞬く間に過ぎて行きましたが工事も無事完了です。工事開始後の申請となりましたが火災保険も無事適用されるとの回答を得て、費用のご負担も軽減され工事を行う事が出来ました。お客様もなかなか業者さんが見つからず苦慮していらしゃっただけに、誠にありがたくも工事完了後お礼の言葉を頂戴致しました。皆様も是非ご参考にされて下さい。
【工事前】
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【棟板金】釘浮き・錆 雨漏りを防ぐ棟板金チェックポイント【プロが解説!アメピタ!】
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