
HOME > 施工事例 > 西東京市住吉町で軒天の剥がれの原因だった雨漏りを瓦から金属屋.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白石
担当:白石
軒天の剥がれに困っているというお客様です。お客様は「老朽化が原因」と考えているようですが、どうも違うようです。老朽化が原因であれば、全体的に傷んでいるはずですが、健全な部分もあります。では、どうして軒天が剥がれてくるのでしょうか。こちらはベニヤの軒天なので、雨水に染みると剥離してきます。雨水に染みるが原因には雨樋の排水不良などがありますが、こちらはそのような雨水を浴びた形跡がありません。
軒天が汚れていないことから、雨水は上から浸入してきたと考えられます。屋根から浸入してきた雨水が軒天に達して剥がれてしまったのでしょう。つまり、軒天の上の屋根が怪しいということです。外壁との取り合い、ラバーロックされた部分、防水紙の継ぎ目など不安を抱えている部分はたくさんあります。お施主様は「前々から瓦屋根の重量も気になっていた」ということで金属屋根に吹き替えることになりました。
今回は瓦屋根から金属屋根、スーパーガルテクトへ葺き替えますので、不要となる瓦を撤去していきます。瓦自体は約100年使えると言われていますから、ちょっと勿体ないですね。
瓦を撤去していくと、やはり防水紙に穴が開いている部分がありました。実は屋根の表面が健全であっても、その下には雨水が入るケースは結構な頻度で起こりえます。室内側への雨水の浸入を防いでいるのが防水紙なのです。瓦を引っ掛ける桟木(横方向の棒)を取り外して、野地板を増し張りしていきます。野地板を増し張りすることで、屋根だけでなく、お家全体の強度も増します。
野地板を増し張りが終わりましたら、防水紙を敷いていきます。私達から言わせてもらいますと、防水紙はぜひ、こだわって選んでいただきたいものです。スーパーガルテクトの耐用年数は約30年超と言われています。一方で防水紙は安価なものだと耐用年数が15年程度しかありません。表面の屋根材と寿命を合わせたものを選びましょう。カッパ23は耐用年数が長い改質アスファルトを使用しており、引き裂きや裂けに強い優れた防水紙です。
カッパ23を野地板の上に設置していきます。安価な防水紙の場合、寒いと固くなり、屋根の角などにフィットさせにくくなるのですが、カッパ23は冬でも柔軟性を維持しています。防水を敷設しましたら、谷の部分には谷樋を設置します。
スーパーガルテクトを葺いていきます。金属屋根の原材料はめっき鋼板です。世の中にはさまざまなめっき鋼板がございますが、屋根を含めた建材にはガルバリウム鋼板が使われていることが多いですね。スーパーガルテクトはそのガルバリウム鋼板を進化させた超耐久ガルバと呼ばれるものを使用しています。メーカーの穴あき保証はなんと25年です。これでスーパーガルテクトへの屋根葺き替えは完了です。
屋根を葺き替えて雨漏りの心配もなくなりましたので、軒天を張り替えます。これまではベニヤが使用されていましたが、雨に濡れても剥離の心配がないケイカル板を使用します。不燃なので万が一の場合にも安心です。ケイカル板には塗装をして表面を保護し、防水性を高めます。
今回の軒天の剥がれのように、建物を直す場合は傷みが見えている部分だけでなく、その傷みの原因となっている部分も直さなくてはならないことがあります。そうなると思った以上に費用がかかることになります。そうなる前に直すのが一番です。日頃から点検をして、何か違和感を感じたら専門業者に見てもらうのが一番です。もし、直す場所が複合的になっても、被害が小さいうちでしたら、費用も確実に抑えられます。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。雨漏りの前兆!?チェックしておきたい破風・軒天の症状!【プロが解説!アメピタ!】
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