
HOME > 施工事例 > 大田区東糀谷でセメント瓦から化粧スレートへの葺き替え工事を適.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
屋根の調査を開始します!
屋根に葺かれているのはセメント瓦で、経年により劣化している事が想定できましたので、屋根に上らずドローンを使用して状況を調べていきます。セメント瓦とはその名前の通りで、セメントを成形して瓦の形状にした屋根材です。表面は塗装してあり、塗膜によって撥水性を保ち劣化の進行を遅らせるのですが、年数が経過したセメント瓦は脆くなり割れやすくなってしまいます。
何か所か色が変わっている部分がありますが、ここは大分前に瓦を差し替えた部分の様です。現在では製造されていない屋根材ですので、差し替えなどは中々難しくなります。
今回のお問合せのきっかけの雨漏りに関しましては、屋根材の劣化が直接的な原因ではなく、屋根材の下に葺いてある防水紙(ルーフィング)の劣化が原因ですので、下葺き部分を直す必要があります。その為には瓦を全て取り外さなければならなく、また、セメント瓦の再利用は難しいため、全体的な葺き替え工事で雨漏りを止めることになりました!
足場を架けて作業開始です!
葺き替え工事をおこないますので、まずは屋根材(セメント瓦)を剥がしていきます。アスベストは含まれておりませんが、ゴミや埃が回りに飛散しない様に丁寧に作業していきます。
一枚一枚剥がしていき、まとめて梯子に設置した電動の荷揚げ機を何度も往復させて降ろしていきます。
セメント瓦と古い劣化した防水紙を剥がして下地の状態が確認出来ました。屋根の下地には板を敷きならべたバラ板が張ってあります。黒く色が変わっている部分は下地が劣化した後です。腐食迄は至っておらず、バラ板を固定している垂木(たるき)に影響はありませんでしたので、この上に新しい下地(野地板)を張り被せていきます。
下地に使用する材料です。
元々はバラ板が屋根材の下地に使用されていましたが、新しい下地は構造用合板を使用します。畳1枚分ほどの大きさの12㎜のべニア板を屋根全面に張って新しい屋根の下地にしていきます。屋根の剛性も高まり、新しい屋根材もしっかり固定する事が出来ます。
屋根全面に野地板を張りました。
バラ板は垂木と垂木の間に荷重がかかると割れてしまう可能性も高く、板同士の隙間もありましたが、合板の野地板はその様な心配がありません。
野地板を張った後は新しい防水紙を葺いていきます。
使用したのは改質アスファルトルーフィングで、通常のアスファルトルーフィングを改良したものです。改質アスファルトルーフィングは通常のアスファルトルーフィングに比べて耐用年数が長く、約20年以上の寿命を持ちます。この改質アスファルトルーフィングは、アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混入させることで耐久性を向上させています。
これにより、アスファルトの本来の欠点である状態変化による劣化を克服し、より長い寿命を実現しています。 改質アスファルトルーフィングは、一般的なアスファルトルーフィングよりも高価ですが、その耐久性や性能の向上により、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いと言えます。
新しく使用する屋根材です!
ケイミューのコロニアルクァッドです。ケイミュー株式会社のコロニアルクァッドは、無機化粧層と高耐候アクリルコートの2層構造により、トップコートが劣化しても色をキープし、長い色持ちが期待できるスレート屋根材です。この特徴により、お住まいの外観を長期間美しく保つことができます。また、コロニアルクァッドは横一文字葺きのデザインを採用しており、和風や洋風のどのお住まいにもマッチする点も魅力的な屋根材です。
今回工事をおこなっている屋根は屋根面が2面で構成されている切り妻屋根です。三角屋根というと分かりやすいかもしれませんが、シンプルな形状の屋根です。屋根を葺く際には軒先部分から屋根材を葺いていき、屋根の一番高い棟部分で屋根が合わさる作りになっています。
棟部分は最後に棟板金を被せて雨水の浸入を防いでいきます。下地の貫板を屋根に固定しその上に棟板金を被せるのですが、貫板に木材を使用すると経年により痩せてしまったり水分によって腐食してしまう事がありますので、木材では無く樹脂製の貫板を使用していきます。樹脂製の貫板をビス(ネジ)で固定する事でしっかりと固定する事が出来、緩む心配もありません。
棟は1直線なのですが、端から端まで1本の棟板金では取付出来ませんので途中で繋ぎ部分が出来ます。その部分は棟板金同士を重ねて納めますので、雨水が入り込まない様に内側でコーキングを打ち重なった部分からの雨水の浸入を防いでいきます。
棟板金自体の固定も樹脂製貫板にビス(ネジ)を使用して固定しますので、緩みなどにも強くなり工事後の不具合も出にくくなります。
軒先部分には雪止めを設置します。
元々のセメント瓦は表面が劣化していてザラザラした状態になっていましたが、新しい屋根材の方が雪が滑りやすくなりますので、落雪を防ぐためにも雪止めは必須です。
屋根葺き替え工事が完成しました!
コロニアルクァッドのミッドナイトブルーを使用しましたので、鮮やかなブルーに屋根が変わりました。画像ではわかりにくいのですが外壁がブルーに仕上がっていますので、建物に統一感が出来ました。
屋根全体の状態です。
今回の屋根葺き替え工事は税込み1,300,000円で実施しております。使用する屋根材や屋根の面積・形状によっても変わりますので、屋根工事をご検討中の方は街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/
ドローンの映像で屋根の仕上がりをご覧ください!
下地から新しくしていますので、雨漏りの心配も無くなり安心していただける様になり、お客様にも大変喜んでいただけました!
記事内に記載されている金額は2025年02月07日時点での費用となります。
【工事前】
K様のアンケートを詳しく見る→
【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
屋根葺き替え
【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事
【施工内容】
屋根葺き替え