
HOME > 施工事例 > 調布市下石原でパミールからスーパーガルテクトへの葺き替え工事.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
屋根の状態を調べていきます!
梯子を架ける部分が無いことが事前に確認出来ておりましたので、ドローンを用意しておきました。ドローンを飛ばす際には事前の飛行許可申請が必要で、今回は調布飛行場の飛行制限エリアに該当しますので、調布飛行場にも解除申請を事前におこなっておきます。
屋根の状況を確認すると全体的に剥がれているのが確認出来ました。
こちらは屋根の北面になりますが、汚れが付着しているというよりもスレート自体が破損している状況です。
屋根は通常の勾配部分と急勾配が入り組んでおり、急勾配の所で色が濃くなっている部分がありました。ここはスレートが一枚落ちてしまった部分で綺麗にその部分の穴が開いている状態です。
ここは壁といってもいいほぼ垂直な面です。スレートが張ってあり屋根として納めてあります。建物の高さとしては3階部分になりますので、明り取りと通風のための天窓が設置されています。
ドローンを飛ばして屋根を調査している動画です。※少しカクカクしていますがご了承ください。
こちらが脱落したスレートです。丸々一枚分落下したそうですが、真下のバルコニーに落ちてきたので回りの建物に被害が出なくて良かったと話されていました。
脱落したスレート一緒に釘が落ちています。この屋根材はニチハのパミールで、1996年から2008年まで販売されていた屋根材で、ノンアスベストの先駆け製品として知られています。
パミールは一般的なスレートとは異なり特徴的な剥離が見られます。断面を見ると、何層にも分かれて剥離している独特な症状が現れます。このミルフィーユ層のような特徴がパミールの特徴となっています。また、塗装を行う際には高圧洗浄で層間剥離が起きる可能性があり、塗装が困難な状態になるため、屋根葺き替え工事か屋根カバー工法での施工が必要な屋根材です。
この様な状態から今回は屋根葺き替え工事をおこなうことになりました。
足場を架けて葺き替え作業開始します!
屋根の勾配はそれ程急では無いのですが、パミールで脆い為簡易的な屋根足場を設置します。屋根の上を歩くとボロボロとパミールの表面が剥がれていきますので、屋根にも足場を架けて正解でした。
軒先部分はボロボロになっています。
この部分が一番わかりやすいかもしれませんが、薄い層が剥離しているのが確認出来ます。塗装しても屋根材自体が剥がれ落ちてしまうのでパミールは屋根カバー工事か葺き替え工事でのメンテナンスになります。
剥がれ落ちた部分には下の段のスレートが張ってあります。『パミール』とはっきり刻印されています。パミールは固定している釘がサビて折れてしまう症状が出ることも問題なのですが、丁度陰になって見えない部分は釘が完全に抜けて無くなっている状況でした。
このままではほかの部分も落ちてしまう危険性がありますので、今回の工事を早めに行う事が出来て安心です。
釘を1本1本抜いてパミールを撤去していきますが、釘がサビてしまっているので結構簡単にはがしていく事が出来ます。パミールはアスベスト(石綿)を含んでいない屋根材ですので、破片などが飛散しても健康被害などはありませんが、丁寧に作業していきます。
古い屋根にはアスファルトルーフィングが防水紙として使用されています。年数が経過するとともに溶けてスレートに張り付いてしまいますので、屋根材を撤去する際に敗れてしまいます。
撤去したスレートは産業廃棄物として適切に処分を致します。アスベストを含んでいると通常の産廃としては扱えず、処分費なども非常に高額になってしまいます。
新しい防水紙(ルーフィング)を屋根に葺きます。
使用したのは田島ルーフィングのニューライナールーフィングです。ニューライナールーフィングは、アスファルトの弱点を克服するためにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混入させた改質ゴムアスファルトルーフィングの一種です。
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングの性能を上げるために合成ゴムやプラスチック樹脂などを添加したもので、耐用年数は20年以上、グレードによっては60年と超高耐候なものもあります。
新しく使用する屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは、耐久性や断熱性、耐震性などに優れた屋根材です。 寿命が長いので、次回のメンテナンスまでのスパンが長いこともポイントです。 保証内容も充実しているため、安心して屋根工事をおこなえます。
ほぼ壁面にあたる急勾配部分には天窓が設置されています。
屋根として納めてありますので、雨水の流れを阻害せずに軒先部分に流す様に専用の板金を天窓の回りに回して、しっかりと雨仕舞していきます。
急勾配と通常の勾配部分の取り合いがありますので、まずは天窓が設置されている急勾配部分からスーパーガルテクトを葺いていきます。
入り済み部分は基本的には谷と同じ納め方になりますので、谷板金を取りつけて屋根材を谷に併せて葺いていきます。
屋根材を葺く際には現在では釘はほとんど使用されません。屋根材本体や加工された板金の固定にはビス(ネジ)を使用しますので、固定が強固になり、風などの影響を受けにくくなります。
急勾配部分の屋根が葺き終わりましたので、通常勾配の屋根を葺いていきます。軒先から葺いていき、上の段を『ハゼ』という折り曲げた部分に引っ掛けて棟部分まで葺き上げていきます。
屋根本体が葺き終わりましたので、棟板金を取り付けていきます。
屋根材の上に貫板を固定し、貫板の上に板金を被せて固定して納めるのですが、元々木が使用されていた貫板は樹脂製の物を使用し、ビスで固定します。
木は経年によって痩せてしまったり湿気などによる腐食が起きてしまうため、固定が緩くなって強風によって飛ばされてしまう事があります。台風などの強風によって飛ばされてしまう危険があります。樹脂製の貫板を使用して釘の代わりにビスを使用する事で、屋根にガッチリと固定する事が出来ますので、工事後も自然災害の影響を受けにくくなり安心していただけます。
屋根の一番高い部分の棟には換気棟を設置します。
換気棟は小屋裏の熱気や湿気を逃がす性能を持っており、室内の暑さをやわらげたり湿気が籠りにくくなりますので建物の状態も良くなります。
屋根に穴を開けて設置しますが、何重にも水返し構造がありますので、ここから雨水が入る心配はありません。
屋根葺き替え工事が完成しました!
ボロボロになっていたパミール葺きの屋根はスーパーガルテクトで耐久性の高い屋根に変わりました。
足場解体後にドローンを飛ばして調査の時と同じように確認していきます。
屋根自体がボロボロでしたが、軽くてい耐久性の高いスーパーガルテクトで工事後のメンテナンスも少なくて済み、雨漏りや脱落してしまう心配も無くなりました。今回の屋根葺き替え工事は税込み1,800,000円で承っております。屋根の面積や形状、使用する屋根材によっても変わりますので、屋根工事をご検討中の方は街の屋根やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)/
記事内に記載されている金額は2024年11月08日時点での費用となります。
【工事前】
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【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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【施工内容】
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