
HOME > 施工事例 > 多摩市で破損したスレート屋根をジンカリウム鋼板のエコグラーニ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
スレート葺きの屋根は大分傷みが出ていました。廃盤品のスレート屋根で今までメンテナンスをしていない為、表面の劣化が進んでいてコケの付着やカビの発生が出ています。棟板金の回りのスレートにはヒビ割れも出ていました。
スリットが深いスレートの為、小さな欠片に割れて滑り落ちています。割れたスレートは下には落ちずに雨樋に引っ掛かっていました。
棟板金付近から滑り落ちたスレートですが、幸いにも飛び出さずに雨樋の中に入ったので良かったのですが、雨樋を飛び越えてしまったら非常に危険です。棟板金も釘が抜けて浮いている所が多数あります。
台風24号の強風によって棟板金は飛んでしまい落下していました。傷みが出ている部分が多いのですが、屋根材は廃盤品のスレートの為に部分的に直す事が出来ませんし、地震に備えて屋根を軽くしたいというご希望でしたので、スレートから軽い金属屋根へ葺き替え工事をおこなう事になりました。
今回の工事は葺き替え工事で、古い屋根材を剥がして新しい屋根材を葺きます。古いスレートにはアスベストが含まれていますので、一枚一枚釘を抜きながら剥がしていきます。防水紙(ルーフィング)が劣化していて、スレートが張り付いていました。アスベストが飛散しない様に丁寧に剥がしていきます。
ハシゴに設置する電動式のウィンチを使って、剥がしたスレートを下ろしていきます。昔はトラックを横付けして上から剥がした屋根材を放り投げた時代もありましたが、今はその様な方法は採りません。
アスベストが含まれたスレートの処分は、他の材料と混載できませんので、仕分けして運んでいきます。ボロボロになったスレートを丁寧にトラックの荷台に積み上げます。
新しい合板を屋根に貼りかぶせて葺き替える屋根材の下地になります。コンパネという12mmの厚さの合板を張る事で、新しい屋根材の下地になると共に、屋根の補強にも繋がります。
野地板を張りかぶせた後は防水紙(ルーフィング)を屋根全体に葺きます。防水紙は屋根にとって非常に重要な部分で、屋根材の表面だけでなく裏側に回った雨水を軒先まで流す役割を持っています。たとえ屋根材がボロボロになったとしても、防水紙に異常が無ければ直ぐに雨漏りする訳ではありません。
新しく葺く屋根材は、ジンカリウム鋼板の基盤に着色した自然石を吹き付けた『エコグラーニ』です。耐久性が非常に高く重さもとても軽いので、葺き替えだけでなくカバー工事にも使用出来る屋根材です。
凹凸があり表面に吹き付けた自然石によって屋根にボリュームが出ました。金属屋根ですが表面の石粒によって雨水が拡散するので雨音も気になりませんし、表面積が大きくなる事で放熱性も高く夏の暑さもきになりません。元々のスレート屋根と比べると違うところがあります。それはエコグラーニの屋根には雪止めが付いていません。表面に吹き付けてある石粒によって摩擦が大きくなるために、屋根の上を雪が滑り落ちる事は殆どありません。メーカーの試験データでは10寸勾配(45度の角度)まで雪が落ちる事は無かったのですが、立地条件や室内の環境などを考慮してもエコグラーニは6寸勾配以下の屋根には雪止めは必要ありません。
表面がボロボロになっていた廃盤品のスレートから、鮮やかなグリーンの屋根に葺き変わりました。見た目も綺麗になり耐久性も非常に高くなりましたので、今後のメンテナンスが殆ど要らなくなりました。この後外壁塗装を進めますが足場が外れて全体が見れるのをお客様もとても楽しみにされています。
エコグラーニはディーズルーフィングという屋根材の中の一つの種類です。ディーズ ルーフィングには、デザインによっていろいろな種類があり、基本的な性能は変わりませんが、仕上がりの見た目が変わってきます。
今回使用したエコグラーニは、表面が平らではなく少し波打っている仕上げになっていて屋根を見ても他の金属屋根と比べてもボリュームがある仕上がりになります。
ディーズルーフィングは、1m²あたり7kg(1坪あたり23kg)という軽さで、他メーカーの屋根材と比べると、平板スレート(化粧スレート)の約1/3、瓦に対しては約1/7の軽さです。
表面に張り付けてある石粒の効果により、鋼板層への熱伝導値が低くなります。屋根材と屋根下地との間に十分な空気層を確保できるため他の屋根材よりも小屋裏へ熱を伝えづらい構造になっています。
また、石粒の凸凹は雨粒を拡散させる効果があり、通常の平らな金属屋根の表面に比べ雨粒が小さくあたります。それにより、鋼板屋根の「うるさい音」の原因である雨粒があたった時の鋼板の微振動による高周波の音も表面自然石粒層によって抑える事が可能になります。
電動工具の先に取り付ける専用のカッターがあり、簡単にカットする事が出来ます。屋根の上で金属屋根をカットする際に電動のこぎりなどを使用すると鉄粉が飛び散ってしまい、錆びを誘発する原因になってしまうので、このような専用のカッターかはさみを使用していきます。
製品自体にもメーカーが保証を付けてくれますので、工事後も安心してお住まいになれます。
記事内に記載されている金額は2021年12月10日時点での費用となります。
【工事前】
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どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
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【施工内容】
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