
HOME > 施工事例 > 狛江市岩戸南にて瓦から石付き金属屋根のクラシックタイルへの葺.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
狛江市岩戸南にお住いのお客様よりお問い合わせいただきまして現地調査にお伺いさせていただきました!
既存の屋根材は瓦屋根で、屋根の重さが気になっていて屋根の葺き替え工事を検討しているとのことでした。
瓦1枚の重さは3kg程度で1㎡あたりの重さになると40~50kgにまでおよびます、、、(´-ω-`)
仮に100㎡のお家に瓦が乗っているとすると4,000~5,000kgになりますのでお家に大き目の象1頭が乗っているようなイメージでしょうか。
かつてから大型地震等が発生した際古くなった家屋が屋根の重さで倒壊してしまうという事がございました。
屋根が重くなると建物の重心が上に上がりますので横揺れが生じた場合大きな揺れになる可能性があります。
大きな横揺れで瓦が落下して二次災害につながるケースもありますので注意が必要です(´-ω-`)
上記のことからお客様は軽い金属屋根への葺き替え工事をご検討されているとのことでした。
また、瓦屋根の似合う純和風建築の立派なお家だったため、景観はあまり崩したくないとのことで、何かいい屋根材はないのかというご相談をいただきました!
屋根材の種類は数多く存在し、メーカーによっても異なりますし、同じメーカー内の製品でも形状は様々です。
今回は瓦に近く、和風のお家に合う製品のご提案をさせていただきました!
どんな製品なのかは後ほどご紹介いたします!
屋根の葺き替え工事を開始いたします!
まずは既存の屋根材の撤去です!
瓦を一枚剥がしていき、下におろしていきます。
先述の通り瓦は1枚当たり3kg程度の重さがありますので降ろすだけでも一苦労です。
面積が大きいので面ごとに解体して、防水紙の施工まで行わなければなりません、、、
また途中で雨に降られてしまうとそのまま雨漏りになりますので天候には十分注意しながら作業を進めていきます(; ・`д・´)
瓦の解体が完了したら清掃を行い、野地板の増し張りを行っていきます!
野地板とは基本的に12mm厚の構造用合板のことを指し、よく使用される建材です!
下地の補強を行う工程で、屋根の葺き直し、葺き替え工事のみで行うことのできる工程なのでこれらの工事の強みといえるでしょう!
野地板はサイズが決まっており、910×1820(mm)の大きさになります。
そのため端の部分などでほとんどの場合に長さを合わせる必要がございます。
野地板の張りかぶせ時の加工は職人さんの腕が試されるところでもあります!
続いては下葺き(ルーフィング)作業です!
こちらの作業が屋根工事で最も重要な工程で雨漏りを起こさないための要になります!!
下葺きには改質アスファルトルーフィング「ニューライナールーフィング」を使用しました!
耐久性に優れその耐用年数は30年にも及びます!
敷設の際にはタッカーという大きなホッチキスのようなもので留めていくのですが、
防水紙に染み込ませてあるアスファルトが熱で溶けてタッカー針への吸着もしますので釘穴シーリング性も申し分ありません!
防水紙の施工は屋根材同様軒先の部分から行っていきます。
万が一逆向きに葺いてしまうと屋根を通った雨水がそのまま防水紙の重ね部分から侵入してしまいます。
防水紙を施工する時は必ず水の流れを意識しながら行うようにしましょう!!
防水紙の施工が完了しましたので屋根材の施工に入っていきます!!
今回使用したのはディーズルーフィングの「クラシックタイル」という屋根材です(^^)/
同社製の屋根材の特徴は何といっても表面に着色した石粒が吹きつけられているという点です!
石粒を吹き付けることで高級感のある見た目になるだけでなく、屋根材の素地を保護して、凹凸が多い分表面積が大きくなり放熱や雨音の軽減など機能性が非常に高い屋根材になっております!
また、形状も様々で一般的な形状のエコグラーニやディプロマットスターをはじめ、瓦の様な形状のクラシックタイル、洋瓦風のローマンなど多くの種類がございます!
今回は和風建築に合う見た目にしたいという事でしたのでクラシックタイルを使用しての工事を行わせていただきました!
役物(棟板金等)も汎用タイプのものと同質のものと分かれており、同質のものは金額こそ高くなってしまいますが、屋根材との親和性が高く一体感のある仕上げになります!
軽い金属屋根といえばアイジー工業社のスーパーガルテクトが思いつきますが、こちらの屋根材も負けず劣らずの良い屋根材なので気になるという方は是非お問い合わせください!
屋根材の設置が完了しましたので役物の取り付けを行っていきます!
下地を打ってケラバや棟板金の取り付けを行っていきます!
同質役物の良い点は一体感が出ることだけでなく、上記のように屋根材と同じ性能なので錆の発生などしにくい特徴があります!
貫板の設置を行い、棟板金の設置を行います!
棟板金をとめるビスもパッキン付きのビスになりますのでビス穴からの雨水の侵入を抑えてくれます!
ケラバも同様に取り付けていきます!
同質役物になると厚みも出て高級感が増します!
巴瓦にあたる部分の役物です!
今回主役の鬼瓦です!
特注規格になりますので納期等はかかってしまいますが、それに似合ったかっこいい役物ですね!
取り付け位置に捨てシールを打ってビスで固定していきます!
捨てシールを打たないと釘穴から雨水が入り込む恐れがありますので上からビスを打つ場合には必ず捨てシールを打ちましょう!
また、ビスの長さも貫板に到達する長さにすることで屋根の内側に水が廻ってしまうことを防げます!
また、ビスの長さも貫板に到達する長さにすることで屋根の内側に水が廻ってしまうことを防げます!
鬼瓦の施工が完了したら工事が完了になりますので清掃と最終チェックを行います!
平米数が一般的なお家の4~5倍近くあり、面も多かったため工期は長くかかってしまいましたが工事が無事完了いたしました!
屋根の重さも下地を含めて元の約4分の1になりますので耐震性の向上ははかれております!
見た目の部分も重厚感のある仕上がりで家屋とのバランスもバッチリです(^^)/
入母屋の造り部分もしっかりと仕上がっております!
一部破風との取り合い部分には小動物侵入を防ぐために板金でカバーを取り付けております!
ご自宅のお庭との親和性もばっちりです!
工事中に梅の花はシーズンオフしてしまいましたが来年が楽しみな仕上がりになりました(^^)/
今回屋根の葺き替え工事でご用命をいただきましたがご予算等も十分に考慮してご提案をさせていただいておりますので詳しくはお問い合わせください!
記事内に記載されている金額は2024年07月19日時点での費用となります。どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
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お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根葺き替え
【施工内容】
瓦屋根葺き替え
【施工内容】
瓦屋根葺き替え