
HOME > ブログ > 西東京市保谷町の屋根にはパミールが使われていたので葺き替え工.....
更新日:2021年06月28日
西東京市保谷町にお住まいのお客様より屋根の調査依頼をいただき現地で屋根に登ってきました。ここ最近当たることが本当に多いのですが、屋根材にはニチハのパミールが使われていました。パミールは製造期間が1996年~2008年と、屋根材の中ではロングセラー商品の部類に入るものです。そのため使われている屋根が比較的多く、よく見かける屋根材です。パミールの特徴は何といってもその劣化にあります。通常の屋根材は劣化しても表面の塗装が薄くなって苔が生えたりという劣化が多いですが、パミールは写真の通り表面が剥離して破片がバラバラと落ちてくる独特の劣化を見せます。
パミールは、当時社会問題となっていた建材へのアスベスト含有問題に対応して、ノンアスベストの屋根材としていち早く登場した屋根材です。当時は画期的な屋根材でしたが、建材を頑丈に造るための材料として使われていたアスベストを抜いたことにより、10年も経つ頃にはこのような劣化が目立ってきて非常に問題視されたという経緯があります。そのほかにもパミールは屋根材そのものが結露を起こしやすいという問題もあり、屋根材の内側で結露を起こし、内側の防水紙や野地板を腐食させる問題も抱えています。
よく聞く話ですが、別の見積をお願いした業者さんから、「カバー工事で大丈夫ですよ」と気軽に案内されているお客様が非常に多いです。正直なところ、パミールは通常のスレート屋根と一括りにするべきではありません。カバー工事をすれば屋根の内部で結露が起こり続けて、外見は良くても内部から結露による雨漏りなどに発展する可能性も持っています。より長く今のお住まいに住むために高いお金を出して行う屋根工事で、リスクを自ら作る行為はオススメできるものではありません。工事をした家に住むのは工事業者の方ではなく、お客様ご自身です。パミール屋根であったならば、葺き替え工事をオススメいたします。
私たち街の屋根やさんでは、感染拡大が続いている新型コロナウィルスへの対策としてマスクの着用や手指の消毒を実施しています。お問い合わせの際はご安心いただければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年06月28日時点での費用となります。【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
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