【瓦屋根の雨漏り】雨漏りの原因や修理の方法は?
更新日:2024年08月04日
瓦屋根は日本の伝統的な建築スタイルの一つであり、その美しいデザインと耐久性から多くの住宅で採用されてきました。
メンテナンスが要らないと言われる程耐久性の高い瓦ですが、瓦以外に漆喰や板金などの建材も使用されているため、他の屋根と同様に経年劣化や自然災害によって雨漏りを起こすことがあります。
雨漏りは放置すると住宅の構造に深刻なダメージを与えるだけでなく、住環境を悪化させる原因にもなります。
この記事では、瓦屋根の雨漏りの主な原因について詳しく解説し、雨漏りを防ぐための対策についても紹介します。
定期的な点検で屋根の状態を確認し、必要なメンテナンスや修理を適切に施して大切な住まいを守りましょう。
瓦屋根が雨漏りする原因
瓦屋根が雨漏りする主な原因には、以下の通りです。
瓦のズレや破損
瓦が強風や台風などの影響でズレてしまったり、飛来物がぶつかった衝撃で破損してしまうと、隙間から雨水が侵入し、雨漏りの原因になります。
瓦の下には防水シート(防水紙・ルーフィング)が敷かれているため、雨漏りに直結するわけではありませんが、建物内への雨水の侵入を防いでいる防水紙を傷める原因になるため、間接的に雨漏りの原因になってしまいます。
防水シート(防水紙・ルーフィング)の劣化
ほとんどの屋根材に共通して、屋根が雨漏りする大きな原因です。
防水紙は経年とともに徐々に劣化し、穴が開いたり裂けたりしてしまいます。
屋根材の破損などによって雨水に直接晒されると劣化のスピードを速めるため、たとえ雨漏りしていなくても屋根材が破損したらできるだけ早く補修しましょう。
漆喰の劣化
主に棟瓦などを固定するために用いられる漆喰も雨漏りの原因になりやすい部分です。
経年劣化によってひび割れや剥離がおき、隙間から雨水が侵入するようになります。
漆喰は他の材料に比べて耐用年数が短いので、こまめな点検とメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
また、昔ながらの土葺きで施工されている場合には、漆喰が剥がれると内部の葺き土ごと崩れだし、棟が崩れてしまうこともあるので注意しましょう。
瓦屋根の修理方法
瓦の交換・差し替え
瓦が破損してしまった場合に行う修理です。
破損した瓦を撤去して新しい瓦を設置します。
瓦は一枚一枚を単独で交換できるので、破損した場所だけ新しい瓦に差し替えることができます。
屋根塗装
日本瓦の場合には必要ありませんが、モニエル瓦やセメント瓦などは他の屋根材と同じく定期的な塗装が必要です。
瓦の種類によって塗装が必要かどうかが変わってくるので、自宅の瓦が塗装の必要な瓦かどうかは把握しておきましょう。
葺き直し
防水紙など、屋根下地にトラブルが起きた際に行う工事です。
一度、瓦を撤去して屋根下地を修理・補修した後、同じ瓦を再び葺いていきます。
一度撤去しても再利用が可能な瓦ならではのメンテナンス方法です。
葺き替え
屋根材・屋根下地の両方が劣化している場合などに行う屋根全体のリフォームです。
古い屋根材を撤去した後、防水紙や野地板をメンテナンスしてから新しい屋根材を設置します。
古い瓦の処分費用や新しい屋根材の費用が掛かるため、葺き直しよりも費用が掛かります。
しかし、瓦以外の屋根材を選ぶこともできるので、軽い屋根材に替えれば耐久性だけでなく耐震性もアップすることができます。
近年は、地震へのご不安から、雨漏りなどのトラブルがなくても瓦から軽量の屋根材への葺き替えを検討される方が増えています。
瓦屋根の雨漏り調査を行った事例を紹介
墨田区業平にお住まいのお客様より「雨漏りしているので直したい」と、お問い合わせをいただき現地調査にお伺い致しました。
現地調査の様子です。こちらのお客様邸は2階建てになります。
雨漏りしているのは2階のお部屋の天井になりますので屋根を調査すると、雨漏り箇所の直上の瓦が割れているのを発見しました。
雨漏りの原因はバラ板と杉皮の劣化でした
割れている瓦を捲り、下地を確認すると杉皮が劣化し破れており下地材のバラ板に穴があいているのを発見しました。
一昔前の瓦屋根の下葺き材は防水の役割として杉皮が使用されていました。この杉皮が破れてしまうと雨水が建物内へと浸入し雨漏りが発生してしまうのです。
屋根葺き替え工事をご提案致します
他の箇所もランダムに瓦を捲ると杉皮が傷んでおりましたので調査完了後、お客様へ調査の内容をご説明し、屋根葺き替え工事のご提案を致しました。
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