台風シーズン前に解消しておきたい!棟板金のよくあるお悩み・被害やその対処方法について
更新日:2024年06月14日
これからのシーズンでは棟板金に関するご相談を多くいただく傾向にあります。
その大きな理由が台風の到来です(-_-;
台風クラスの暴風によって、これまでは問題なかった棟板金が浮いてしまったり飛散するようなことも起こり得てしまうのです。
そのため棟板金の状態チェックと補修は台風がやってくる前に済ませてしまうことがオススメですので、劣化症状やその対処方法について詳しくご紹介いたします(^▽^)/
棟板金の役割
まずは棟板金の役割などを詳しく理解しておきましょう(^^)
棟板金は屋根の頂上部分や四隅の棟と呼ばれる部分に設置される板金であり、屋根面が重なり合う部分を覆って雨水の浸入を防ぐ重要な役割を持っています!
また、適切な棟板金の取り付けによって屋根の構造をしっかりと支え、屋根全体の安定性を確保することができます。
◆なぜ棟板金は強風による被害が多いのか
棟板金が被害を受けやすい理由は、屋根の最も高い箇所に位置しているためです。
そのため、お住まいの中でも台風や強風の影響を一段と受けやすく、劣化も早い傾向にあります。
そのため、特に問題を感じていなくとも定期的な状態のチェックや点検を実施することが重要です!
棟板金に発生する劣化とその補修方法
では、棟板金に起きる問題とその解消方法について見ていきましょう!
◆棟板金の浮き
棟板金を固定するために使用される釘は、経年劣化や風の影響で抜けかけてしまうことがあります。
釘による固定力が弱まると棟板金が風で外れたり、浮いたことで必要以上の隙間が発生し雨水浸入による雨漏りのリスクが高まります(><)
<対処方法>
浮いている釘は取り外し、新しい釘やビスでしっかりと固定し直します。
ただ、釘やビスを打ち付ける内部の貫板が腐っている・傷んでしまっている場合にはあまり固定力が回復できません(–;
その場合には内部の貫板ごと棟板金交換を行う必要があります。
◆内部の貫板が劣化
先ほども少し登場した貫板ですが、長期間の使用により湿気や雨水の影響で腐食し、棟板金を固定できるほどの力を失っていきます。
すると強風で煽られた際に貫板ごと棟板金が剥がされるか飛散する恐れがあるのです。
<対処方法>
こちらも同様に棟板金の交換が必要となります。
放置してしまうと雨水が屋根内部に浸入しやすい状態が継続し、雨漏り被害が深刻化してしまう恐れがあります(>_<)
また、棟板金を交換する際には貫板を樹脂製のものにすることが推奨されています(*^^)v
交換費用の目安としては、20mで税込154,000円~となっております。
◆塗装も大切なメンテナンスです
棟板金自体は金属素材ですので経年劣化として錆が発生し、侵食が進むことで耐久性の低下に繋がります。
固定力や内部の貫板に問題がなくとも、錆が見られた場合には屋根塗装時に合わせて棟板金も錆止めの為の塗装を行うことが重要です(^▽^)/
錆びが発生している場合は、まずワイヤーブラシやサンドペーパーで錆びを丁寧に除去します。
その後、下塗りとして錆び止め塗料を塗ります。最後に上塗り塗料で仕上げることで錆びの発生を防ぎます。
点検商法には要注意
本記事の冒頭で台風シーズンは棟板金のご相談が多くなるとお伝えしましたが、実は台風による飛散や雨漏りだけではなく、点検商法によるお悩みも多くなるのです!
強風や台風の通過後などは訪問業者による「棟板金の浮きの指摘」が増加する傾向にあります。
中でも点検商法については注意が必要です。
棟板金の浮きを確認したと説明し、点検と称して屋根に上がり問題のない棟板金をわざと浮かせたり、不安を煽って契約を取ろうとするケースもあるため、注意が必要です。
その場では屋根に上がらせず、別の信頼できそうな業者に無料点検を依頼して本当に問題があるかどうかを確認してもらうことが有効な対策となります。
私たち街の屋根やさんでは、棟板金の被害はもちろん、ただ今ご説明したような点検商法によるお悩みも多くお問い合わせを頂き、無料にて調査や見積もり作成を行わせていただいております。
日々の現場ブログや施工事例などで実際の調査の様子や被害の状態をご紹介しておりますので、ぜひこまめにチェックしていただけると幸いです(^^)
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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