
HOME > 施工事例 > 渋谷区千駄ヶ谷にて破損した波板の交換工事を行いました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
渋谷区千駄ヶ谷にお住いのお客様よりお問い合わせいただき波板の調査を行わせていただきました。既存の波板は塩化ビニル製のもので、経年劣化により可塑剤が抜け硬化してしまっておりました。可塑剤とは塩化ビニル製品が製造される際に混ぜられる薬剤で、柔軟性を高める役割を果たします。
しかしながらその可塑剤は紫外線によって気化し、時間とともに抜けていってしまいます。可塑剤が抜けると柔軟性が失われて硬化し破損しやすい状態になってしまいます。
既存の波板も可塑剤が抜けてしまっており、固くなっておりました。また、固定のための釘が抜けてしまっており、簡単に持ち上がるような状態でした。
一部の波板が破損して剥がれてしまっていた影響で横桟に雨がかかり劣化してしまっておりました。新規の波板の設置を行う際にも固定が利かない可能性がありましたので新たに横桟の設置も行うことにいたしました。
火災保険の申請に関してもご提案いたしましたが、保険に加入されていないとのことでしたので今回はそのまま工事を行うことにいたしました。火災保険は今回のケースのように風で飛散してしまったりしたときに原状回復の工事を行うという事で申請することができます。細かな条件などありますので火災保険の使用をご検討の際はお問い合わせください。
波板の撤去を行っていきます。
既存の波板はかなり劣化しておりましたので撤去は簡単に行うことができました。ただし、撤去の際にボロボロと破片が落ちておりましたので清掃はしっかりと行わせていただきました。
波板の撤去を行った後は新規の横桟の設置を行っていきます。横桟には一二三(いんにっさん)を使用しました。一二三とは一寸二分(36mm)と一寸三分(39mm)の1.2と1.3から、共通の一をひとつ省略して、一二三としたものをそう呼称するようになったもので建築業界ではよく使用される木材です。
今回は既存の横桟に抱き合わせるように施工いたしました。
横桟の設置終了です。続いて波板の設置を行っていきます。
新規の波板は住友ベークライトのポリカナミ(ブロンズ)を使用いたしました。ポリカーボネート製の波板で、耐衝撃性に優れており、耐久性もありますので波板交換工事ではよく用いられます。
非常に人気の高い波板で、バリエーションも多彩ですのでお好みのものをお選びいただけます。今回は最も一般的なブロンズをお選びいただきましたが、遮蔽タイプのものやクリアタイプのものもございます。波板の交換をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。
また、波板は基本的に決まった大きさで販売されておりますので、サイズを調整していきます。
軒先が雨樋にかかるぐらいの長さに合わせて施工していきました。
波板の設置には専用のビスを使用いたします。波板の設置の際には2山半以上重ねるようにいたしましょう。重ねが少ないと雨水が侵入してしまいますし、逆に多いと風の影響を大きく受けてしまいます。適度な重なりを考えた時に2山半ぐらいがちょうど良いのです。
波板の交換工事が終了いたしました。既存の波板に比べ透明度があるので、視界が開けて圧迫感が少なくなります。お客様にも綺麗に仕上げてもらってよかったと喜んでいただけました。
今回は1階部分での施工でしたので足場なしでの施工を行わせていただき、撤去処分費、材料費込みで工事費用としては約150,000円でお受けさせていただきました。施工箇所や状態によって価格は前後いたしますので詳しくはお問い合わせください。
私達、街の屋根やさんでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2022年04月22日時点での費用となります。火災保険が適用できる?屋根工事・屋根修理【プロが解説!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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