
HOME > 施工事例 > 中野区中央にてトップライトの交換と、スーパーガルテクトでの屋.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:木下
担当:木下
中野区中央にお住まいのS様より屋根のカバー工事及びトップライト交換のご用命いただきまして工事を行わせていただきましたのでその様子をご紹介いたします。
既存の屋根材はアスベスト含有のスレートで旧クボタのアーバニーというスレートでした。
アーバニーの特徴はその見た目から見ていただくとお分かりいただくように通常のスレートと異なり、ランダムに配置されたような見た目になりますので、非常に意匠性の高いものになります。アーバニーには製造された時期によりアスベストの含まれたものと含まれていない屋根材をございます。アスベストの含まれていないアーバニーは非常に脆く割れやすいので注意が必要です。また、既存の屋根は少々特殊な納めがしておりケラバの板金は厚みのある材質のものでした。こういった素材の場合、材料が特注品になっていきますので事前のチェックは重要になります。
今回は屋根材にアスベストが含有されているとのことから屋根のカバー工事とトップライト(天窓)交換をご提案させていただきました。屋根のカバー工事は屋根材を撤去しないので環境にやさしく、費用も抑えられます。屋根のカバー工事は8,000円/㎡~承っております。(※屋根の形状、使用材によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。)
今回は他にも屋上防水工事や外壁塗装工事も合わせてご用命いただきましたそちらの様子については追ってご紹介いたします。さて、今回使用した材料の説明です。
新規トップライトはベルックスのスカイビューシリーズで、電動ブラインドのついたものに取り換えました。既存の物よりも規格が大きくなりましたので下地の調整が必要になるのですが、後日壁紙の交換を行うのでそれと併せて行います。トップライトの寿命は20年程なので、屋根のカバー工事を行う場合には先に交換を行うか、撤去してしまうのも選択肢の一つです。
新規の屋根材にはIG工業のスーパーガルテクト(Sシェイドチャコール)を使用しました。スーパーガルテクトはガルバニウム鋼板にマグネシウムを少量配合し、耐久性及び防錆性をさらに向上させた超耐久ガルバと呼ばれる素材で作られています。
表面には遮熱塗料が塗布されておりますので、表面には焼き付けの遮熱塗料が塗布されており、裏面には発砲の断熱材がつけられておりますので、夏の暑さに対しては非常に高い性能を発揮します。
また、屋根材同士上下を噛み合わせて施工していきますので、風にも強い作りになっております。
1平米あたりの重さとしましては5kg/㎡程度で既存のスレートが12kg/㎡なので屋根のカバー工事ですと1平米あたりで20kg/㎡ となります。屋根のカバー工事を行う場合には、なるべく軽い屋根材を乗せてあげるとお家のためになります。
さて、それでは工事の流れについて教えて写真と共にご説明いたします。
まずはトップライトの交換から行っていきます。既存のトップライトを撤去する際に周りのスレートの撤去をする必要があります。
既存のトップライトの取り外しが終了しましたら、トップライト本体を取り付け、周りの雨養生を行います。
この後は改修用の水切りの設置や防水紙の施工をいたします。今回はこのまま屋根のカバー工事を行うので残りは屋根材を葺いていく際に仕上げていきます。
続いて屋根のカバー工事の様子です。まずは既存の役物の撤去を行います。新しく屋根を重ねるので、なるべく平たい状態を作らなければなりません。
続いて新規の防水紙を施工していきます。今回使用した防水紙は田島ルーフィングのタディスセルフです。低粘着の防水紙で時間の経過とともにしっかりと既存も屋根材に張り付いてくれます。また、耐久性としても申し分なく、20年ほどはお使いいただけます。
防水紙の施工が終了しましたら、いよいよ屋根材の施工していきます。
屋根材を止めていくのは既存の屋根ではなく、その下にある垂木の部分になります。
垂木の間隔は455mmが一般的で、303mmの場合もあります。屋根のカバー工事の場合は棟を撤去した際に確認して施工していきます。
防水紙及び屋根材は軒先の方から施工していきます。下から上へ葺き上げていくことによって重なった部分が下を向きます。雨水が上から流れてきた際に、内部に侵入することを防ぐためにこういう施工が必要なのです。
また、トップライト廻りには水切りの板金の施工を行って、雨水の侵入を防ぐことと、排水がスムーズに行えるように雨仕舞をしっかりと行っていきます。
屋根材の施工が終了したら棟板金の施工を行っていきます。新規棟板金を固定していくにあたって貫板を新しくしたのですが、今回は樹脂製の貫板を使用しました。
樹脂製の貫板は木製のものに比べ腐食をしませんので、非常に耐久性に優れております。また腐食によって痩せたりもしませんので釘抜けなどをしっかり抑えることができます。
棟板金の施工まで終了しましたら、屋根工事が終了となります。
片流れの屋根になっているので棟板金も片棟仕様です。また、ケラバ板金もしっかりと納めました。
お客様にも仕上がりをご確認いただき、しっかりやっていてしっかりやっていてくれるでいたので、安心できたと言っていただけました。
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からマスクの着用を徹底しております。また、調査の際にもソーシャルディスタンスを意識し、感染リスクの低減に努めておりますので、何かお困りのことございましたら安心してご相談ください。
工事完了から1年が経過いたしましたので定期点検にお伺いしてまいりました。
街の屋根やさんでは工事に応じて施工保証をお付させていただいており、屋根工事、外壁工事、防水工事に施工保証をお付させていただいておりました。
施工保証の一環としまして定期点検を実施させていただき、工事後のご不安を解消させていただいておりますのでご安心ください。
今回は1年目の点検でしたので、ほとんど工事後と変わりのない状態でした。
使用した屋根材はスーパーガルテクトでしたが、施工当時の輝きそのままで一安心です。
スーパーガルテクトはSGL(エスジーエル)鋼板で製造された屋根材で、通常のGL鋼板にマグネシウムが2%だけ添加されたものです。
2%というと大したことないように見えますが、この2%のマグネシウムがすごく重要な仕事をします。
通常鉄などは表面のメッキ部分が劣化してきたり、傷が入ってしまうと地鉄が露出して錆が発生してしまいます。
そこでメッキされたマグネシウムの出番です。マグネシウムは雨水などで溶け出して、傷が入った部分を再メッキしてくれます。
イメージ的には怪我をした際に血小板が溶け出して硬化し、かさぶたを作るような感じです。
この仕組みによってスーパーガルテクトは従来のGL鋼板製の屋根材に比べ、約3倍もの防錆性を誇っております。
トップライトの方も確認させていただきましたが問題ありませんでした。トップライトなど開口部に関しては特に雨漏りを生じやすい箇所になりますのでご注意ください。
次回の定期点検は3年目になりますのでまたその際にご紹介できればと思います。
記事内に記載されている金額は2023年06月02日時点での費用となります。【工事前】
【工事後】
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今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
屋根カバー工法、スレート屋根カバー工事、ガルバリウム鋼板
【施工内容】
屋根カバー工法、スレート屋根カバー工事
【施工内容】
スレート屋根カバー工事