
HOME > 施工事例 > 練馬区上石神井にて訪問業者に棟板金の浮きの指摘を受けたお住ま.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷中
担当:谷中
屋根上に上ってみた状況です。棟板金には養生テープが貼ってあります。全体的にスレートは若干劣化しているものの築13年と言う事でまだまだ健康な状態です。
養生テープは訪問業者が貼っていったそうです。仮に棟板金が剥がれている場合、養生テープではあまりにも心もとないと思いますが、すでに大半が剥がれてしまっています。養生テープはそもそも「剥がすこと」を前提に作られている為、粘着力が弱く固定には向いていません。本当にテープで固定しようと思うなら、粘着剤が残る可能性はありますがガムテープを使うべきです。
広範囲に渡って養生テープが貼られていますが、すっかり剥がれかけています。しかし、棟板金が浮いている・貫板が腐食している部分は見受けられませんでした。
養生テープが貼ってあった箇所の側面です。釘が抜けている個所が見受けられます。釘は築10年もすると、確かに抜けてきます。原因は棟板金の膨張・収縮によるもので、日当たりの良い箇所はさらにそれが促進されます。
釘が抜けることで、棟板金内部に雨水が伝わり、貫板を腐食させてしまいます。腐食した貫板は釘を打ち込んでも効かなくなり、固定できなくなってしまいます。雨漏りの原因にもなりますので、そういった場合は貫板の交換工事が必要になります。
また、固定が弱まっている状態なので、棟板金自体が飛散してしまう恐れがあります。棟板金は重量のある鋭利な金属物なので落ちてしまったら大変危険です。
棟板金の他の部分の状況です。若干の釘浮きは見られますが、最大でこの程度です。しかし、放っておくと釘抜けは自然と進行してしまいます。また、屋根の上は簡単に見ることが難しく、釘の状態が容易にはわからないので、10年を目安として業者に点検をお願いしましょう。屋根の上は傾斜があって思ったよりも滑りやすい場所です。落下すると命に関わる怪我をしてしまうのでご自身での確認・補修は絶対にやめましょう。
棟板金に貼られた養生テープを剥がしていきます。
養生テープはすんなり剥がれましたが、粘着剤は若干棟板金に残っています。
インパクトドライバーという工具を使って横からビス止めしていきます。インパクトドライバーは単なるねじ止めの為の機械ではなく、ハンマーが内蔵されていることによってより強い力でビスを締め上げることができます。ただ重量がある工具なので、落としたら大変です。落とさないように注意して作業します。調査の時点で棟板金内部の貫板に腐食が確認できなかったので、補強工事を行うことができます。
既存の棟板金の釘の間にビスを打っていきます。貫板の厚みはだいたい15mm程です。きちんと棟板金が固定されるように横からまっすぐに打ち込む必要があります。
使用するビスは若井産業のダンパ(ドリルネジ)という製品です。錆びにくいステンレス製のビスです。
全体的にビス打ちが完了しました。後は少し浮いた釘を打ち直して補強工事完工です。
棟板金のビス補強は内部の貫板に腐食が無い状態の時に施工することができます。もし貫板に腐食が見られたり、貫板が浮いてしまっている場合にはビスによる補強工事は行えず、貫板、棟板金を丸ごと交換する棟板金交換工事が必要となります。棟板金の状況が知りたいなどお考えの方は是非、私たち街の屋根やさんにご相談ください。
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記事内に記載されている金額は2022年04月12日時点での費用となります。どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
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【施工内容】
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