墨田区本所で新たに換気棟を取り付けた屋根カバー工事を施工
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:藤崎
墨田区本所で屋根材にニチハのパミールを使用したお住まいのお客様より、屋根のメンテナンスについてご相談を頂いた事が始まりでした。いくつか既に改修業者から提案を受けていた様ですが、弊社の方の提案の方も聴いてみたいとの意向で、点検調査から工事のご提案をさせて頂く事となりました。
当社のご提案はアイジー工業社製のスーパーガルテクトによるカバー工事となります。耐久性は勿論の事、断熱材入りの快適性にも優れたガルバリウム鋼板製の金属屋根材となります。更にお客様の方から夏の暑さ対策等の面から換気棟を取り付けたいとのご要望も承り、スーパーガルテクトの純正品による換気棟の取り付けが可能である事や換気棟の構造、施工の流れをご説明しご検討頂く事となりました。
結果、当社の方に施工を任せたいとのご判断を頂き、換気棟を新設した屋根カバー工事の方を施工させて頂く事となりました。今回はその一連の工事の流れをご紹介致します。
当社のご提案はアイジー工業社製のスーパーガルテクトによるカバー工事となります。耐久性は勿論の事、断熱材入りの快適性にも優れたガルバリウム鋼板製の金属屋根材となります。更にお客様の方から夏の暑さ対策等の面から換気棟を取り付けたいとのご要望も承り、スーパーガルテクトの純正品による換気棟の取り付けが可能である事や換気棟の構造、施工の流れをご説明しご検討頂く事となりました。
結果、当社の方に施工を任せたいとのご判断を頂き、換気棟を新設した屋根カバー工事の方を施工させて頂く事となりました。今回はその一連の工事の流れをご紹介致します。
担当:藤崎
- 【工事内容】
- 屋根カバー工法
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 施工期間
- 1週間
- 築年数
- 18年
- 平米数
- 67.5㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせ下さい
- お施主様
- S様邸
- 保証年数
- 10年
- 【工事内容】
- 屋根カバー工法
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- スーパーガルテクト
- 施工期間
- 1週間
- 築年数
- 18年
- 平米数
- 67.5㎡
- 施工金額
- 詳しくはお問い合わせ下さい
- お施主様
- S様邸
- 保証年数
- 10年
現地調査
施工前の点検調査時におけるパミール屋根の状態となります。写真上側が北面、下側が南面です。南面の方は隣地に背の高いビルがあるこ事から日照時間が限定され、傷みの方も北側に比べると著しくない状況でした。反面北側は南側より陽射しや風の影響を受ける事も多く、症状がかなり進行している状況が視認出来ました。
北面の方が症状が顕著です
こちらが北側の状態となります。パミール特有の剥離症状がかなり進んでいる様子が窺えます。パミールはこの症状から、塗装工事が出来ないと言われる所以となります。要はこの表面に仮に塗装を掛けたところで、屋根材表面ごと剥離してしまうと言う論理です。ですのでこの屋根材の場合、屋根カバー工法か葺き替え工事がメンテナンスの方法となります。
屋根カバー施工を行います
北側メインに考えるとやはり早い段階でのメンテナンスは必要と言う事で、未だ下地がしっかりとしている内にカバー工法での屋根工事をされる事でお話を頂きました。更に当社の施工提案として断熱材の入ったガルバリウム鋼板製の屋根材スーパーガルテクトをお勧めさせて頂くと共に、お客様から暑さ対策の面でご相談を頂いた事に関しては、換気棟設置のご提案とご説明もさせて頂いて、当社へ施工を任せて頂く事となりました。
朝焼けと共に屋根工事がスタート
事前に足場仮設を行い、いよいよ朝焼けと共に施工スタートです。切妻形態の屋根ですので、大屋根の施工面は南北の2面となります。
棟板金や雪止めを撤去
先ずは既存の突起となるところの撤去作業となります。丸の部分のてっぺんの棟板金、軒先上の雪止めが撤去対象です。これらの突起を撤去し屋根をフラットにする事で全体がカバー出来る状態になります。
軒先唐草、ケラバ板金の取り付け
撤去作業の後は、役物板金の取り付け作業となります。軒先唐草やケラバ板金の取り付けとなりますが、所謂屋根の縁廻りの部分を指します。屋根の最下部を軒先唐草、屋根の側辺の部分をケラバと呼び、それぞれに入る部材が役物と呼ばれています。
粘着式の改質アスファルトルーフィングの敷設
その役物を取り付けた上で改質アスファルトルーフィングの設置となります。これは防水シートの事で下葺き材とも呼ばれます。この防水シートが既存屋根から下の部分を水の侵入から守ってくれる事となり、非常に重要な役割を担う事となります。スレート系屋根へのカバー工法の場合、粘着式タイプの物を使用し敷設して参ります。
換気用の通気開口部を設けています
下から順に防水シートを敷設していくと共に、今回は換気棟の新規取り付けがありますので、予め頂上の中心部分に換気用の通気口も空けております。
一旦防水シートで覆います
開口箇所を作った場所も含めて一旦全体を防水シートで覆い屋根材本体葺き作業の準備を行います。
スーパーガルテクトを葺いていきます
そしてスーパーガルテクトの取り付け工程です。スターターとも呼ばれる軒先唐草板金から始まり、下から1段ずつ順に一つ一つビス止めで固定し葺いていきます。
屋根葺き作業も順調に進みました
徐々に屋根本体のスーパーガルテクト葺き作業も頂上に差し掛かり、取り付けの方も滞りなく順調に進んで参りました。
換気棟の内側部材の取り付け
頂上の部分まで到達すると、防水シートにも切り込みを入れて通気用の開口部を作ります。更にその開口部に換気棟用の内側の水切り板金設置が必要となります。捨て水切りとも呼ばれる板金で開口となった場所を囲むように取り付けて水の侵入を防ぐ措置を施して参ります。
棟板金と換気棟の取り付け
両面とも屋根本体の取り付けを終えて仕上げ工程として棟板金、及び換気棟板金の取り付けを行います。下地となる貫板を取り付けますが、従来の木製貫板では無く、腐蝕に強いプラスティック樹脂製の貫板を使用して取り付けていきました。
換気棟の仕上げ
換気棟用の内側部材となる水切り板金を設置し、先程の最内側の捨て水切りと共に決して水が入り込む事の無い様処置し、棟板金を被せて仕上げとなります。この様に手順と仕様に沿った施工が不具合を生じさせない為には何よりも重要となります。取り合い部や継ぎ目にシーリング処理をすれば完成となります。
下屋根の施工
こちらのお客様は正面から見て裏面に当たる東側に下屋根が有りました。当然下屋根の方もカバー施工の対象箇所となります。工法としては同様に役物板金の取り付け、アスファルトルーフィングを敷設し、屋根材を葺いていく工程は同じとなります。
下地貫板は同様に樹脂製
下屋根は外壁に取り付いておりますので、その部分は雨押え板金が入ります。雨押え板金の下地も木材では無くプラスティック樹脂製の貫板を使用致します。貫板取付から板金設置、取り合いとなる壁際や継ぎ目部分にもシーリングを入れ仕上げて参りました。
下屋根も完成で工事終了
下屋根のカバー工事も終了でこれですべての施工スケジュールが完了致しました。
屋根カバー工事の完成
足場を取り払い工事の完了となります。隣地がビルで許可を頂き非常階段の部分から屋根を撮影させて頂きました。しっかりと仕上げられた事も確認出来、ようやく肩の荷が下りた印象です。
換気棟の方も問題有りません
中央部分には換気棟を設置してあります。通気もしっかりと保たれ、快適性の向上も見込めると共に、施工手順に沿ってきちんと構築してありますので、雨漏りの心配も有りません。
スーパーガルテクト、色はシェイドブルーです
隣地が大きな建物となるのでなかなか陽が当たる時間が限られますが、陽に当たるとスーパーガルテクトのシェイドブルーが鮮やかに輝いている様に映ります。
無事お客様へお引渡し
最後に上空からの写真になります。お客様にも仕上がりの方をご覧頂き、大変喜んで頂いてお引渡しの方も無事終えられました。私たち街の屋根やさんでは、手順と仕様に沿った作業と、新型コロナウィルス対策の方もしっかりと採りながら施工に携わらせて頂いております。是非皆様もお気軽にお声掛けご相談下さい。
2021年10月29日追記
施工後点検にお伺い致しました
施工後、異状の有無確認の為、1か月後の点検となります。取り付けた換気棟等も含め屋根状況は問題ありませんでした。今回施工させて頂いたきっかけはニチハのパミール使用に伴うメンテナンスでしたが、このスーパーガルテクトになって見違える様になったと気に入ってい頂けている様です。
ニチハのパミールとは
こちらが施工前の状況でした。ニチハのパミールとは屋根材の名称で所謂スレートとも呼ばれる屋根材の一つです。製造経緯として、従来品のスレートにはアスベストが混入されており、皆様もご存知の通り健康被害をもたらす素材ですので建材の使用に規制が掛かりました。その規制を受けて開発されたのがこのパミールとなります。要はパミールはアスベストが入っていない新素材としてデビューし、一般住宅に使用される様になりました。
パミールはアスベストの無い素材で特徴的な劣化症状から塗装が出来ない事が判明
アスベストが入っていないので健康的には有害ではありませんが、反面強度が従来品よりも弱くなってしまいました。そして製造から年月が経って、経年の症状としてこのような表面剥離や捲れを来たす事になり、通常のスレート屋根メンテナンスにおける塗装施工が出来ない下地状態となると言う事が判りました。
屋根の葺き替えかカバー施工が必要
メンテナンス方法としては今回の様な屋根カバー工法、若しくは屋根葺き替え施工が必要となります。パミールは2008年まで製造されていましたので、現在13年から25年経過しているお宅の場合、使用されている可能性が有ります。もし屋根にこの様な症状が見られるお客様がいらっしゃいましたら、私たち街の屋根やさんにお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2021年10月29日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
墨田区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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