
HOME > 施工事例 > 西東京市泉町で旧松下電工製のレサス屋根の葺き替え工事を行いま.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
担当:高田
西東京市泉町にお住まいのY様より、「昨年の台風19号(令和元年東日本台風)の際に屋根の破片が庭に落ちてきたので、状態を確認してほしい」と調査依頼をいただいたことが今回の工事のキッカケでした。
現地にお伺いして屋根に登ってみると、旧松下電工の「レサス」という屋根材が使われた屋根でした。
レサスはノンアスベストの先駆けの屋根材で、登場当初は健康被害などに考慮した先進的な屋根材として人気でしたが、発売から10年ほど経つのを目処に問題が発覚してきました。
アスベストは安価で建材を頑健にすることができる素材として重宝されていましたが、そのアスベストを素材から抜いたことにより、耐久性の無い脆い屋根材になってしまったのです(+_+)
同時期に発売された旧クボタのコロニアルNEOやニチハのパミールという屋根材も同様の症状を抱えており、この時期の屋根が使われたお住まいには注意が必要です!
棟の付近で屋根材が割れた部分を発見しました。
台風被害で屋根が割れたり抜け落ちてしまったりした際は、火災保険の申請対象となる場合があります。
火災保険と聞くと火災による被害のみが対象かと思われがちですが、ほとんどの保険会社で風災や雪害などの自然災害も対象としていることが多くなっています。
Y様も火災保険にご加入とのことでしたので、今回の内容で保険会社に申請を行い、約1ヶ月ほどで申請が受理されました。
被害規模が小さかったため、申請した金額の全額とは行きませんでしたが、申請金額の8割ほどの保険金が下りたため、その金額を工事費用に当てて葺き替え工事を行う運びとなりました。
保険が通って本当に良かったです(^_^)/
ご自宅全面に足場を設置させていただき、工事開始です(^_^)/
まずは古い屋根材を全て撤去していきます。
スレート屋根は㎡あたり20kg程の重さがあるので、撤去した屋根を下に下ろすのも一苦労です。
屋根の大きさに応じて使われている屋根材の総量ももちろん増えていくため、広い屋根だと一層大変な作業になります。
屋根材を全て撤去すると、緑色の屋根になりました。
これは防水紙といって、屋根材の下で雨漏りを防いでいる雨漏り防止の要と言える部分です。
紙という言葉が使われれいますが、紙ではなくてアスファルトが使われています。防水紙の寿命は20~30年と言われています。
屋根を剥がさない限りメンテナンスできない部分なので、葺き替え工事の際は必ず交換します(^_^)/
防水紙を撤去したら野地板が顔を出しました。
野地板を剥がせば屋根裏に直結してしまうので、野地板を剥がすことはしません。
その代わり、新しい野地板をこの上に増し張りしていきます。
築年数とともに野地板が痩せていて新しい屋根の下地として不安が残る場合があるため、葺き替え工事では基本的に野地板は増し張りしています。
より頑丈な屋根とすることで、耐久性を向上させる役割もあります。
野地板の増し張りが終われば次は防水紙を張り合わせていきます。
カバー工事の際は粘着性のある防水紙を使いますが、葺き替えの場合は特に粘着性のない防水紙を使います。
カバー工事では下地が元の屋根そのものとなるため、粘着性のある防水紙で固定するほうが良いのですが、葺き替えの場合は新しいキレイな野地板の上に防水紙を施工できるため、粘着性は必要ないのです。
固定にはタッカーと呼ばれる大きなホチキスのような道具を使って行きます。
また、防水紙は軒先から先に施工し、その後棟に向かって重ねるように施工していきます。
これは雨仕舞を考慮しての施工手順で、この逆で施工をすれば防水紙の上を雨水が流れた際に防水紙の内側へ雨水を侵入させてしまうことになります。
こういった手順への配慮も、シッカリとした工事のためには必要です(^_^)/
防水紙を張り終わったら、新しい屋根材を葺いていきます。
この手順も、先程の防水紙と考えは同じで、軒先から棟に向かって重ねて葺いていきます。
途中、スレートのサイズ調整が必要な場合は右の写真の裁断機を使ってその場でサイズを合わせて加工していきます。
今回のお住いの屋根は多面の屋根で細かい加工が必要な部分も多かったので、シンプルな屋根の形状に比べれば少し手間が多い工事でした。
このように、同じスレート屋根でも形状などによってお見積りの金額も変動するため、街の屋根やさんの無料点検・無料見積もりを有効にお使いいただければ幸いです(^_^)/
屋根を全て吹き終わったらてっぺんの棟板金を取り付けて、細かい取り合い部分などのコーキング処理などをして屋根葺き替え工事完了となります。
もともとの屋根と比べて、とてもキレイな屋根に生まれ変わりました(*^^)v
使った屋根材はケイミューのコロニアル遮熱グラッサです。スタンダードなコロニアルクアッドよりもワンランク上のスレート屋根で、表面に無機塗装が施されています。
釉薬瓦と同じような造りをしているため、塗装をしなくても30年は色褪せないと言われている優れたスレート屋根です。
遮熱性能もプラスされているため、夏の厳しい照りつけが原因となる2階の暑さも和らげることができます。
高性能でキレイな屋根にリフォームができて、Y様にもとても喜んでいただけました。
施工後の屋根をドローンで撮影した写真です。
屋根の上からの撮影よりも全体を確認することができて、点検の際にもドローンを活用する場面も増えてきました。
撮影した日は日差しが強かったこともあり、全体的にグレーの屋根色に見えていますが、使った屋根材はクールブラックという黒色なので、近くで見れば黒い屋根となります。
一般的なグレードのコロニアルクアッドよりもワンランク上のコロニアル遮熱グラッサを使った葺き替え工事なので、色褪せの心配もグラッサに比べるとほとんどありません。いつまでもキレイな屋根でいてくれればと思います。
私たち街の屋根やさんでは新型コロナウィルスへの感染対策として手指の消毒やマスクの着用を徹底して実施しています。
お問い合わせの際はご安心していただければ幸いです。
レサスからコロニアルグラッサへの葺き替え工事から一年が経ち、Y様邸に一年点検にお伺いしてきました。
流石にまだ一年ということもあって葺き替えたばかりと同じといっても過言ではないほどの美しい屋根を見ることができました。
この一年は台風も来ましたが2019年などの大きな台風に比べるとさほど大きいものでもなかったため、台風被害もなさそうでした。
よく被害を受けるのは一枚目の写真に写っている棟板金という部分です。
強風で浮き上がってしまったりという症状になることが多い部分ですが、今回の施工では固定に釘ではなくより頑丈なビスを使っているため、なんともなかったようです。
屋根材の色味や汚れ具合も問題なく非常に綺麗な状態でした。
コロニアルグラッサは一般的なスレートと比べて表面に施された無機加工が特徴的な屋根材であるため、色褪せしにくいことが特徴です。
一年ではまだ本領発揮かどうかの確認は難しいですが、この後の隔年点検で、その実力を見ていくことができればと思います。
今回は一年点検でY様邸にお伺いさせていただきました。
ご自身でも屋根を遠目から見ることができる立地のお住まいであるため、Y様もよくご自宅の屋根を見るようになったとのことですが、一年経ってもまだピカピカで見ていて気持ちが良く、本当に工事をしてよかったと笑顔でお話をいただくことができました。
工事前は屋根の汚れや欠け・割れの問題でお困りごとを抱えていたY様でしたが、工事のおかげでお困りごとが解消されて笑顔になられたお姿を見ると、担当させていただいた私も本当に嬉しくなりました。
街の屋根やさんでは施工保証を付けさせていただいた工事には、定期的な無料点検を実施させていただいています。
一年点検の後は隔年点検へと切り替わり、三年・五年・七年と続いていきます。
Y様邸の次回の点検は三年後となります。また笑顔でお話しできることを楽しにみしています(^_^)/
記事内に記載されている金額は2023年12月03日時点での費用となります。【工事前】
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【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
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