
HOME > 施工事例 > 北区滝野川で廃版となっている洋風厚型スレート屋根を軽量でスタ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
北区滝野川のs様から私たち「街の屋根やさん」にお問合せを頂いたのは、外装工事中に屋根に破損が見つかったことからでした。外装の塗装工事を他社様にご依頼し工事をされていたとのことですが、屋根材が割れているといわれたそうです。屋根材は洋風厚型スレートですが、隅棟に近いところの一枚が割れてしまっているとのことでした。なかなかそう簡単に割れる屋根材ではないので仮設工事中に割れてしまったのではないか、という疑念をs様は抱いたそうです。
結局、責任の所在は不明のまま屋根を葺き替えたい、というご希望の下、ほかの屋根材の破損状況も含めて調査をさせていただきました。完全に割れてしまっている部分は問題になっている箇所のみで他の箇所は、ややヒビが入っている程度でした。
今回、屋根の葺き替え工事というご希望がありましたので天窓の確認をいたしました。今後のリスクを考えて交換というご提案もさせていただきましたが、同じサイズはないためそのままで葺き替え工事を行っていきます。既存の厚型スレート屋根材の厚みが30mmあるので軒先の収まり具合も確認しています。たった1枚の破損した屋根材ですが住宅メーカーでさえも在庫はなく全体の葺き替え工事を行う事にお客様がご判断されました。候補の屋根材としてご提案させていただいたのは、ガルバリウム鋼板製の横葺き屋根材「ヒランビー」、「スーパーガルテクト」、天然石粒が屋根表面に葺かれてある「ディプロマットスター」の三種類です。その中でお選びいただいたのはスタイリッシュな質感と製品保証も一番長い「ディプロマットスター」となりました。実際に製品単価としては、ご提案三種類の屋根材の中では一番高めです。ただし、屋根の勾配によっては雪止め金具が必要とないため、実際に計算すると「スーパーガルテクト」とほぼ同じ金額になる事が多いです。その際の検討材料は、「見た目」と「製品性能」になってきます。
ご契約を交わさせていただき、いよいよ工事となります。工事着工の前にはご近隣の皆様にご挨拶をさせていただいております。突然工事が始まったらビックリされますし、工事では音やホコリも出ます。ご迷惑をおかけするのは避けられませんので少しでもご理解いただけます様務めております。今回の工事も屋根葺き替えとなりますのですぐ近くのお車には養生シートを掛けさせていただきました。
工事の準備としては、いったん外してあったメッシュシートを再度全面にかけていきます。職人の安全の為でもあり、周辺への飛散を避ける意味もあります。
屋根葺き替え工事は、既存屋根材の撤去から始まります。親棟から解体を行っていきます。和瓦の棟と違い、土や漆喰を使用していないため、残土等はほとんど発生しません。
s様の屋根の洋風厚型スレートはお互いが重なり合うように組まれています。さらに1段ごとに釘で固定されているので1段はすんなり外せても次の1段は釘を抜きつつ外すという手間がかかりました。この過ごしやすい季節の工事でさえ、職人皆、大汗をかきながらの作業です。
全体の洋風厚型スレート屋根材を外して、数枚ごとにまとめた状態です。朝から作業して約2時間ほどでここまで行う事が出来ました。ドローンで見ても屋根の面積が大きい事がわかります。
数枚ごとにまとめた屋根材を地上に降ろし積み込む作業を行っていきます。昇降機を設置した屋根側にバケツリレー形式で屋根材を運んでいきます。リズムよく行う必要がある作業です。
屋根材を降ろし終えたら屋根面に残された欠片や瓦桟に溜まったゴミ類を清掃して、瓦桟を撤去していきます。s様は野地板の様子を心配されていましたが、ルーフィングが切れている所もなく野地板も十分にしっかりとしておりました。状態を写真と共にご報告し工事を続行していきます。
ご希望もあり、野地板を重ね張りして下地補強を行います。構造用合板厚さ12mmを使用しています。
野地板の重ね張り補強が終了いたしました。
野地板を敷設し終えたら、新しい防水紙を敷設していきます。使用する防水紙は改質アスファルトルーフィングの田島PカラーEX+という商品です。
屋根の面積が大きいため、野地板の敷設、防水紙の敷設は実際は半面ずつ2日に分けて行っています。すべてを行ってしまって万一の雨が降った場合には困るからです。
葺き替え工事に使用する屋根材はディトレーディング社 ディプロマットスターという屋根材です。ガルバリウム鋼板と全く内容は変わらないジンカリウム鋼板の上に自然石粒層が形成されています。この石粒が様々な役目を果たしており、太陽光をやわらげ、雨音も拡散する効果があります。また摩擦係数が高い事と石粒の持つ蓄熱性から雪が大きく滑雪する心配がありません。ガルバリウム鋼板製の屋根材では雪止め金具は必須となりますが、メーカー試験においてもこのディートレーディング社の屋根材は非常に優れた特性を示しております。s様のご希望の中にもあった耐風性能もバッチリクリアの性能です。
良く見慣れているガルバリウム鋼板製の屋根工事の際に見るのとは一部施工法が異なるのは「棟おさめ」です。捨て板という板金を設置して貫板を使用しません。
棟際におさめるディプロマットスターを切断しています。一枚当たりの寸法は1350mm×405mm、働き寸法1300mm×362mm、一枚当たりの重量はたったの2.8kgです。1㎡あたりでも6KGにしかならない軽さです。基材のジンカリウム鋼板の厚みも0.39mmとよく使用されるガルバリウム鋼板製屋根材の0.35mmよりも厚くなっています。そこが製品保証の長さにもつながっているのでしょう。
私たち「街の屋根やさん」では屋根材の敷設にはビスを使用しております。釘を釘打ち機で打つ工事の方がコストも下がり作業も早いのは十分承知していますが、保持力は絶対的にビスにかないません。そこはこだわりです。
ディプロマットスターを敷設している様子です。
屋根材を敷設し終えて、棟をおさめて工事は終了となります。
立体感のある屋根材で高級感もあります。ディプロマットスターは4色で展開している屋根材です。きっと皆さんの屋根に合う色が見つかる事でしょう。製品保証も長い屋根材でs様にも安心していただくことが出来た工事となりました。まだまだ続く新型コロナウイルス感染予防をしっかりと行いながら定期点検でお世話になります。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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