
HOME > 施工事例 > 足立区鹿浜で雨漏りをしているポリカ波板工場庇屋根をガルバリウ.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
足立区鹿浜で工場を経営されているH様から、私たち「街の屋根やさん」に雨漏りの件でお問い合わせを頂きました。新型コロナウイルス感染拡大防止策を取ってH様の工場へ調査に伺いました。お話を伺うと雨漏りは主に屋根の上に置いてあるエアコンの室外機周辺から雨漏りをしているそうです。コーキングで仮補修を行っているようですが実際は止まっていないそうです。雨漏りをする部分の下には工場で使用する機械があるため困っているとのことでした。
屋根の様子を見ていきます。屋根はポリカーボネイト製の波板で葺かれていました。よしずが敷かれているのは夏場の日差し除けの為だそうです。この屋根は10年ほど前にやはり葺き替えを行っているそうです。
工場を冷やすためのエアコンの室外機の為、かなりの重量がありそうです。アングルをかませて屋根下地の軽量鉄骨に荷重がかかるようにはなっておりますがポリカーボネイトの波板は厚さが0.7mmです。最初のうちはポリカーボネイトの特徴である丈夫さもあったとは思いますが経年劣化には耐えられなかったのかもしれません。H様のご要望を伺うと、全面がポリカ屋根材でなくともよいとのことでした。そこでご提案させていただいたのは、屋根の中心付近はポリカの波板にすることで採光を得ることが出来、その他部分はガルバリウム鋼板製の波板を使用することで堅牢性を持たせることが出来るプランです。やはり明るさが無くなってしまうのは困るという事で、今回のご提案を了承していただき、ご契約、工事を行わせていただくことになりました。
足場で建物を囲ませていただき、工事を行っていきます。波板の長さが約4mの長尺である事、水上側が雨押え板金が絡むこと、エアコンの室外機のつり上げが必要なことなどから足場を掛けさせていただきました。
人力で持ち上げることはどうにかできたとしても、それを吊り下げておくことが出来ないため、ユニック車を使用して工事の間はエアコン室外機は吊り上げたままの状態にしておきます。
ポリカ波板と下地のC型チャンネルは鉄製のフックボルトで固定されています。ポリカ波板を外すにはこのフックボルトを外していきます。外してみて分かったのですが、フックボルトの刺さっていた部分が非常にもろくなっており、場所によっては裂けてしまっている箇所もありました。なぜだろう?と職人ともいろいろと原因を考えていた所、お客様から工場はかなりの熱気が発生するとの情報を頂きました。ポリカは高温にも低温にも強い素材ですが厳しい環境では耐久性はかなり下がるという事がわかります。
全てのポリカ波板を撤去して、新しいガルバ波板を仮設置して行きます。建物の奥側(水上側)を合わせてきっちり収まるかどうかの確認も兼ねています。ズレたまま固定してしまうと貼り終わりの方でうまく収まらなくなってしまう事があります。屋根材の長さがあるので少しのズレも終点では大きなズレにつながります。
波板の壁際の部分は工具を使用して立ち上げておきます。縦葺きの屋根材の場合はこのような処置を施し雨水の浸入を防ぎます。雨押え板金は既存の物を使用していきます。ガルバ波板をこの板金の下に差し込んでいきます。
今回使用したガルバ鋼板波板の厚みは0.5mmです。先ほどポリカ波板の厚みは0.7mmとお伝えしましたがポリカより薄いという事になります。しかし一般的に販売されているガルバ波板の厚みは0.27mmです。それを考えると倍近い厚みがあります。この厚みにしたのは、エアコン室外機を置くことを考慮したためです。
合計10枚の波板で構成される屋根のうち、中心部の3枚を明り取り用のポリカ波板で葺いています。
屋根全体の仮置きを行い、ポリカ波板を建物のセンターに配置できるように波板の重ねを調整したりと細かい作業を終えた後は屋根材をC型チャンネルに固定していきます。C型チャンネルの位置が分かるようにチョークラインで墨だしを行っていきます。壁際の雨押え板金の下側には波板の波にかたどられた面戸を差し込み雨水の吹き込みを防ぎます。
新しい波板を固定するのは、波板ビス、というビスを使用します。波板の山の部分に合う傘が付いたビスです。パッキンも付いているのでビスが差し込まれた穴から浸水することはありません。今までのフックボルトのサビが多かったこともあり、今回使用するビスはすべてステンレス製ビスを使用して工事を行いました。
軒先側は非常に細かく波板ビスを打ち込んでいます。これは屋根が風で影響を受ける場所はだいたい軒先からだからです。
工事が終わった後、お客様にも屋根に登ってもらいましたが、今までとは違って非常に丈夫になったと、喜んで頂く事が出来ました。最初は3枚のポリカ屋根では明るさが心配と思われていたそうですが、実際は明るさも十分で満足していただけました。明り取りのポリカ部分はまた10年くらいで交換しなければいけなくなるかもしれませんが、ガルバ波板部分は相当の長期間帰る必要もなく、エアコンが壊れてしまって室外機交換の必要が出た時も安全に作業ができることでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
【工事前】
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【施工内容】
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