
HOME > 施工事例 > 墨田区東墨田にて令和元年房総半島台風で被災した工場のポリカ波.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
墨田区東墨田のお客様は金属部品の工場と倉庫をお持ちです。昨年秋の令和元年房総半島台風(台風15号)の影響で倉庫の庇に葺いてあるポリカ波板、事務所の階段庇のポリカ波板に大きな被害を受けられました。火災保険を使用して復旧工事の見積もり調査依頼を頂き、調査をさせていただきました。
商品倉庫の大きなポリカ波板の庇部分の波板がところどころ剥がれかけたり、穴が開いてしまっておりました。軒先についている大型雨樋も台風の影響か大きく歪んでしまっておりました。
事務所に上がる階段部分にも庇屋根がついています。計3か所階段がありますがすべての部分でポリカ波板屋根に被害を受けていました。
階段は風の通り道となってしまうのでしょう。経年劣化で傷んでいたとは言え半分くらいの波板が飛ばされてしまっておりました。現地調査では波板の長さや枚数はもちろんですが、どのように復旧させていくのが効率よく波板がおさまるのかも考えて調査を進めていきます。また、作業には足場が必要になります。お客様の営業に支障のないように準備をすることも考慮しながらお打合せをさせていただきました。
お打合せの結果、作業は基本的にお客様のお休みの日に合わせて実施をすることになりました。仮設工事関係も邪魔にならないようにお客様のお休みに合わせて行い、足場を掛けっぱなしにできない部分はローリングタワーという移動可能な足場を使用します。
いよいよポリカ波板工事の開始となりました。お客様のお休みの日に合わせて実施しますが、さすがに一日では終わらないため、工事の優先順位を決めて段取り良く作業を行っていきます。一番メインとなる、倉庫庇部分は既存波板を撤去する班、新しい波板を設置する班、廃材をかたずける班と別れて行いました。高所作業車、ローリングタワー2台を使用しての工事です。
庇の波板の貼り替え作業は軒先側と壁際に別れて行います。これは波板の波を重ねて設置をするためです。特に長さの長い波板工事の場合はこの息のあった作業が重要となります。壁際には雨だれを防ぐ、雨押え板金がついていることが多く、その板金の下に波板を入れていくことになるためタイミングを合わせていきます。
今回の工事で使用した材料をご紹介いたします。住友ベークライト社のポリカナミという波板です。色と種類もかなりありますが、その中でお客様がお選びになられたのはブロンズマット熱線カットタイプです。熱線を50%以上カットしてくれます。またマット仕上げの為、透過する光も柔らかくなります。
波板の固定はフックボルトを使用して下地の鉄骨にひっかけて固定していきます。フックボルトの上部にはナットが付いておりますがこの締め具合も単純に締めれるだけ締めればいいものではありません。全体のバランスを見ながら締めないと波板の山がつぶれてしまったりしますので経験値が必要です。
メインの庇波板貼り替えの目処が付いたら、その他の庇部分の貼り替え作業も分担して行っていきます。階段部分は足場を掛けました。仮設足場は移動が出来ないためお客様の極力邪魔にならないように仮設し、工事終了後のお客様の休業日に解体いたします。駐車場スペースにかかる庇部分は仮設足場を掛けっぱなしにできないため、ローリングタワーを使用しての工事となります。この部分は波板の長さが短いため、一人での作業で行えました。
倉庫の一番大きな庇についていた雨樋は破風板に固定されていたのではなく、庇のタルキにあたる部分に樋吊り金具を固定して吊っているものでした。そのためもあって強度が足りていないようでした。そこでせっかく雨樋を吊り替えるので破風板を新設して、破風板に樋吊り金具を固定して雨樋を吊る事になりました。これだとまずは破風板の「面」が庇側にしっかりと固定されるため強固に雨樋を吊ることが出来ます。大型雨樋はセキスイV200です。折半屋根やスレート屋根では一般的なものです。雨樋の大きさは屋根に降る雨量で決められます。面積が大きい屋根の場合はV300やV500というようにサイズアップしていきます。
建物の裏側の雨樋も一部が被災していたため交換工事を行っています。
住友ベークライト社のポリカナミ、ブロンズマット熱線カットに貼り替えらた倉庫庇屋根です。破風板も新設してV200雨樋を吊り替えています。交換前はグニャグニャとしていた雨樋もシャキッとなりました。雨の日に雨樋から漏れる雨水が気になっていたとのことですが、これで雨でも荷積み作業が快適になっていただければ嬉しいです。これから暑くなってくる季節には熱線50%カットも効果を発揮してくれることでしょう。
駐車場の庇もキレイに貼り換えが終了いたしました。
階段部分の波板も既存品はうまく下地の桟に掛っていなかったものや固定が不十分だったもの見られたので長さの違う波板をうまく使い分けて丈夫に張り替えました。
庇下地の鉄部が破損してした部分は新たに鉄材の下地で補強し波板貼り替え工事を行いました。ただ単に復旧するのではなく、プラスアルファの快適性を私たち「街の屋根やさん」では提案させていただいております。もちろん新型コロナウイルス拡散防止にも十分気を付けて作業を行っております。ご安心してお任せください。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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