
HOME > 施工事例 > 町田市金井にて台風で棟板金が飛散した屋根をスーパーガルテクト.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
担当:富田
昨年の台風によって建物の屋根が被害を受けました。強風で煽られたことで屋根に設置されている棟板金が剥がれてしまいました。
スレート葺き屋根の面と面がぶつかる部分にかぶせてあるのが棟板金で、屋根の上に貫板という木を固定してから棟板金を被せて釘で固定していきます。何年か前に塗装工事をおこなっているので、棟板金が剥がれた部分は元のスレートの色が残っていました。
貫板を固定している釘がスレートに刺さった状態で棟板金と貫板が剥がされていました。経年劣化によって貫板が腐食してしまい釘が効いていない場合、風で煽られて板金が浮くことがありますが、今回は板金と一緒に貫板も剥がれています。
飛ばされたのは屋根の一部ですが、他の部分も浮いていて飛ばされる危険がある棟板金がありますので、一緒に直す必要があります。今回の直接的な被害の原因になったのは台風の強風によるものですが、棟板金を良く見る斑点の様に色が変わっているところがあります。これは、雹がぶつかった跡で台風だけでなく昨年の5月に降った雹の被害も受けていたようです。
工事までの間に雨水が入り込まない様に防水テープを張って養生しておきます。
お問合せのきっかけになった棟板金の剥がれは台風の強風によるものですので、火災保険の風災が適用になります。元の状態に戻す為にかかる費用を保険会社が負担してくれますので、保険申請も同時におこないます。実際には屋根全体に傷みが出ていますので棟板金だけではなく葺き替え工事をおこなう事になりましたので、保険で降りた費用を実際の工事費に充てて工事をおこないます。
今回おこなう工事は葺き替え工事で、古い屋根材を剥がすところから工事が始まります。
スレート材の下には防水紙(ルーフィング)が葺いてありますが、経年劣化と熱によってスレート材に張り付いてしまうので、剥がす時にビリビリに敗れてしまいます。雨漏りしていませんでしたの古い野地板の状態はそれほど悪くありません。
アスベストが含まれた屋根材に規制がかかったのが2006年9月です。築25年ですと1995年ころの建物ですので、屋根のスレートにはアスベストが含まれています。アスベストを含んだ材料の処分は他の物と一緒に捨てる事が出来ませんので、積み上げておきます。
1階に増築部分が有りトップライトが取り付けてあるのですが、屋根に穴を開けて取り付けますので、他の部分と比べて雨水が入り込まない様に対策をしっかりとする必要があります。
古いスレートを剥がした後は、12ミリの合板を屋根全面にはっていきます。これは野地板といって新しく葺く屋根材の下地として使用していきます。野地板を垂木(たるき)といって45センチ間隔に縦に取り付けてある部分に固定します。
鉄砲釘で止めていくので、タンタンとリズミカルな音が聞こえてきます。一階のトップライト回りにも野地板を貼って下地を作っていきます。
野地板を全面に貼った後は防水紙(ルーフィング)を葺いていきます。屋根は屋根材と下に葺いた防水紙によって雨から建物を守っていきますので、上から流れてきた雨水がスムーズに軒先に流れる様に重なりを設けて屋根を覆っていきます。
冬場の屋根工事で気にしておかなければならないのは、屋根に霜が降りてしまう事です。画像の白く見えるところは新しい屋根材に霜が降りてしまったもので、明け方の気温が低くなると表面が霜で覆われてしまいます。新しい屋根材はガルバリウム鋼板製のスーパーガルテクトですので、霜が乾いて無くなるまで滑ってしまうので屋根上っての作業が出来ない事があります。
スーパーガルテクト葺きの屋根は、古いスレートと比べても表面がツルツルになっていますので、スレート屋根の時に雪止めが付いていなかったとしても、必ず雪止めは取り付けておきましょう。屋根塗装工事の時もそうですが、雪が屋根の上を滑りやすくなりますので、雪対策はしっかりとおこないます。
棟板金の釘ではなくビス(ネジ)で固定しますので、今までの様に抜けてしまう事も無く台風の時でも被害を受けにくくなりました。
玄関の上に設置してある庇の上も同じスーパーガルテクトで葺いて仕上げています。
1階の屋根のトップライト回りも専用の板金を納めて雨仕舞をしっかっりとおこないましたので、雨漏りの心配も無くなり安心です。
今回の工事のきかっけは台風で被害を受けた事で、火災保険の風災の対象になりました。被害を受けたのは棟板金ですので屋根全面の葺き替え工事は対象になりませんが、足場を含めて工事費の一部に入れる事が出来ますので、通常の工事費よりも自己負担を抑える事が出来ました。
自然災害によって被害を受けない事が一番良いのですが、もし被害を受けてしまった場合は火災保険を有効に使いましょう。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。【工事前】
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