
HOME > 施工事例 > 荒川区で瓦屋根から横暖ルーフハイブリッドでの葺き替えで雨漏り.....
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:渡辺
担当:渡辺
お部屋の天井にはテープで印がつけられていました。室内で採寸し、屋根へとのぼります。都内の古くからの商店街ということで建物同士が密接してることが分かります。これは施工もちょっと大変そうです。
一目見ただけでいろいろと問題を抱えていることが分かります。まず、棟が歪んでいます。漆喰も剥がれている部分があります。天窓も怪しそうです。
過去に補修された跡が残っていました。雨水が浸入しそうなところは全て埋めてしまえとばかりに施工したようで、モルタルやコーキング材が塗りたくられています。ここまでやってしまうと、雨水の逃げ道を塞いでしまうことにもなるので、逆効果です。雨漏りの原因にもなります。
雨水の浸入箇所となっていると思われるところの瓦を外してみました。古いお住まいなので下地には杉皮のとんとんが使われていました。大量に盛られたモルタルが雨水の流れを邪魔しており、前日の雨が溜まっています。雨漏りを止めるためには棟の積みなおしとパラペットの取り合い部分、笠置の補修が必要です。これで一旦、雨漏りは止まるでしょう。しかし、老朽化が進んでいるため、今度は違うところから雨漏りがはじまりそうです。このまま雨漏りと補修を繰り返すいたちごっこになってしまいますし、住宅密集地だけに何度も工事を繰り返すわけにもいきません。一度の工事で長く安心して過ごせる屋根葺き替えをご選択されました。
現場が商店街で、しかも仮設する足場が公道にはみ出てしまうため、荒川区役所と管轄の警察署へ道路使用許可と道路占有許可を申請します。
警察署からの許可は最短の場合、1日でおります。区役所の方は1週間ほどかかりますのでそのことを考えて工事日程を組まなければなりません。
都内の商店街ということで隙間なく建物が建っています。足場を仮設し、人が接触しそうなところはスポンジなどで養生します。人通りが多いところなので、そういうところにも気を使います。
屋根葺き替えというのはこれまでの屋根材を取り外しますので、それを屋根から降ろさなければなりません。また、新規葺き替えの屋根材も屋根の上に上げなければなりませんので荷揚げ機を使って上げ下ろしをします。これで作業効率アップです。
これまでの瓦桟と杉皮の上から補強用の野地板を貼り付けていきます。これが新しい屋根の下地になります。こういったシンプルな形状のところは作業しやすいのですが…
パラペットの取り合い部分などは問題です。複雑な形状をしているので面に合わせて合板を加工していきます。傷んでる部分も多いので交換したり、補強しながら進めていきます。
野地板の次はルーフィング(防水紙)の敷設です。今回はアスファルトルーフィングを使用しました。激しい雨や強風を伴った雨は表面の屋根材だけでは受け止めきれず、その下にも浸入してきます。浸入してきた雨水をお住まいの内部に入らないようにしているのがルーフィングなのです。
いよいよ屋根材を葺いていきます。使うのはニチハ横暖ルーフシリーズのハイブリッドです。色はギングロで、これまでのいぶし瓦屋根と同じです。遮熱塗料が塗られた鋼板なので、室内の温度上昇を抑えることもできます。
パラペットの内部は傷みが酷く、腐食も進んでいました。腐食している部分は交換し、必要に応じて補強を入れています。この傷み具合、前述の「雨水が浸入しそうなところは全て埋めてしまえ」と施工したことが影響しているのでしょう。雨水の逃げ道を塞いでしまうことよって腐食を早めたと思われます。
パラペットと屋根の取り合い部分は複雑な形状になるため、気を使って作業に当たります。形状が複雑だと雨水が浸入しやすくなるからです。各面の形状に合わせて加工し、隙間無く施工していきます。
雨漏りの原因となりやすい天窓周りも板金を加工してしっかりと雨仕舞いしました。これで瓦屋根からガルバリウム鋼板の屋根への葺き替えが終わりました。今後は雨漏りの不安なく、安心して過ごせると思います。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
【工事完了後】
パラペットやその笠木の部分は雨水の浸入しやすい部分です。商店などでは看板や店名を入れるためにパラペットが設けられています。「何年も点検していない」、「点検が疎かになっている」という方は一度、点検しておいた方が良いでしょう。
そのパラペットの部分ですが雨水が入り込まないよう、しっかりとガルバリウム鋼板を板金加工し、施工しました。屋根との取り合い部分と立ち上がり部分をしっかり雨仕舞いしております。きっちりとメンテナンスしてあげればこの先、何十年と雨が浸入することはないでしょう。
そのパラペットの部分ですが雨水が入り込まないよう、しっかりとガルバリウム鋼板を板金加工し、施工しました。屋根との取り合い部分と立ち上がり部分をしっかり雨仕舞いしております。きっちりとメンテナンスしてあげればこの先、何十年と雨が浸入することはないでしょう。
瓦から金属屋根になりましたので、屋根の重量が約10分の1になりました。屋根が軽くなると耐震性や減震性に寄与します。重い屋根は地震に不利なのです。大きな地震が来るたびに「瓦屋根から軽い金属屋根に葺き替えたい」というお客様からのご相談が増えます。いつかやってくるといわれている大震災が心配な方は軽い金属屋根を検討してみてはいかがでしょうか。
【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
屋根葺き替え、瓦屋根葺き替え
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屋根葺き替え
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屋根葺き替え、瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事
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