
HOME > ブログ > 八王子市別所にて雨漏り調査、緩勾配の屋根の場合には使用できる.....
更新日:2022年06月12日
八王子市別所にて天井からの雨漏りが生じているとのことでお問い合わせいただきまして調査に行ってまいりました。
まず室内の状態から確認させていただいたのですが、天井部分に雨染みが生じておりました。小屋裏の状態を確認させていただくために点検口から内部を見させていただくと多くの雨染みが生じており、ところどころでカビの発生が生じておりました。
雨漏りを引き起こしたまま放置してしまいますと木下地が腐食し木材腐朽菌という菌類が繁殖いたします。見た目は白いキノコのようなものなのですが、木材にとっては天敵で腐食を進めてしまう厄介なやつらです。
小屋裏の確認をさせていただき、屋根に登って調査をさせていただきました。
屋根に登ってまず感じたことは勾配の緩さです。勾配とは屋根の斜面の角度のことで、〇寸勾配とよく呼ばれます。3寸勾配以下で緩勾配、6寸以上で急勾配の屋根と呼ばれます。急勾配の屋根に関してはアバウトなところで、業者によっては7寸以上で急勾配だと判断して、屋根足場の設置等行います。
勾配を計ってみると2.8寸の屋根でした。ここで問題になってくるのは急勾配の場合ですとあまり関係ないのですが、緩勾配の屋根ですと使用できる屋根材が限られてくるという点です。屋根材にはそれぞれ使用できる勾配が設定されております。スレートで言えば2.5寸以上の勾配が必要になりますので非常にギリギリのラインでした。
今まで雨漏りを起こさなかったのに急に雨漏りを起こし始めた原因は何なのでしょうか。その原因はスレートの塗装にありました。
上の写真はスレート同士が重なっている部分を接写したものなのですが、隙間が見事に埋められているのがお判りになりますでしょうか。本来スレート同士の重なっている部分には水を抜くために隙間があります。しかし塗装工事の際にこの隙間を埋めてしまったことで内部に水が滞留し、防水紙の劣化も相まって雨漏りに転じてしまったのだと考えられます。
スレートを保護するために行った工事で雨漏りを引き起こしてしまったわけです。この隙間を塗装中にあける工程を縁切り作業というのですが、屋根の塗装工事では最重要事項になりますので覚えておいていただきたいです。
塗装業者の中には格安で行う代わりに人件費を抑えてこの縁切り作業を行わない業者もあります。作業中進捗の確認をしていただくのが一番ですが、もともとお見積もり等に縁切り作業の項目のない塗装業者には特に注意が必要です。
今回は下地の状態があまり良くはありませんでしたので屋根の葺き替え工事をご提案させていただきました。スレートからスレートへの葺き替え工事は税込み987,800円~(切妻屋根60㎡の場合)承っております。屋根の形状、勾配によって価格は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
私達、街の屋根やさんでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとございましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2022年06月12日時点での費用となります。【新シリーズ:施工事例を紹介!】雹(ひょう)の被害を受けたスレート屋根をスーパーガルテクトで屋根カバー工事!【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
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街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
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