荒川区荒川 飛散した棟板金の調査で耐久性のある樹脂製貫板をおすすめ
更新日:2021年11月08日
荒川区荒川にお住まいのお客様より、強風により棟板金(むねばんきん)が剥がれてしまったとのご連絡をいただき現地調査へ伺いました。2018年、2019年と台風による被害が発生しましたが、この2年は台風の直撃もありませんでした。台風の際に応急処置していた棟板金が、強風により飛散してしまうということもあるようです。今回は、棟板金の点検結果についてご報告いたします。
飛散の状況を確認
屋根の頂上部分にある大棟(おおむね)の棟板金が飛散している状態を確認しました。棟板金内部にある貫板の片側がすっかりなくなっている状態でした。また、貫板を固定していたはずの「釘」が残ったままでした。それだけ貫板が劣化していたということが分かります。
下り棟の棟板金も飛散
大棟から下へ向かって設置されている下り棟(隅棟)の棟板金も一部剥がれている状態でした。こちらの貫板は、割れて無くなってしまっていたり、ポロポロと崩れている状態でした。大棟と下り棟2本の棟板金接合部分はコーキング処理されていましたが、飛散時に剥がれてしまいました。
棟板金交換のご提案
飛散せず残っている棟板金も確認しましたが、釘浮きが目立っていました。固定が緩んでいる状態のため、内部の貫板(木材)の劣化が進んでいることがうかがえます。貫板は、屋根に直接固定しますが、これまで木材を使用することが多く、水分による腐食に弱いため、劣化した場合は棟板金の浮き・剥がれを招いてしまいます。棟板金は貫板に固定しますので、劣化に強い貫板にすることで耐久性がUPします。木材に代わり樹脂製の貫板で棟板金交換のご提案となりました。
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