
HOME > ブログ > 世田谷区奥沢でアレナ・ウーノで葺かれた屋根を調査しました
更新日:2021年06月14日
世田谷区奥沢にお住まいのお客様より築20年を超えてきたので点検をお願いしたいとお問合せをいただき、現地調査にお伺いいたしました。使われていた屋根材は松下電工(現:パナソニック)が1999年(平成11年)から2002年(平成14年)の4年間だけ作っていた「アレナ・ウーノ」という屋根材でした。職業柄様々な屋根材を日々見ていますが、アレナ・ウーノの実物は初めて見ました。クボタのグリシェイドとも見た目が似ているのですが、グリシェイドは縦に向かって木目のような模様が走っているのに対し、アレナ・ウーノは全体的にものっぺりとした模様をしています。
アレナ・ウーノが造られていた時期の屋根は、アスベストを入れて造られていることが当たりまえでした。アスベストは非常に安価でありながら、材料として混ぜると建材をとても頑丈に造ることができるため、当時は重宝されている素材でした。飛散したアスベストを吸い込むことで起こる健康被害が明るみになってからはアスベストの利用が禁止されるようになり、今では使われない素材になってしまいました。アスベストはご自身で屋根材を砕いたりしない限りは飛散することもないため、屋根材に使われているからすぐ葺き替えなければいけないというわけでもありません。正しい知識で対応していくことが大事です。
今回の屋根では目立った外傷はありませんでしたが、築20年となるとそろそろ屋根全体のメンテナンスを考える時期になってきます。屋根は屋根材に問題が無くても、屋根材の下に葺かれている防水紙がダメになると雨漏りを起こしてしまいます。防水紙は屋根材を塗装してもメンテナンスすることはできないので、防水紙の寿命と言われる20~30年の間にお住まいの築年数が差し掛かったら、カバー工事や葺き替え工事と言った屋根全体のメンテナンスを考えていきましょう。
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記事内に記載されている金額は2021年06月14日時点での費用となります。屋根葺き替えvs屋根カバー!違いを分かりやすく【プロが解説!街の屋根やさん】
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