
HOME > ブログ > 調布市布田で劣化したスレート屋根を調査しました
更新日:2021年05月13日
築15年となれば、スレート屋根のメンテナンスを考えなければならない時期になっていると言えます。状態に応じて、塗装、カバー工事、葺き替え工事の3種類の中からご提案することになりますが、今回調査したスレート屋根は「コロニアルNEO」という屋根材で、ある特徴からおすすめできるメンテナンス方法が限られてくるものです。コロニアルNEOは、建材へのアスベストの含有が問題視されて規制が設けられ始めた2000年初頭に、アスベストを含有量を規定内に収めて登場した屋根材です。アスベストが健康面での悪いイメージを持ってしまったため、次期屋根材として期待されていましたが、利用が始まって10年ほど経ったころに、様々な問題が報告されるようになりました。
コロニアルNEOの特徴として、非常に割れやすいという点があります。築10年程経った頃に、コロニアルNEOを使った屋根でこの割れが多数報告されるようになりました。原因は、他でもないアスベストの含有量を減らしたことです。アスベストは健康被害への影響が発覚するまでは、安価で建材の強度を非常に上げることができるとても優秀な素材として活躍していました。屋根材も例外ではなく、アスベストを含んだ屋根材は現在でも壊れずに残っているものも多く、その頑丈さが窺えます。屋根材にアスベストが使われていても粉砕などしない限り健康に影響はないのでご安心ください。そんなアスベストを極限まで減らして頑丈さを保つ技術が当時ではまだ未熟であったため、この時期に造られた屋根材では似たような劣化の報告が多く上がっています。
スレートの浮きや苔も確認できました。これはスレートが水を吸うようになっていることが原因で起こる現象です。こうなる前に、本来であれば塗装のメンテナンスをすることで劣化の進行を遅くすることができますが、コロニアルNEOの場合、塗装はそもそもオススメできません。非常に割れやすい特徴は、塗装をしても変わらず塗装の意味がなくなってしまうからです。製品の質にムラがあり、全く割れの症状が出ないコロニアルNEOも中にはありますが、基本的にはカバー工法か葺き替え工事での全体的なメンテナンスをオススメいたします。
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