
HOME > ブログ > 調布市調布ヶ丘で縁切りしていないスレート屋根は雨漏りに繋がり.....
更新日:2021年05月13日
調布市調布ヶ丘で屋根の調査をおこないました。雨漏りしているので屋根の状態を見て欲しい、というお問合せです。築14年の建物で4年前に屋根の塗装工事をおこなったそうです。雨漏りが始まったのは塗装工事をおこなって暫く経ってからとの事ですので、何が原因になっているのかしっかり調べます。スレート葺き屋根は確かに塗装工事をおこなった形跡がありますが、4年にしては塗膜の劣化が早い気がします。しかし、塗膜が劣化していても雨漏りに繋がる訳ではありませんので、他に原因がありそうです。
スレート葺き屋根の塗装工事をおこなう時には、どんな塗料を使うのかという事よりも重要な点があります。それは、スレートが重なった部分が塗料で埋まらない様にする事です。スレート屋根は軒先から葺いていき、上の段を重ねて葺く屋根材です。必ず重なった部分が出来るのですが、塗装工事の時にここが塗料で埋まってしまうと雨漏りに繋がってしまいます。この重なり部分は雨水の逃げ道としてとても重要な部分ですので、塗料で隙間が埋まらない様にわざと隙間を開けてから塗装工事をおこないます。これを『縁切り』といい専用の部材を差し込んで隙間を開けてから塗装をおこないます。今回調査している雨漏りした屋根は、ここが塗料で塞がっていました。
隙間に切れ目を入れると雨水が垂れてきました。これは雨水が溜まっている証拠で、酷くなると雨漏りの原因になってしまいます。スレートの下には防水紙(ルーフィング)が葺いてあり、新しい内は良いのですが築年数が経過すると防水紙もヒビ割れたり切れたりしますので、雨水の逃げ道が無くなって溜まる事で雨漏りに直結してしまいます。
屋根の調査をおこなう時に、塗装工事をした跡がある建物で縁切りしていないスレート屋根を結構見ます。スレートは古くからある屋根材で、塗装工事の際に縁切りをおこなわない事が結構ありました。雨漏りに繋がってしまう事がわかり縁切りをおこなう様になったのですが、塗装工事をおこなった後に切れ目を入れる方法が取られていました。今ではタスペーサーという縁切りの部材を塗装工事の前に差し込む事で、隙間を開けた状態で塗装工事をおこなっています。調布市調布ヶ丘で調査したスレート屋根は、縁切りをおこなっていない事が原因で雨漏りしていました。下地が腐食していますので早めに葺き替え工事をおこなって被害の拡大を防ぐ必要があります。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。屋根葺き替えで雨漏り解決!メリット・デメリットを解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
漫画で読むならコチラ
動画で見るならコチラ
街の屋根やさんは東京都以外にも神奈川県、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
【施工内容】
雨漏り修理
【施工内容】
雨漏り修理、防水工事
【施工内容】
棟板金交換
【施工内容】
スレート屋根工事
【施工内容】
雨漏り修理